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イルカ追い込み漁について詳しく知りたいと思います。
日本の伝統文化として、日本でイルカ追い込み漁によりイルカが殺され、食用にされたり、研究にまわされたり、水族館に売り飛ばされているということを知りました。大変衝撃的な出来事で、イルカはサメに襲われそうになってる人を助けたり、溺れている人を助けたりと、なんの見返りもなく人間や仲間を助ける優しい生き物です。いろんな意見があるでしょうけど、僕はいくらイルカを食べることが食文化だといっても、18世紀まではイルカは魚だと考えられており、それ以降にやっと哺乳類であるとわかって、哺乳類だから食べてはいけない、牛や豚はどうなんだと言われると正直自分でもどう整理したら分かりませんけど、たいしてイルカはうまくないと聞いています。それを伝統文化だから行事を行う感覚でイルカ追込み漁を行ってもよいのでしょうか?また水族館にイルカをうるために捕獲するという理由で。イルカを殺すことには僕は反対です。みなさんはどう思いますか?またイルカ追い込み漁について詳しく知っているわけではないので詳しく知っている方、無知な僕に教えてください。今後イルカやイルカセラピー、野生イルカ保護についてのホームページを作っていこうと思っています。
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水産生物の保全を専攻している身から意見させていただきます。感情論で語る保全は悪です。感情論で保全を語った場合、人間の目から見た優劣がつきますね。たとえば、イルカがかわいい・鯨はかしこいといってその生物を保全するとします。人間は環境に対する影響力が最も高い生物です。そのため、その生物たちはたしかに数を増やしていくでしょうがそれは自然界のバランスを崩すもとであり、自然界に住む生物すべてに対する冒涜です。保全の基本は人間の手によって絶滅の危機に瀕している生物を保全し、増えすぎた生物を減らし自然のバランスを保つことなのです。人の目から見た保全をするのではなく、自然の目から見た保全を考えなくてはなりません、それがたとえ残酷といえる生業でもです。つまり、このイルカ追い込み漁を考える場合、イルカの種を無差別に搾取する乱獲に近い漁法なら非難するべきです。しかし、もしそれが増えすぎたイルカだけを取っているのであれば、それは逆に絶滅に瀕している他のイルカ種を救うことになりえるのです。イルカの生態は似てますからね、増えすぎたイルカ種が絶滅に瀕しているイルカ種を圧迫している可能性が高いですから。 水族館に売るという面でもそうです。イルカの研究はたいてい捕獲されたイルカを購入することでなりたってます。そのおかげでイルカの生態が解明され、保全に役に立っている面もあるのです。 最後にもう一度言わせてください。保全を本当に考えるなら人の感情で保全を考えないでください。あくまで自然の観点から保全を考え、ときには必要悪になることも保全には大切なことなのです。このことを踏まえてよいホームページを作ってください。楽しみにしております。
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- hagfish
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よく人間は食物連鎖のトップに立ち、自然をコントロールする義務があるなんて言い方をする方がいますがそんなことできませんよ。人間にできるのは人間活動の正しい評価と節制による自然の自己回復能力の後押しだけです。つまり、そういう意味では人間は自然に対して無力といえるでしょう。しかし、人間は人間に対してだけもっとも有力になれるということも覚えて置いてください。人間に求められていることはやっぱり人間が実行するしかないのですからね
お礼
返事遅くなりすみません。自然をコントロールというか、人間が爆発的に増えてしまったことで、人間が好き勝手やってたら当然のごとく生態系はくるってしまうんじゃないかと思い、人間には知恵がありますから、そうならないよう自然界のことを考えて、様々なことを抑制してかないといけないのかなと思いました。ありがとうございました。これからもっと勉強していきます。本当にためになるご意見たくさんkagfishさんから頂けたと思っています。
- hagfish
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たしかに海獣類の漁具被害はひどいものがありますね。特に定置網ですが定置網は一定期間海の中に設置しておくのですが、そこのトドやイルカなどが定置網を壊し、中の魚を根こそぎ食べてしまいます。こうなると漁師さんは一定期間の収入がすべてなくなり、さらには定置網の修理代という借金ができます。網を破るぐらいなら修理はまだましなのですが、なにぶん力が強いですからね支柱からなにからすべて完膚なきまでに破壊されてしまいます。定置網は一千万単位のものもざらですからね。被害額はすさまじいものになります。しかも、海獣類は条約で保護されているものが多いですから駆除もできませんし、漁師さんははらわた煮えくり返っているでしょうね。 実際、漁具の分野ではこの対策が一大問題となっており、最新の研究では海獣類の嫌がる音を研究し近づくのを防ごうという研究もあります。イルカの声を研究しているのをよく見かけますね、ほほえましいようですが本音はこの研究の一端だったりします。 本当に人間活動と自然の調和は難しい。ある植物学会で環境のシンポジウムが開かれたときにこの話題で議論されましたけど、世界中の学者が集まっても人間がいなくならないと無理っていう結論でまとめあがるくらいですからね。
お礼
返事遅くなりました。申し訳ないです。 いろいろ考えましたけど、僕も行き着くところは、人間が急激に増えすぎたっていうところにいってしまう気がします。 専門家の意見もそうなんですね。このような問題を考えると、人間って無力なんでしょうか。
- thirithiri
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イルカは漁師にとっては、どうしようもない害獣です。定置網をやぶるわ、養殖いかだを破壊するわと人間様の生活を脅かしています。海水浴客はイルカに助けられるので守るなら、漁師はイルカを殺してもいいのではありませんか?あなたの論ならば、そのように考えられるのではありませんか?
