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中国海軍の戦力と内部事情
- 中国人民解放軍の海軍力についての記事で、「米中海軍力は逆転しない」と指摘している。
- 中国海軍の戦力が米海軍を超えない理由として、「中国建造数の鈍化」「海軍戦略の変化」「分布式殺傷」が挙げられている。
- 中国の海軍力増強については、経済力が基盤とされており、経済的締め付けがあれば中国経済や財政に影響する可能性がある。
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このYahooニュースで評論を書いた方は、米中でどこの海域でどう言う自体を想定しているのですかね? 専門家なのでとても詳しく、反論の余地は無いのですが、もし全世界を俯瞰しての海軍力で比較したら、米国の世界中に展開することができる空母と駆逐艦、艦搭載爆撃戦闘能力で中国を含む他国を凌駕していますから、細かい分析は必要としないと思います。しかしながら、東アジア、西太平洋での戦力と言う見方をすると、中国は昨年末の航空ショーで東アジアに近づく米艦隊を対象としたと思われる誘導ミサイルのアニメーションを流し、中国のミサイルの増強・配備が空母キラーとして恐れられる様になりました。 https://jp.reuters.com/article/china-missile-special-report-idJPKCN1S12IX 日本にとっては、平時であれば南シナ海、台湾海峡、東シナ海を含む第一列島線内の安全確保が重要だし、軍事的な懸念としては北朝鮮と台中問題ですが、いざと言う時に頼みの米艦隊が東アジアに近づくこと、海域を動き回れることもできなかったら、すでに危機的状況に陥っていると言うことになると思います。空母からの爆撃・戦闘機の攻撃を防いで仕舞えば、揚陸作戦に必要な船舶や人員は中国が圧倒的に持っていますので、優劣は状況次第と思います。 https://www.globalfirepower.com/countries-comparison-detail.asp?form=form&country1=united-states-of-america&country2=china&Submit=COMPARE 単純に海軍力を比較するのではなく、地政学的な要素や想定されるべき有事を前提に分析しないと、あまり有意義では無いのでは無いでしょうか。 ちなみに、中国はこれまでずっと軍事費を大幅に増やしていますが、国際的な非難も考慮してGDP比では抑えた発表をしてきています。ただ、中国内部の状況は把握しきれないので、実際にはもっと巨額の軍事費をつぎ込んでいると言われています。今年の全人代では新型コロナウィルスの影響で例年行っている経済見通しの発表をしませんでしたが、軍事予算だけは順当に増額させることを発表しています。 ところで、中国は「China 2049」で分析されている様に、世界の覇権を目指す中で戦争をしません。アメリカが第二次大戦後、延々と世界各地で戦争をしているのとは対象的で、1970年代の中越戦争以来、戦争はやめています。その代わり他国に経済支援を足掛かりに進出し、軍事進出をセットで進めて、戦わずして覇権を広げています。「China 2049」の2049は、中国建国から100年と言う意味で、本の原題は「中国100年マラソン」。孫子の兵法さながら、戦わずしてかつを実践し、自国にの被害を最小に抑えられるほどの力の差がない限り、長い時間をかけて相手が弱るのを待ち、気が熟せば圧倒的な力で戦わずに抑え込むと言う作戦と分析しています。この分析が正しければ、今の軍事力や地政学、国際情勢だけで物を捉えるのも不十分と言うことになります。
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- PC-GATE
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自衛隊の潜水艦にびくびくするくらい、対潜能力の低い海軍ですからねえ・・・ 浮いてても機雷と魚雷で大打撃がシナリオとしてあります。 南シナ海に自衛隊の潜水艦がいて青ざめた海軍です。