「ザ・コーヴ」の上映中止運動は正しいのか(2)

質問

「ザ・コーヴ」の上映中止運動は正しいのか(2)

質問を締め切ってしまっていたようなので、もう一回同じ質問をします。

コーヴの上映に反対する側の、主な反対理由は以下のとおりです

映画内の情報が、日本の文化を貶めるための虚偽に満ちているから(精神的テロ行為である)・・・A(1)
ドキュメンタリーと言いながら、偏った価値観によるプロパガンダ映画である・・・A(2)
盗撮という撮影手法に問題があり、肖像権の侵害である・・・A(3)

上映すべきだ、という陣営からの反論は次のとおりです

A(1)：仮にそのようなものだとしても、私達はそれを鵜呑みにするわけではない。真実かどうかを確かめるだろう。そのことによって日本国内の問題を見つける可能性もある。・・・B(1)
そもそも、イルカ漁は日本のごく一部で行われることであり、イルカ肉を食べた経験のある人自体が非常に少ない。イルカ漁は日本の文化とは言えない。・・・B(2)

A(2)：あらゆるドキュメンタリーは、常に何らかの意図を持って作成されたものであり、純粋な中立というものはありえない。その意味で、すべてのドキュメンタリーはプロパガンダである。・・・B(3)
しかし、確かにこの映画の視点は、ドキュメンタリーと称するには偏り過ぎているというのも事実である。でもその偏った視点を見ることによって、自身・または自国の価値観を相対化したり、どんな偏見や誤解が異文化間の理解を阻んでいるのかを考えたりすることにつながる。・・・B(4)

A(3)：漁協の作った立ち入り禁止区域は、彼らが勝手に作った区域であり、法的根拠はどこにもない。・・・B(5)
そもそもドキュメンタリーは盗撮的要素なしには成立しない。
もしそういった手法を批判するのであれば
そのようなすべてのドキュメンタリーを否定しなくてはならない。・・・B(6)
また日本の上映にはモザイクがかかっている・・・B(7)

民主主義は、言論の自由を欠いては成り立たない。その作品のレベルや内容の妥当性がどうであれ、作品の発表の場は提供されなくてはならない。そのような検閲のもとで偏った視点からしか価値観を形成できないのであれば、日本は国際社会の中で孤立化してゆく。・・・B(8)

回答No.3

kannzou001 · ベストアンサー

＞「ザ・コーヴ」の上映中止運動は正しいのか

今の段階なら「正しい」です。これがもし、他の国のように政府がじきじきに上映禁止を強制するなどあれば「正しくない」事ですが、今のところそう言う事態にはなっていません。

裏で映画配給会社に圧力が掛かっていて上映が難しいとか、憶測はいくらでも出来ますが公式では上映禁止はあくまでも映画館が勝手にやっている事です。

あのようなドキュメンタリーを撮るのも自由ですが、上映禁止運動も自由です。
「検閲」と言っていますが、一部地域では上映禁止デモが起きているので、これは「検閲」ではなく上映して欲しくないと言う民意です。（多数派かどうかは別）

もし「上映禁止は表現の自由の侵害である。上映禁止デモを起こしたら逮捕」するなどの事態になったら、それは立派な「人権侵害」です。逆に、「このような反日的なビデオを撮った奴は逮捕だ」となれば表現の自由の侵害と断定できます。

自由と言うのは、表現する自由と、その表現を拒絶する自由とのぶつかり合いも起きます。
今は政府がその表現を法律で締め出すなどしてません。もし、配給会社が自主規制しているのなら、それは配給会社の自由です。

あくまでも自由と自由の戦いの過程ですので、「ザ・コーヴ」の上映中止運動は「正しい」です。勿論、上映中止運動・批判デモをするならそれはそれで「正しい」です。

*この映画は、モザイクなどの自主規制が多く見られます。これは表現の自由の侵害と言えますが、それに関しては、ＡＶの局部がモザイクで隠れているのは、表現の自由の侵害と言うレベルの話ですので、避けます。

回答No.5

heartmind

どうして締め切っちゃったんでしょうね。なんか悪いこと言っちゃったかな。

＞日本は国際社会の中で孤立化してゆく。

この辺の意見に少しだけ共感します。

中止して、誰が得するのでしょうか。
せっかく独自な文化がフューチャーされているのに。
芸能人がパパラッチ利用して宣伝する事と同じように利用した方が
いいと思うのですね。

