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全複素平面上で正則な関数f(z)は

全複素平面上で正則な関数f(z)は lim_[r→0] ∫_Cr f(z) dz = 0 を満たすことを示せ。ただし、Cr = { r*exp(iθ) | 0≦θ≦π } (r>0の上半円周) 考えた証明の方針: 単純閉曲線C:= Cr + Cr' (ただし、Cr': = { x | -r≦θ≦r } )と定め、 まず、コーシーの積分公式を証明。すなわち、∫_C f(z) dz = 0 次に、∫_C f(z) dz = 0 に r→0として題意を示すと思いました。 しかし、∫_-r^r f(z)dz =0になることが言えなくて、つまづいています…。 どなたか知恵を貸してください。

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  • alice_44
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回答No.2

いいえ、 ∫_Cr f(z) dz = ∫_0^π f(g(θ))・g'(θ) dθ でしょうね。 ∫_Cr f(z) dz = ∫_0^π f(g(θ))・ri exp(iθ) dθ        = ∫_0^π {Re f(g(θ)) + i Im f(g(θ))}・ri{cosθ + i sinθ} dθ        = -r・∫_0^π {Re f(g(θ)) sinθ + Im f(g(θ)) cosθ} dθ         +ir・∫_0^π {Re f(g(θ)) cosθ - Im f(g(θ)) sinθ} dθ f が Cr 上で有界、sin, cos が 0~π で有界なことから、 Re f(g(θ)) sinθ + Im f(g(θ)) cosθ と Re f(g(θ)) cosθ - Im f(g(θ)) sinθ は有界。 よって、最右辺の2個の積分も有界なので、 r → 0 のとき ∫_Cr f(z) dz → 0+0 です。 r が括り出せるから、平均値定理も不要だったかな。

vandermonde
質問者

お礼

なるほど。 具体的に書き下して下さって助かりました。 どうもありがとうございました!

その他の回答 (1)

  • alice_44
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回答No.1

コーシーの積分定理は、不要でしょう。 Cr を θ でバラメータ表示したものを g(θ) と置き、 f(g(θ)) の実部と虚部にそれぞれ平均値定理を使うと、 問題の積分は、Cr 上のある点での f(z) の値 × Cr の弧長 であることが判ります。 f( ) が正則であれば、f(z) は有界ですから、 r→0 の極限で弧長が →0 になると 積分も →0 に収束します。

vandermonde
質問者

補足

回答ありがとうございます! なるほど。 そのようなやり方で示すのですね! 1つ補足で質問をさせてもらいたいです。 ∫_Cr f(z) dz = ∫_0^2π f(g(z)) g'(θ)dθ ということで合っていますか? ただ、「f(g(θ)) の実部と虚部にそれぞれ平均値定理を使うと」 の部分がまだ分かりません。f(g(θ))はどんな形に書き下せるのでしょうか? お手数ですがお願いします。

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