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信じる心の効果について
こんにちは。 信じる心が与える影響・その効果は、心理学ではどういう説明がなされるのでしょうか。 近頃、この「信じる心」という言葉をよく見聞きします。 どんなことであっても「信じる心」が効果を得るカギだというのです。 例えば方法(技術)。 先日、脳の仕組みから解明された○○の方法というものについて書かれた本を読みました。 内容は脳科学で分かったある効果的な方法を用いて自分をより好転させるという話だったのですが、一番最後にポイントとして、その方法を「信じる心」が大事だと書かれていました。 理論は正当性があるけれど効果を得るには「信じる心」に因るとなると妙な感じがします。どうも胡散臭く感じてしまいます。 そこで心の影響や効果というと心理学かな、信じる心について何か説明できる話があるのかなと思って質問しました。 よろしくお願いします。
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気をつけた方が良いのは、神経科学の発見は積み重ねられていますが、日常生活に応用できるような結論を導けるほど進展はしていないと言うことです。例えばある判断を迫られたときや、あるストレス下に置かれたとき、fMRIで脳のどのあたりが活性化するか(その判断に脳のどの部位がかかわっているか)、それから犯罪者と一般人で特定の判断に同じ部位が反応するのか異なる部位が反応するのかと言った比較研究、ホルモン濃度と判断の相関などもっとミクロな研究が行われています。何かを信じることと社会的成功などの間に相関関係が有ったとしても、何故関係が有るのかの神経的メカニズムを説明できるほどには進展していないと言うことです。「脳科学で○○が判明した」と言うキャッチコピーを見たら良くて誇大広告、悪ければ真っ赤なウソだと用心してください。 信じることの効果についてはごめんなさい。よく知りません。信仰心と寿命や健康さの相関なら調べられていますが、因果関係を示す研究ではありません(信仰が健康さの原因とは限らない)。信じる心が何らかの成功の原因になるかどうか、その因果関係まで調べるのは相当困難だと思います。何かを信じること自体が個人の意識では行えない。信じたり信じるのを止めることは、お風呂に入ったりでたりするのとは違います。社会的成功を掴んだとしても、「その成功が信じた結果だ」と主張するのは初歩的な前後関係と因果関係の混同です。間違ったことを信じれば失敗するだろうし、常に一貫して何かを信じていられるとも限りません。信じる強さを逐一計測することが出来ませんしね。 >一番最後にポイントとして、その方法を「信じる心」が大事だと書かれていました。 これは心理学も神経科学も関係なくて、人生哲学とか無難な(抽象的な)アドバイスの域を出ていないのではないでしょうか...。
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- tanuchi
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信じる=潜在意識(含む潜在能力)への影響力。 イメージトレーニングってあるでしょう。あれもそうなるぞっていう信じるという事をやっているわけです。“ホームランを打ってガッツポーズを決めたる!!”と信じてその瞬間をイメージしているわけです。 歩けるのも、見えるのも当たり前?でも朝起きたら突然出来なくなっていたらどう思います?できて当たり前じゃなくなるでしょう。 できて当たり前という事はできると信じているからです。明日の朝も当たり前に出来ると信じているわけです。 信じるをしないで自分の力をどこまで信じられますか?