「悪名高き悪食の町」など、キャッチフレーズはいくらでもあるはずです。

日本の独自性がそれだけ注目されているってことなのだと思うのですね。

調査捕鯨なのだ。あくまでも調査するための捕鯨なのだ。
ふむふむ。
だけど後で食べていいんでしょ。
味を調査できるもんね。だってMOTTAINAIもの。

英国紳士のキツネ狩りに日本人がついて行って、
ねえ、後で食べていいんでしょって。
紳士淑女の文化を愚弄する気か。口卑しいイエローモンキーめ。
だってMOTTAINAIんだもの。自然の恵みなんだもの。

とか

あるいは、オリジナルを皮肉ったものを一本作って、
町おこし目的ででダブルで見せるとか。

なんか面白くなりそうなのに、中止なんてもったいないですよね。

回答No.4

kigurumi

日本の空港に降り立った人が驚愕したらしいです。
教科書に書いてあることと違うって。
その人の学校の教科書では、日本人はみなちょんまげをゆっており、魚を取るそのまま噛みついて食べると書いてあるのだそうです。

教科書は正しいことしか書いてないので、それが日本人の真実の姿だと思っていたらしいです。

「あれ？」となって混乱したらしいです。

ドキュメンタリー番組にしても製作者の意図がなにかしら入っており、どうしても相対的なものしかできません。
ドキュメンタリーを作るからには、作者の何かしらの主張が込められている。

製作者が牛は下等な動物だが、イルカは高等な人間と親しい動物という考えでであれば、金儲けの道具としてイルカを利用していたとしても、それはよそに置いといて美化されたものだけを映し出すことで、自分にとって都合の良い世界になるわけです。

イルカ　人間と同じく集団レイプをする凶悪な生き物という側面も持っている。
人間のように道徳心は無いで、集団でメスイルカを追い詰め窒息寸前にしたあげくに犯す。

イルカの集団レイプのシーンを映像で放映する人もいれば、コーブのように自分は慈善家だと宣伝するためにイルカを利用する人もいるわけです。

ゼンマイ仕掛けのオレンジという映画があった。
「猟奇的な殺人鬼に慈悲を、もう一度チャンスを与えてあげましょう」とある議員が訴え、人々は人道的な人物だと彼を評価し、彼の思惑通りに動き、彼は本来の目的である選挙に当選した。

誰が一番お徳だったのか？
議員。

世間は騙され操られた。
自分は猟奇殺人鬼を許したなんて器の広い人間であらせらえれるのだろうと勘違いさせられた。

それとこの映画は同種って考えもありますね。

騙され操られる方がバカなのか？

バカだから利口なやつに利用され金儲けの道具にされるしかないのか。

利口なやつの勝ちですね。

回答No.2

saisaibou2

あのような映画をドキュメンタリーと称して、アカデミー賞を贈った米国への批判は無いのだろうか。
イルカの虐殺を記録して世界に知らしめたことで、何かの犯罪を公にしたような気になっているようですが、ではアメリカが行った日本人への虐殺行為である原爆の記録をスミソニアン博物館で公開することを阻止した事実を、どう説明するのだろう。
http://www.shiminkagaku.org/archives/2007/01/post_76.html

イルカは良くて、日本人はダメなのだろうか。
アメリカのご都合主義なだけではないか。質問者さんの理屈から行くとアメリカの民主主義は死んでいる事になるのでは。アメリカは国際社会の中で孤立化してゆくのでは。

だいたい自然や収穫に対する感謝の気持ち、鯨供養塔をたてて採ったイルカの供養までする日本人の心については、全くスルーの映画にドキュメンタリーの価値があるのかと思う。たんなる悪意のつまったパパラッチ映像の編集にどんな価値があるというのか。

イルカと鯨がだめで、牛や豚やカンガルーやウサギやキツネなどは食べてもよくて、日本人や湾岸戦争でのアメリカによるイラク人虐待、民間人虐殺がドキュメンタリーとして公開する事がだめな理由が分からない。単なるご都合主義でしかないのでは。

回答No.1

trajaa

ん～。質問は・・・
「上映中止運動は正しいのか」なの？
で、それに較べて延々と書き連ねられた以降の文言はどう受け取ればいいのか。

映画のテーマ、或いは手法の問題を、上映阻止で片付けようというのが
江戸の敵を長崎で討つようで、何とも筋違いに思える。