- ベストアンサー
初めて投稿致します。
初めて投稿致します。 以前大学の社会心理学の講義で、「見知らぬ土地に行くと人は開放的になって、普段はやらないようなこともする」というような話を聞いたことがあります。 「秩序崩壊」みたいな意味の心理学用語、カタカナで言い表せた気がするのですがご存知ありましたら教えてください。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
「見知らぬ土地に行くと人は開放的になって、普段はやらないようなこともする」。 いわゆる「旅の恥は掻き捨て」というやつですね。 で,この現象は「秩序崩壊」みたいな意味のカタカナ語で説明できると。 とすると,いちばん近いのは「アノミー(anomie)」ではないでしょうか。 これは心理学用語ではなく, フランスの社会学者エミール・デュルケムが提唱した概念で, 「社会規範の動揺や崩壊から起きる欲求や行為の無規制状態」を指します。 デュルケムが問題としたのは急激な社会変動に伴うアノミーでしたが, 「旅に出る」というのが小さな社会変動と考えれば, 「旅の恥は掻き捨て」は小さなアノミーと捉えることもできそうです。 アノミーを心理学のレベルで説明するとなると, 「公的自意識(public seif-awareness)の低下」とか, 「没個性化(deindividuation)」といったものが関連しそうですが, カタカナ語というのはちょっと思い当たりません。
お礼
アノミー!!まさにそれでした!講義が社会心理学だったので、デュルケームも扱ってたんだと思います。 スッキリしました。ありがとうございます。