- ベストアンサー
ゾロアスター教ってどんな宗教ですか?
ゾロアスター教ってどんな宗教ですか? わかりやすく教えてくださると嬉しいです。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
はじめまして ゾロアスター教に関してはあまり詳しくないので多少間違いがあるかも知れません、お許しください BC12~9cにバクトリアに在住していたザラスシュトラ(ギリシア語でゾロアスター)が創始したと言われる宗教で 原始ゾロアスター教の特徴として ・二元論(光と闇、生と死、善なる動物[犬、ビーバー]と悪なる動物[蛙、蠍]など ・終末思想、救世主の出現と善の勝利 ・偶像崇拝禁止、神殿を建設しない がありました キュロス大王が建国した最初のペルシア帝国(後に王家の親衛隊長アケメネス家のダレイオスがキュロス王家より簒奪)がメディア王国を併合した際 メディア王国のマゴス神官団の教義を取り入れます ・拝火儀礼 ・鳥葬などの曝葬 ・爬虫類の屠殺 ・二親等内の最近親婚の奨励 これを見たギリシア人が眉を潜めたものばかりでした 他に儀礼も極めて神秘的でMAGICの語源にもなりました 一般的にゾロアスター教は善神アフラ・マズダーと悪神アンラ・マンユの二神と思われがちですが アフラ・マズダーの下には六大天使の下にゾロアスター教以前に信仰されていた 太陽神ミスラ、風神ヴァーマ、河川の女神アナーヒター、戦神ウルスラグ、火神アータルを格下の神と編入しました ミスラは非ヘレニズム化→イラン化した後期パルティアでは主神でローマにもミトラ教の主神として広まりました(ミスラの生誕日は12月25日) 東方においては弥勒菩薩となります ヴァーマは善と悪双方を持つ中間神 アナーヒターは東方では観音菩薩となります インドではウルスラグがインドラ、アータルがアグニにあたります 曝葬された後の遺骨はダフマという岩盤に穴を開けた洞窟に葬られますが アルメニアのゾロアスター教では曝葬でなく、土葬にするなど地域差はあります
その他の回答 (4)
- zep19
- ベストアンサー率45% (138/306)
NO.4の続きです ササン朝になるとゾロアスター教は正式に国教化されますが、以前のゾロアスター教との相違点も現れます ・ヒエラルキー的教団組織と権力の付与 ・聖典の成文化(アヴェスタ)、神学書の執筆←セム系宗教(ユダヤ、キリスト)の影響 ・拝火神殿の建設(前帝国の儀礼用都市ペルセポリスと性格の違う) ・マニ教など異端や帝国西部に広まった東方キリスト教など異教に対する徹底弾圧 やがてササン朝はイスラムに滅ぼされます 経典の民として認められなかったゾロアスター教徒は隷属化されたり 改宗を促すためゾロアスター教徒の前で意図的に聖なる動物である犬を屠殺する嫌がらせもしますが 当然イスラム化は進展せず、業を煮やし強制改宗の手段に出る為政者も現れますが 逆に8世紀にはベフ・アーフリードの乱やウスタ-ズ・スィースの乱などゾロアスター教徒の反乱が起きました これらの反乱が鎮圧されイスラム化がやっと進展しました 一方残存したゾロアスター教徒の内一部は10世紀以降インド西部へ移住しパールシーと現地で呼ばれるようになります パールシーには商才があったようで現代インドの最大財閥タータ財閥の始祖はパールシーの神官出身で現在もパールシー教の信仰は継続されています 日本のドラマにも楽曲が使われたクィーンのヴォーカル、故フレディ・マーキュリーもパールシー教徒の息子です 長々と失礼致しました
- nacam
- ベストアンサー率36% (1238/3398)
ゾロアスター教は、その内容が時代により異なります。 アケメネス朝ペルシャの時代は、アフラ・マズラーによる一神教で、アフラ・マズラーの下で、光の神スパンタ・マンユと闇の神アンラ・マンユとの対立が主とにります。 人々は、このどちらかの陣営に属し戦い、最後にはスパンタ・マンユが勝利するというものでした。 パルティア王国の時代では、スパンタ・マンユ支持者をペルシャ人、アンラ・マンユ支持者がをインド人とみなしており、インドの主神インドラをスパンタマンユとみなしていました。 ササン朝の時代になりますと、アフラ・マズラーの地位が低下し、アンラ・マンユと同格になってしまい、フラマズラーとアンラマンユによる善と悪、光と闇、秩序と混沌といった2つの異なる属性の対立とみなされるようになります。 ゾロアスター教が、拝火教とされるのは、炎をアフラマズラーの象徴とし崇めたためです。
- Shin1994
- ベストアンサー率22% (551/2493)
世の中を大雑把に「善」と「悪」に別けて主に光や火を崇拝する宗教です。 別名を「拝火教」というらしいです。この間、世界史で習いました。 詳しくは、Wikipediaでどうぞ。
- sassan4567
- ベストアンサー率0% (0/6)
火をこれでもかっ!というぐらい崇拝する宗教です。