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接続助詞「が」の用法について
・彼は赤が好きだ「が」、私は緑が好きだ。 この場合の「が」は逆説の接続助詞であることはすぐ分かります。 ・その仕事はうまく進んだ「が」、その影にはAさんの血のにじむような努力があった。 ・彼の病気はテレビで放映されたため世間の注目を集めている「が」、最近は順調に回復し、外を歩き回るまでになっている。 この場合の「が」はどういう用法の接続助詞なのでしょうか?教えてください!
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「が」は逆接の場合と単純接続の場合があります。 逆接の場合はAbutBでAの内容を否定する内容が後続の文に含まれますが、単純接続の場合はAと関係はあっても内容的には否定ではない文が続きます。 文例で言えば、「テレビの放映」あるいは「注目」は「回復」と直接の因果関係はありませんから、「単純接続」になると思います。 ただ、単純接続の場合、ご疑問に思われているように全く反対の内容の文が後続に来ることも可能です。さらに、「が」は挿入句的に使われることも多いので、あまり多用すると文章の論旨の明確さを失わせる要因にもなりえます。 もう亡くなられましたが、学習院大教授で清水幾太郎という方がおられました。「論文の書き方」という著書(岩波新書)はベストセラーになり、論文を書く人達のバイブルともなったものですが、その中にも「『が』に気をつけよう」という一節があります。まだ絶版にはなっていないので、ご興味があればご覧ください。) なお、下記サイトは短歌に関するものですが、「が」の使い方についても触れています。 ↓ http://www.exp.org/~kaiser/bunpou2.html ご参考になれば幸いです。
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- damejan
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例文が長いのでちょっと省略。 ・世間の注目を集めているが、順調に回復している。 ・世間の注目を集めているが、一向に回復しない。 どちらも逆接の接続助詞でいいと思います。 逆接の接続助詞とそれに続く文によって、「世間の注目を集めている」の解釈が異なってきます。 前者は「回復しないかもしれない」と注目されているのであり、後者は「回復するのではないか」と注目されていると解釈できます。 もし、後者の例文で「世間の注目を集めている」を「回復しないかもしれないと注目されている」という意味で用いているのならば、文法上の間違いではなく、語用論的な間違いとなります(そして、読み手/聞き手に誤解を与えますね)。
- kojimama
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・・・全部逆説だと思います(自信なし)。 ・その仕事はうまく進んだ「が」(順風満帆だったわけではなく)、その影にはAさんの血のにじむような努力があった。 ・彼の病気はテレビで放映されたため世間の注目を集めている「が」、最近は順調に回復し、外を歩き回るまでになっている(最近は病気ではない)。 ってことでしょうか? Wordでは波線でてきませんね。とゆーことは正しい使い方なんでしょうか。 わかりにくい文章ですけど。 行間読めない人間なのでわかりません。。。。
お礼
回答ありがとうございます。 ・彼の病気はテレビで放映されたため世間の注目を集めている「が」、努力のかいもむなしく、一向に回復の兆しは見えない。 という使い方もありますよね。こういう使い方の「が」って文法上間違っているのでしょうか?
お礼
単純接続というのがあったんですね。解明できました。ありがとうございました。 それにしても日本語って難しいですね・・・