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「こころ」について質問です!

「こころ」という概念は非常に難しいものだと思うのですが、心理学の授業で”「科学的」にアプローチしなければならない”と習いました。 そこで、心理学において「こころ」に科学的にアプローチしなければならない理由を教えて下さい!「科学的」という意味も具体的に教えてくれたらうれしいです。お願いしますm(__)m

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回答No.1

心理学に限らず学問全般について言えるのですが、研究対象には科学的にアプローチする必要があります。  また、研究対象に科学的にアプローチするからこそ学問であるとも言えます。  「科学的」というのは、【実証的な事実に基づいた考察】や【理論的に得られる結論】を追求する事によって得られる真実を含んでいる事柄を指します。  難しい言葉を並べても理解できないと思うので、分かりやすく例を挙げます。  「人間はどうして風邪をひくのか?」という質問があるとしましょう。    この質問に 「風邪の妖精さんがいて、悪い事した人を困らせる為に、妖精さんが魔法をかけるの。悪い事したら、お仕置きしないと悪い子ちゃんが増えちゃうじゃない。だから、人間は風邪をひくの。うふ♪」 と答えたとします。  この回答は、「科学的」ではありません。どちらかと言えば“非科学的回答”です。  なぜ「科学的」でないかと言うと、 ◎ 風邪の妖精が魔法をかけた証拠がない ◎ 悪い事をしてない人でも風邪をひくので、理論的に矛盾する などの理由が考えられます。  風邪をひくメカニズムが、このような“非科学的回答”で説明できるなら、現代のような医学の発展はありえないでしょう。  風邪の原因を“妖精さん”で説明するなら、薬や診察による治療が行えず、風邪をひいた人は困ってしまいます。最悪の場合死に至でしょう。  そのような事がないように、医学は進歩してきました。  ちなみに、科学的な回答は 「大気中には風邪ウイルスが存在する。そのウイルスが空気感染によって体内に侵入すると、体の免疫が反応する。免疫が反応した為に、発熱、セキ、鼻水、などの風邪症候群の症状が発生する。よって、人間が風邪をひく原因は風邪ウイルスである」 という風になります。まあ、これのような事柄が現代広く認識されている真実です。  このような真実が発見されたからこそ、私たち風邪薬や病院の治療などの恩恵にあずかれるのです。    将来は、これと違う真実が発見されるかもしれませんが、それは別の議題なので、ここでは話しません。  話しを元に戻しましょう。どうですか?  「科学的」に説明した方が、なにかと都合がいいと思いませんか?  もし、そう思うならそれが質問に対する答えです。  疑問は根本的であれば、あるほど、その回答は困難です。  onegaisimasudaさんの質問はかなり根本的な質問なので、説明するの難しいです。  それだけ、いい質問という事なんですけどね(^^)  私の回答が、onegaisimasudaさんの参考になるのは祈っています。

onegaisimasuda
質問者

お礼

わかりやすい説明ありがとうございます!とても参考になりました! 妖精さんの話、わかりやすかったですm(_ _)m 「科学的」という言葉自体は難しく感じますが、「科学的」に考えた方がわかりやすいですね。 あと、変な名前ですいません...w

その他の回答 (2)

回答No.3

科学的にアプローチしないと「心理学」という学問として成立しないからではないかと思います。 単に「こころ」について何の根拠もなく考察するだけでしたら、怪しい宗教と変わりませんから・・・。 疑問は目に見えない「こころ」というものに対してどれほど科学的にアプローチできるのか、といったところなのかもしれませんが、現代物理学では目に見えない粒子などについても研究されております。基本的な流れは「仮説」→「仮説検証」です。 仮説検証の手段は実験がメインですが、思考実験/数学的証明などの方法もあります。「こころ」についても、目に見えないからといって科学的(実証主義的)なアプローチが不可能化というと、そうではないと思います。 あと、物理学や化学などの科学が比較的「科学」と認知されやすいのに対して、心理学は一歩間違えれば怪しいオカルト宗教と変わらなくなってしまうというのがあると思います。そこで、ことさら「科学的アプローチ」の重要性を肝に銘じておこう、と言うことなのではないかと思います。

onegaisimasuda
質問者

お礼

なるほど…科学的にアプローチするのは重要な事なんですね!確かになんの根拠もなくこころについて考えるのはちょっと宗教っぽいですね…。 回答ありがとうございました!

  • ribisi
  • ベストアンサー率28% (247/864)
回答No.2

ひとのこころについての病は、現代においてより深刻なものになってきていると思います。 やる気が起こらない、イライラする、ストレスが溜まるといった ことにたいして、気合が足りない、努力がない、気にしすぎだ、というような 精神論的なアプローチでは、もはや何の解決にもならない ということが明らかになってきたのではないでしょうか。 こころは、目に見えないだけに捉えどころがないですが、 肉体と同じように障害をもつ、という考え方のほうが、 より現実的な問題の解決に有効だということなのだと思います。

onegaisimasuda
質問者

お礼

ありがとうございます!的確な考えを教えてくださって参考になりました! 精神論的アプローチでは確かに解決の糸口が見えませんね…。科学的に考える事は問題を解決するのに有効な手段なんですね!

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