- ベストアンサー
不動産の仕入れについての質問
- 不動産の仕入れについてご質問です。ある会社で、不動産売買業を営んでおりそこで仕入れの際の仕訳をお伺いしたく質問いたしました。
- 売買残代金、固定資産税・都市計画税日割分、管理費・計画修繕積立金日割分、賃貸敷金、家賃清算金、仲介手数料などの入出金に関して質問しています。
- 質問者は物件の売買に関わる入出金の仕訳について知りたいとしています。また、敷金が収益になるのかどうかも疑問に思っています。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
簿記の勉強をしているのなら仕入一本でもいいでしょうが、会計実務では大分類「売上原価」を使用します。仕入や支払手数料など、棚卸資産を構成する各科目をこの大分類の下の明細科目として設定します。 敷金や家賃精算金があるので、賃借人(店子)がいる状態での売買との前提で回答します。 >売買残代金⇒3,200,000(出金) 売上原価・仕入3,200,000/現金預金3,200,000 >固定資産税・都市計画税日割分⇒27,283(出金) これは税務当局に支払うものではなく購入先に支払う価格の調整金ですから、租税公課ではなく仕入を構成します。実際に官公庁に支払う不動産取得税や移転登記の費用などは仕入に含める必要はなく(法人税基本通達5-1-1の2)、販管費の租税公課で処理します。 売上原価・仕入27,283/現金預金27,283 >管理費・計画修繕積立金日割分⇒660(出金) マンションの一室ということですね。管理費は費用であって仕入を構成しますが、修繕積立金は積立金ですから本来は費用にはなりません。ただし売却した際には御社が負担した積立金を売り先に請求することはできないでしょうから、結局費用化されることになり、仕入として処理して差し支えないと思われます。 売上原価・仕入660/現金預金660 >賃貸敷金⇒250,000(入金) 敷金は将来店子が退去する際に返還すべきものですから預り金になります。収入ではありません。この物件を売却する際にも預り金として引き継ぐことになるでしょう。 現金預金250,000/預り敷金250,000 >家賃清算金⇒5,000(入金) 前受家賃ということだと思います。質問の取引段階では収入ではなく、家賃滞納が発生して実際に家賃に充当されたような場合にのみ収入となります。これも前受金のまま売却先に引き継ぎます。 現金預金5,000/前受家賃5,000 >仲介手数料⇒155,400(出金) 仕入に伴って支出した経費は原則として取得原価になりますので、大分類「売上原価」で処理する必要があります。支払先が仕入先とは異なるので、仕入にはしないのが一般的です。 売上原価・支払手数料155,400/現金預金155,400 なお、不動産業なら物件別の台帳があって、質問の各収支も管理されているはずなので、営業担当者に確認すればわかると思います。
その他の回答 (1)
- guppy100526
- ベストアンサー率55% (167/299)
不動産等を取得した場合において、その取得価額に含めるか否かについては、おおむね次のとおりです。 ◎不動産を取得するまでに要した費用 →その取得価額に含める。(例えば、立退き料など) ◎不動産を取得したとき以後の費用 →不動産等の取得価額には含めません。(取得後の、固定資産税や登録税など) ------------------- ところで ご質問の中で不動産を取得するまでに要した経費は 売買残代金⇒3,200,000(出金) とすると 借)仕入 3,200,000 貸)買掛金 3,200,000 となります。 ------------------- また、それ以外の損益が不動産を取得した後のものである場合には、その後の損益になりますので 固定資産税・都市計画税日割分⇒27,283(出金) 管理費・計画修繕積立金日割分⇒660(出金) 賃貸敷金⇒250,000(入金) 家賃清算金⇒5,000(入金) 仲介手数料⇒155,400(出金) については ------------------- (仕訳の例) 借)租税公課 27,283 貸)現預金 27,283 借)管理費 660 貸)現預金 660 借)現預金 300,000 貸)家賃収入 300,000 借)支払手数料 155,400 貸)現預金 155,400 となりませんか?
お礼
こんにちわ 非常に参考になりました。 ありがとうございました。
お礼
こんにちわ 非常に詳しくご説明頂きありがとうございます。 この方法で処理させて頂きます。 本当にありがとうございました