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扶持米について
扶持米について 連続質問で申し訳ありません 禄の扶持米というのは単なる身分の上下や役職などによって決められるものなのでしょうか。 それとも実際の家族数や雇い人などの数などに応じ、家族手当のように弾力的に上下するものなのでしょうか。 そして「何俵何人扶持」とか禄を表現する際の「扶持」一人分というのは、一般に男5合、女3合のどちらのものを言ったのでしょうか。
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扶持米は家禄の一種です。 下級武士の蔵米(知行地を所有していない武士に与えられる禄米)や現金の他に与えられていた家族手当のようなものです。 これは家族だけはなく、家来、雇い人も含まれます。 なので、増減すれば届け出の必要がありました。 ちなみに本人分は入っていません(当然ですけど) >そして「何俵何人扶持」とか禄を表現する際の「扶持」一人分というのは、一般に男5合、女3合のどちらのものを言ったのでしょうか。 男は5合、女は3合で支給していました。 例えば下級武士で、 隠居した父、後を継いだ息子とその妻、子ども男2人女1人、下男1人下女1人の場合、 8人扶持になります。 男が5人、女が3人なので 男1日5合×360日×5人=9000合=9石 女1日3合×360日×3人=3240合=3.24石 年間に貰える合計は12.24石になります(小数点は気にしないでください、わかりやすいと思うので) かの必殺の中村主水が劇中30俵2人扶持となっています、 2人扶持は配偶者とその母親の分で、1日6合支給されていたことになります。 ある程度の格式の家になると、家来の人数やら決められていましたので、家禄だけではかなりきつく、職禄も、家禄に対しても不足分しか支給されなくなり、屋敷の敷地が広かったので別棟を建て曲がりさせたり、野菜を植えたり、内職に励んでいました。
お礼
とてもご親切にお教えいただきありがとうございました 中村主水の例はとても分かりやすくてイメージできました