お礼
イメージトレーニングについては、この本でも触れてありました。 「マインド・スカルプチャー」といって、単にイメージするだけではなく五感を使うというものでした。 ご回答、ありがとうございました。
- aoaoao
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信じる心というか、やはり暗示の力はあると思います。 思い込みにより、薬が効いたり、ストレスが減ったりして、物事が良い方向へ向かうことはあるようですね。 また、口を強制的に笑い顔の形にすると、 しない場合よりも物事がポジティブ(Happy)に感じられるという実験結果があるみたいです。(NHKの番組でやっていました) ということは、心と体はお互いに作用し合っているということなのではないでしょうか。 信じる心に効果があるというのは、 どんな事柄でも、心身共に充実している状態が一番成功する、という事の一端のような気がします。
お礼
>信じる心というか、やはり暗示の力はあると思います。 >心と体はお互いに作用し合っているということなのではないでしょうか。 そうですね、私もあると思います。これを否定はしません。 今のところ説明できるとしたらプラシーボ効果、これぐらいかなというところです。 ご回答、ありがとうございました。
- 莽翁寒岩 一笠一蓑一杖(@krya1998)
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古いことばですが: ・精神一到何事ぞならざらん。(精神でいくには、或いは精神を集中するには、疑いや疑問は禁物ですね) ・鰯の頭も信心から。 心理学的ではありませんが。まぁ素人の経験心理学ですね。
お礼
>疑いや疑問は禁物 そうですね。迷ったり疑ったりということが、邪魔をするということはあるだろうと思います。 ご回答、ありがとうございました。
- kuontp
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最近、参考URL先で貸し出しているDVDを見ました。 がんに対する心の影響をまとめた、NHKの教育スペシャル(1993年)です。 「信じる心」の例証がこれでもかというくらい出てきました。 このDVDにはサイモントン療法と呼ばれるイメージ療法も含まれていましたので、この「サイモントン療法」で検索してみるのも良いかもしれません。 あと余談ながら、恋愛や夫婦関係なんか「信じる心」がないとやってられません(笑) 相手がこちらを愛しているとか、浮気していないとか、100%の証拠を持てるものではないですから。証拠はなくても信じる、これがないと長持ちしません。
お礼
ご紹介のサイトを早速見てみました。 「病は気から」とも言われるように、精神面が体に与える影響というのはあるらしいですね。私には病が気で治ったという経験はないのですけど、そういうものかもしれないという直感はあります。 何だか直感に納得できる説明を求める私は拘りすぎかなぁと思い始めました(苦笑) サイモントン療法は初めて聞いたので、調べてみようと思います。 ご回答、ありがとうございました。
- refure932
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脳のしくみなど医学的なことは、わかりませんが、伏見工業ラグビー部の総監督山口良治氏は、生徒に「信は力なり」と教育しております。 私は、生徒への信頼感があって成り立つとおもいます。 全国的にラグビーの名門校にした山口良治氏の本をおすすめしたいと思います。
お礼
確かに信じることによる効果というのは私にも経験があるのである程度は理解できますね。 しかし、方法や技術といったものは例えるとレシピのようなものかなという印象があります。レシピ通りに料理すればそれほど出来上がりに差が出ることはないですよね。なので今回で言うと、信じる心などという曖昧なものが大事だというのは何なのだろう、と思ってしまいまして・・・。うーん。 あ、話が脱線してしまいました。私の頭は固すぎでしょうか。。 ご回答、ありがとうございました。
- nemoax006
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プラシーボ(騙し薬)は信じるので効果があります 信じる心(関心)は意味があると思います 治そうとする意思(心)、生きようとする意志(心)意味があるはずです
お礼
プラシーボ効果と言われるものですね。確かに効果はあるようですね。 これは暗示的なものだと認識しているのですが、信じる心にも言えるとなると、何だか騙し騙されてるというようなスッキリしない感じが残ります。良い方に騙されるのは何ら問題はないのですが・・・。うーん。 そんなものなのでしょうかね。 ご回答、ありがとうございました。
お礼
>相関関係が有ったとしても、何故関係が有るのかの神経的メカニズムを説明できるほどには進展していない >仰心と寿命や健康さの相関なら調べられていますが、因果関係を示す研究ではありません 脳関係の著書を多く出している池谷祐二さんの本を以前読んだ時に、 脳科学の限界で「脳には再現性がない」「科学で証明できるのは相関だけ」ということと、「相関関係があるだけで因果関係があるのとは違う」という説明がありました。 #5さまのご回答は、まさしく池谷さんの言葉と同じですね。 >これは心理学も神経科学も関係なくて、人生哲学とか無難な(抽象的な)アドバイスの域を出ていないのではないでしょうか...。 そうですね、私も同じような直感がありました。 今回例に挙げた本はどちらかというと、脳科学で解明されたことを応用した方法というものではありましたが、原理原則というような言葉を使ってあり、全体的には一時期もてはやされた自己啓発系に近いと私も思っていましたから。 とはいえ、効果が全くないとも言い切れないことも確かなので、信じるよりも前に、自分自身での見極め・選択が一番のポイントなのかもしれませんね。 アドバイス通り、キャッチコピーには気をつけようと思います。 とても解りやすかったです。ご回答、ありがとうございました。