お礼
返事遅くなり申し訳ありません。たしかに漁師にとっては害獣でしょう。しかしイルカにとっても漁師の網は命を奪うやっかいなものであって、難しいですね。「人間様の生活を脅かす」人間様ってなんですか?そんなに人間って特別なのかなー?地球から見れば人間ってどうしようもない害獣ですよね。人間は特別って考え方じゃなくて、人間も動物たちと同じ地球にすまさせてもらってる動物なんじゃないですか。
- hagfish
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学会で出会った教授がいわれた言葉で非常に感銘を受けた言葉があるのでのせておきます。 昔、差別をする人間は動物に優劣をつけ、劣ったとみなした動物を虐殺し、ゴリラなどの動物を絶滅にまで追い込んだ。 現在、差別をする人間は動物に優劣をつけ、優とみなした動物のみを保護した、その裏で劣ったとみなされた動物がどうなっているかも知らずに いま、保全を考えている人々は文化に優劣をつけ、妥協点も見出さずにそれを非難しようとしている。これは今までの2者の行動と何が違うのだろうか? 真の生物保全学者は、保全だけを尊重するなかれ、文化だけを尊重するなかれ。両方をじかに触れ合った人間でない限りそれはただの差別に身を落とすのだ。 つまり、私が言いたいのは正しい保全の知識をつけることと同様に文化に対しても間接的ではなく直接肌で感じた人間(現地の人としゃべったりその地域を旅行したり)でないとかたる権利はなく、そういう人間でないと双方の妥協点は見つけれないということです。 実際、捕鯨をやっている人は諸外国から非難を浴びてますけど、口だけでかたっている人間よりはよっぽど鯨を大事にしてますよ。供養塔があったり、鯨を供養するお祭りがあったりね。 最後に私の意見ですがこの漁法は妥協点が見つかりますね。専業的・商業的にやっているわけではないので儀式を形式的にすることも可能ですし、頭数制限も可能ですしね。実際、この漁法に触れ合っていない私には口を出す権利はないですがね。
- hagfish
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no5です。地域個体群についてですが、あまり難しいことを書き綴っても複雑になるだけですので簡単に説明します。地域個体群は同じ種内で遺伝的に差のある集団間を言います。つまり、人でたとえると人種のようなものです。
お礼
ありがとうございました。納得です。
- nitscape
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#2です >他の捕獲方法も合わせて日本で1万頭ではきかない数のイルカが殺されています。こんな残酷な伝統行事を守っていく必要性があるとは僕には思えません。 日本で殺されているイルカは年間1から3万頭程度だと思います。しかしイルカの追い込み漁で殺されているのは年間多くても数百頭(1000はいかない)程度ではないでしょう?水族館に売られるための捕獲も多くて十数頭程度だと思います。 ホームページを作ってこのような伝統行事の廃止を訴えるのもいいと思います(私は行事の続行に賛成側ですが)。しかし頭から残酷や必要ないと決め付けて話をすすめると偏屈なものになってしまうと思います。少し距離を置いて客観的にデータやなぜそのような漁が行われるようになったのか、縄文時代からのイルカと人の関係やイルカの種類、牛や鶏・魚などほかの動物性食品の調達方法やと殺方法などを交えて考えるといいと思います。そうすれば「牛や豚はどうなんだと言われると正直自分でもどう整理したら分かりません」というのにも自分なりの考えがまとまり、説得性も増すと思います。
お礼
僕が読んだ本では3000頭弱のイルカが追い込み漁により殺されていると書いてありましたが、資料が古いため、たしかに現在は数百頭程度なのかもしれませんね。水族館に売られていくイルカは数10頭かもしれませんが、その数10頭のイルカたちの自由と命(水族館での寿命が平均1~3年と聞いています)を尊重したいと思います。nitscapeさんなどのご意見をよく考えもっと幅広く勉強し、整理したいとおもいます。nitscapeさんやほかの人のご意見にまだ自分には認めたくはないけど、そうなのかなと思うこともありこれからよく考えます。ありがとうございました。
- TNY
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イルカ追い込み漁は、近年では動物保護団体の圧力によって、徐々に現象の傾向があるようです。 難しい問題ですが、個人的には他人の食生活というか食文化を理由ともならない理由で非難するのはどうかな~と思ってます。 私も初めてイルカ漁の映像を見たときは、海を染めるイルカの血液にショックを受けましたが、一般に牛や豚の解体現場を見せることはタブーとしているのに、イルカ漁の映像だけ見せつけ保護を訴えるのはアンフェアではないかと感じるようになりました。 ちなみに、シャチはイルカの仲間ですが、野生のシャチは獰猛ですよね。であれば殺してもいいのでしょうか? 先入観にとらわれることなく、いろんな情報を得て、総合的に判断していただけると幸いです。 http://www.bluevoice.org/dolphin/save_jp.htm http://www.izuzuki.com/Omoukoto/irukaryou.html http://www.sankei.co.jp/edit/kenban/sizuoka/050121/kiji01.html http://enjoy.pial.jp/~animals/elsa/petition_watching.htm http://hotwired.goo.ne.jp/nextcitizen/komazawa/990907/textonly.html http://www.tanteifile.com/diary/2005/01/29_01/
