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規模の経済性が働くと、限界費用曲線は右下がり(つまり、
規模の経済性が働くと、限界費用曲線は右下がり(つまり、 生産量が増えるほど、1単位あたりの費用は減少していく) になるのでしょうか?
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回答がつきませんので、素人が出しゃばります。間違いがあれば御指摘いただけると幸いです。 質問文には用語の混乱があるように思います。生産量が q であるときの総費用を c(q) とすると、 >規模の経済性が働く とは、q が増加すると平均費用 c/q が減少することです。これに対して限界費用とは、 q を1単位増やすに要する費用 dc/dq であり、これは平均費用 c/q とは異なる量です。例えば、総費用に固定費用が含まれる場合、固定費用は平均費用に反映しますが、限界費用には反映しません。固定費用は定数なので微分すれば 0 だからです。よって、質問文の >限界費用曲線は右下がり(つまり、生産量が増えるほど、1単位あたりの費用は減少していく) の「つまり」は成り立ちません。この文を生かすには >1単位あたりの費用 の部分を「1単位増やすに要する費用」に変更する必要があります。そのように変更すると、質問は 「q が増加するとき c/q が減少するなら dc/dq も減少するか?」 となります。質問者さんが尋ねられたいのはこのことではないでしょうか。 その答えは「関数 c(q) の形による」です。 例えば、c(q) のグラフが下に凸の部分では q が増加すると(下に凸であることの定義により接線の傾き) dc/dq も増加しますが、c/q は減少することがありえます。そのようなことは総費用に占める固定費用の割合が大きいほど起こりやすくなります。平均費用 c/q に含まれる 固定費用/q の部分は q に反比例しますから、 q が増加すると減少するからです。厳密な固定費用は存在しなくても、q に弱くしか依存しない(一定に近い)費用の割合が大きい場合にも似た状況になりえます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 やさしい方ですね。。。 なるほど、限界費用じゃなくて平均費用逓減が規模の経済性ですか。 勉強になりました! ただ、下記の部分は私は総費用(固定費用含む)の変化分が限界費用 だと思っておりまして、当然計算には固定費用も総数qで平均した上で 計算されるということは、限界費用にも反映されるのではないかと思って いました。 限界費用=平均費用ー(1単位増やす事による平均費用低下)×q とにかくありがとうございました!!