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中国史の計略に詳しい方へ
中国史の計略に詳しい方へ もし自分が武将で敵軍は圧倒的な軍事力があり自分の軍は軍事力ではまったく歯が立たないという状況があったと します 兵数でも兵器の質でもかなわないしかし負ければ自国は滅びるか衰退してしまう 貴方がこの自国の滅亡を防ぐための最後の決戦の総指揮を任されたとすればどうしますか どのような戦略 奇策 対策 をしますか 地理や将軍たちの質 年代 国などの設定はお任せします できれば実際の戦いで使われたことのある計略をお願いします
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戦国時代の斉と燕との戦争で、 田単の計略による即墨の戦いからの逆転が最も劇的な例でしょうね。 田単 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E5%8D%98
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- ?橋 昌也(@fudousin)
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中国史で言えばまさに赤壁前夜の諸葛孔明と同じ状況ですね。 回答は三国志をおよみください^^;
- DieMeute
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1.敵を動揺させ奇襲する。 まず防備の堅い城に籠もって戦い、敵の将軍について相手の国にスパイを放って噂を流す。今攻めている国を支配下においたら、将軍はそこを根拠地に反乱を起こす気だとか、自立する気だとか、王に叛く気だとか、色々と。敵国の重臣を誑かして王に将軍が叛く気だとか、危険だとか吹き込ませるのもあり。 そして将軍を更迭させ、敵軍の将兵を動揺させる。 その動揺冷めやらぬうちに、城外に潜ませていた伏兵を使い、夜間に四方から牛を数千頭敵陣に突っ込ませて敵を大混乱させ、城からも一気に突撃して敵を打ち崩す。 なお牛の角には刃物をつけ尻尾には松明をつける。 2.敵を騙し打ちにする。 これもまずは防備の堅い城に籠もって戦う。暫くたってから偽りの逃亡兵・降伏兵を何人か出し、この兵に城の食料はもう尽きるし、他の兵士の中にも戦いを諦めているものがたくさん出てきていると、語らせ敵軍にもう城の陥落は間近だと思わせる。そして数日後の夕方、降伏の使者を出し、明日、城を明け渡すと通告し敵の油断を誘う。 その日の夜に油断した敵を夜襲する。1.で書いた牛とか、伏兵を使うのもあり。 この1.と2.で書いた手段、敵将をはめるとか、牛を突撃させるとか、降伏すると言って夜間に奇襲するとかは、多少アレンジしてますが、実際に「斉」と「燕」の戦いで使われた策です。1.と2.の策を足したような戦いでした。 ちなみに牛の突撃の場合、実際に行われたのは城からの一方向からのみでした。でもそれより、可能なら四方から突撃させた方が効果が上がるでしょう。 状況によって色々な戦術をアレンジできるでしょう。 3.偽りの降伏し恭順を誓う。隙を見て奇襲。 曹操に対し張繍がやって曹操が危なかったのは有名な話。 4.地形を利用する。 囮の部隊を使って敵軍を山地の一本道に誘き寄せ、崖の上に潜ませていた伏兵を使って攻撃し(巨大な石を落とすとか、切り倒した木を転げ落とすとか、火矢を大量に射掛けるとか)、敵軍を分断し谷底に突き落とし敵軍を壊滅させます。 これは「金」の大軍を「宋」が破った時に使った策です。 5.敵将を内通させる。 前もって敵軍内部の不満分子の将軍と手を結びます。 それで戦いが始まったら、裏切る予定の将軍に配下の部隊を後退させてもらうと同時に、他の部隊にも「負けだ!退却しろ!」と呼びかけてもらい、敵将兵の動揺を誘い浮き足立たせます。その隙を突き敵軍を打ち崩します。 これもアレンジしてますが「東晋」が「前秦」の大軍を破った時に使った策です。 6.気候と風土を味方につける。 堅い城に籠もって守りを固めます。敵が攻めてきますが、そのうち雨季となり長雨が続き、なかなか戦いが進展しなくなります。そのうち敵陣内に疫病が発生。敵は引き上げていきました。めでたし、めでたし。 これは「南宋」の釣魚城という城が「モンゴル軍」に攻められた時、実際にあった話です。 7.奇襲、夜襲で消耗させる。 城に籠もって守りを固める一方、夜襲、奇襲を繰り返し敵を消耗させ撤退に追い込みます。 これは数万の反乱軍に囲まれた「唐」の武将が実際に使った策であり、4万の敵軍に千の兵士で奇襲をしかけたりしています。 8.突撃する。 「虎穴に入らずんば虎子を得ず」と叫び「後漢」の班超の真似をして突撃する。 班超は「虎穴に入らずんば虎子を得ず」と言って部下を奮起させ、数倍の匈奴相手に戦って勝ち生き残りました。運が良ければ勝てるでしょう。 9.本当に敵に降り、できれば将軍の一人として配下に加えてもらう。そして出世するよう頑張る。 中国の歴史では、敗軍の将を配下に加える君主とか武将がたくさんいます。 曹操なんか自分の息子を殺した張繍だって部下にしました。
- bismarks05
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計略の言葉について精査したほうがいいと思う。 計略とは、質問された状況を未然に防ぐためにあるものであって、指摘される状況になってから計略というのは、非現実的でしかない。 歴史文学偏重の知識の人にありがちだが、計略は魔術の部類ではないのだから、不可能を可能にするような奇跡を部類を想定しないほうがいいだろう。 (1)物品あげるので撤退してください、の外交作戦→澶淵の盟(北宋) (2)討伐軍の最高意思決定者(要人)の暗殺 (3)第三国の外交調停(朝廷工作に同じ) (4)偽装講和→再起を目指し埋伏 これらはすべて、世界各国で行われた劣勢挽回(原状回復)の一般事例。一番多いのが(4)だと思われ。 詐欺的・魔術的な計略ならば、文学作品を当たるべきで、歴史ではそんなに都合いい計略などありはしない。 もっとも、アンブッシュなどの地の利を生かし、兵站を効率的に要撃すれば、圧倒的な軍事力も無力化も可能であるし、そのような戦争観のほうが現実的である。 計略などで質問されるようなケースがあったとしてもそのような方策に頼る状況になった時点で、国は滅ぶべきだろう、と思うが・・