お礼
いろいろなサイトとご意見ありがとうございます。とても難しい問題でいろんな意見を聞けてよかったと思っています。シャチはアザラシなどを狩りをして生活していて、サーファーなどがボードの上で足や手をバタバタさせているのがアザラシに似ていてアザラシと間違え人間を襲ったという話しはきいたことがありますが、好んで人間を襲う獰猛な生き物ではないと、僕の浅はかな知識であるかもしれませんがそう思っています。もう1度よく整理し考えてみます。ありがとうございました。
- nitscape
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>それを伝統文化だから行事を行う感覚でイルカ追込み漁を行ってもよいのでしょうか? 伝統行事を守るという理由があればいいのではないでしょうか?この伝統行事によって毎年何万頭も捕獲され殺されているというわけではないのでしょうし。 >イルカを殺すことには僕は反対です。 確かに反対です。単に殺すだけなのでしたら。しかし実際には食や研究など理由があって捕まえたり殺されたりしています。ですから単に"殺している"ということだけにとらわれるのは間違えていると思います。またイルカの肉は「鯨肉」としても出回っていますし、味覚はそれぞれですが美味しい肉です(臭いがきつく嫌われたりすることもありますが)。
お礼
僕が知ってる限りでは、他の捕獲方法も合わせて日本で1万頭ではきかない数のイルカが殺されています。こんな残酷な伝統行事を守っていく必要性があるとは僕には思えません。獲得枠の見直しが1度もされておらず、乱獲により、数が減り絶滅の危機にある種もあります。人間の都合で仲間や家族を目の前で殺され、捕獲され水族館に売り飛ばされ、狭い水槽でピエロのように見せ物にされていくイルカがかわいそうです。食べるということに関しては、確かにいろいろ考えるところがあります。HPに写真を載せたいと思ったのは、イルカ追い込み漁という現実を多くの人に知ってもらいたいという思い、今後なくしてほしいという思い、言葉では伝えられない状況を知ってほしいと思いから写真があれば載せたいと思いました。写真を載せる載せないは別として、野生イルカの保護、イルカ追い込み漁を今後なくせたらというのが趣旨の1つです。ご意見ありがとうございました。
- adaypajimy
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日本ではありませんが、アジアの島々では、イルカを食べて生活している人が沢山います。その人達にイルカを食べるなといえますか。大型の動物なので、それで生活の全てを補っている人たちもいるんですよ。 イルカではありませんが、日本は鯨の漁について、世界から非難されていますが、ただ可哀想だけでは道理がないような気がします。鯨の場合も、"人間に近い脳を持っていて"云々という人はいますけど、イルカで生活している人はどうなるのでしょうか。 牛も可哀想だし、秋刀魚も可哀想だし、アサリもかわいそうです。キリがありません。
お礼
確かにイルカを食べることで生活している国の人もいるでしょうけど、今の日本では食べる必要性がなのではないかと思います。かわいそうと言い出したらキリがありませんけど、イルカを助けてあげたいです。貴重なご意見ありがとうございました。
お礼
>人の目から見た保全をするのではなく、自然の目から見た保全を考えなくてはなりません、それがたとえ残酷といえる生業でもです。 たしかに言われる通りだと思います。人間の感情ではなく、自然から見る視点で考えなくてはいけないことはよく分かりました。専門家を前にえらそうなこといいますが、食物連鎖の頂点に立つ人間の指名として、今までたくさんの生物を乱獲したり、自然破壊で生きる場所を奪い絶滅させたり絶滅の危機に生物を追いやった人間の責任として、自然のバランスが保たれるよう、みんなで考え努力していかなくてはいけないと考えています。追い込み漁で、捕獲枠が1993年以降1度も見直されてない点、スジイルカがほとんど捕獲できなくなっている事実は自然から見ても問題あるのではないかと思います。1つわからないことがありお聞きしたいのですが、追い込み猟は群れ全体を壊滅させる猟法で、イルカ個体群を絶滅させる恐れがあり問題点とされているという記述をよく目にしますが、よく理解できません。個体群とは、例えば同じバンドウイルカでも個体群によってまったく別の種類と考えられているということなのでしょうか?教えていただけたら助かります。ご意見参考によく考えてみます。ありがとうございました。