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デュワーベンゼンの6つの上下に伸びたπ性の2p軌道からなる非局在化した
デュワーベンゼンの6つの上下に伸びたπ性の2p軌道からなる非局在化したπ軌道のエネルギーを求める永年方程式を立てると(クーロン積分をα、重なり積分は0、共鳴積分をβ) |αーE β 0 0 0 β| |β αーE β 0 β 0| |0 β αーE β 0 0| = 0 |0 0 β α-E β 0| |0 β 0 β αーE β| |β 0 0 0 β αーE| となりますよね。 この6行6列の行列式ってどうやってEについて解くんですか? 解答を見ると、E=α+xβとしたときのxを |x 1 1| |x 1 -1| |1 x+1 1|×|1 x-1 1| =0 |1 1 x| |-1 1 x| をxについてといて、その解をE=α+xβに代入したものが答えとなっていました。 上の式からどのようして下のxの式を作ったのでしょうか? また4行4列、5行5列の行列式になってもこのようなとき方はできるんでしょうか??
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> 上の式からどのようして下のxの式を作ったのでしょうか? E=α+xβではなく、E=α-xβと置けば α-E=xβ, β≠0より永年方程式が |x 1 0 0 0 1| |1 x 1 0 1 0| |0 1 x 1 0 0| = 0 |0 0 1 x 1 0| |0 1 0 1 x 1| |1 0 0 0 1 x| の形になります。これに参考URLの公式を使うと、質問文にあるxの式が作れます。 E=α+xβと置いたときには |x -1 0 0 0 -1| |-1 x -1 0 -1 0| |0 -1 x -1 0 0| = 0 |0 0 -1 x -1 0| |0 -1 0 -1 x -1| |-1 0 0 0 -1 x| から |x -1 -1| |x -1 1| |-1 x-1 -1|×|-1 x+1 -1| = 0 ……(1) |-1 -1 x| |1 -1 x| が作れます。今の場合はx=λが解ならばx=-λもまた解なので、式(1)を適当に変形すれば解答にある式にすることができます。しかし、式(1)をそのまま解けば答えがえられるのですから、そんな無意味な式変形をするとは思えないです。解答にある式は、E=α-xβと置いて作った式でしょう。 > 4行4列、5行5列の行列式になってもこのようなとき方はできるんでしょうか?? 使った公式の形から分かるように、5行5列の行列式ではだめですね。 4行4列、6行6列の行列式でも、いつもできるとは限りません。シクロブタジエンやシクロヘキサトリエン(つまりベンゼン)ではできますけど、できない場合の方が多いです。