電気力線の描画について
点電荷 +q, -q が距離 l 隔てて置かれている電気双極子があるとします.
+q, -q の中点 O から距離 r の位置を P とした時,
点Pの電位V(r, θ) = (q/4*π*ε)*(l/r^2)*cosθ です.
また, 電界ベクトルE(r, θ)は,
r方向成分 Er(r, θ) = (q/2*π*ε)*(l/r^3)*cosθ
θ方向成分はEθ(r, θ) = (q/2*π*ε)*(l/2*r^3)*sinθ となり, これら両成分の合成によるベクトルが, その点Pでの電界ベクトルとなります.
以上のことを繰り返して, 点を描画していき, それらを結ぶことで一つの曲線, 電気力線ができるというものです.
流れとしては, 任意の点P(r, θ)を決めて, その点での電界ベクトルE(r, θ)を求め, そのベクトルに沿って微小距離ΔSだけ移動した点が新たな位置P'(r', θ')となり, その位置(r', θ')でまた新たな電界ベクトルE'(r', θ')を求め, 次の位置を決めることを繰り返していきますが.
ただし, 条件として, 点P(r, θ)の座標は常に(x, y, z)座標に変換し, 新たなP'(x, y, z)を求め, そこからP'(r', θ')を算出して, そこでの電界を求めることの繰り返しを行うことになっています.
わからないところは主に, 任意の点はどのような値を設定すれば良いのか, 微小距離ΔSだけ移動させるにはどうすれば良いのかといった部分ですが, これを最終的にはプログラムとして記述しないといけません.
とりあえず, 5lの地点での電気力線を求める具体的な計算を示して頂けると助かります, お願います.
補足
回答ありがとうございます・・・しかし、いまいちよくわかりません。。 すみません。もともと線素ベクトルとか面積素ベクトルとかよくわからないので・・・ >電界ベクトルE=E_r*a_rはr成分だけを有するというのがこの問題の趣旨と思います。 >内積はr成分のみが残ります。 r成分だけを有するっていうのはよくわかります。(a_rという単位ベクトル?がついていますし) しかし、なぜ内積になるとr成分のみ残るのでしょうか? つまり、電界ベクトルにr成分だけしか有さないのでr成分のみの内積になるということでしょうか? φやzとの内積になることはないのでしょうか? >(1)面積素ベクトルdS*a_rは dS*a_rってどこから出てきたんでしょうか・・・? 「dS」のみでなくてa_rはなぜでてきたのでしょうか・・・? もしかして、「dS(Sは太文字なのでベクトル?)」を 「dS*a_r(このSは普通のS)」としたということでしょうか? つまり、面積素ベクトルを単位ベクトルみたいな感じにしたってことですか? だとするとお聞きしたいのはなぜ面積素ベクトルは「a_r」というr方向なのでしょうか? これも電界ベクトルがr方向にしか成分を持っていないからでしょうか? φでもなく、zでもない理由ってこういうことですか? >dS*a_r=rdθdz*a_r dθってdφじゃないでしょうか・・? この右辺の「a_r」というのも上と同じ理由なのでしょうか・・? >よってE・dS=rErdθdz rが2回出てきていますが、Eの後ろのrはEの右下についてるってことでしょうか? >(2)線素ベクトルdl*a_rは >dl*a_r=dr*a_r 問題文では「dl」の「l」は太文字なのでベクトルだと思います。 ここでa_rが出てくるのも上と同じ理由でしょうか? >よってE・dl=Erdr このEの後ろのrも右下の小文字なのでしょうか? 電界ベクトルがr成分しか持っていないから面積素ベクトルもr成分のみとなるならば、 E(太文字) = E_r * a_r という電界ベクトルと 面積素ベクトルの内積 E・dS(EとSは太文字) を記すときは E・dS(EとSは太文字) = (E_r * a_r)・(r*dφ*dz) となりますよね? ここからE・dS=rErdθdzにはどうしてなるんでしょうか? 内積は掛け算とは違うと思うので、a_rがなくなる理由がよくわかりません・・・・