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英語の字幕は(ネイティブにとって)早すぎませんか?
日本のDVD映画を観てる時に、なんとなく英語字幕を付けてみました。 そこで思ったんですが、字幕が消えるのがえらい早い! 英語は日本語よりも字数が多いです。 また、漢字は「表意文字」ですが、アルファベットは「表音文字」であるため、 一瞬で意味を読み取るのが困難で、どうしても読むのが時間がかかってしまうと 思います。 単純に「私が英語が苦手だから読むのが遅い」というのもあるかと思いますが、 英語圏の人々にとってもやはり英語字幕は読みにくいものなんでしょうか。 ちなみに、アメリカでは上映される外国語映画は吹き替えが一般的であり 英語字幕はあまり好まれないと聞いた事があります。 英語字幕は、英語圏の人々にとってもやはり読みにくいものなんでしょうか?
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以前私は映画の字幕翻訳をしていた時期があります。 どの言語でも話す言葉を100%字幕にすると一般の人では読むことができても映像は見る余裕はありません。これは読む速度と話す速度に3倍、逆に3分の1くらいの差が平均あるからです。話者がゆっくりならそれ相当の字数を読むことはより楽になりますが。そのため私がやっていた英語から日本語に訳す場合、逆も同じですが,実際の話す速度(画面)内で秒で割り出して,それをその秒数で読める「字数」に変換していきます。実際はコンピューターではじきだします。翻訳者がもらう原稿には英文が添えられ、日本語で何文字という指定が付いてきます。 例えば Your father passed away when you are young. Do you remember him? 文字指定:5文字 この場合、内容を伝えるには 『父の記憶は?』のようになるのです。意訳というより、中心のメッセージだけになります。これでないと読みながら継続的に理解できないんです。母語の場合は速読も可能ですが、それに費やすエネルギーは映画を見ているどころではないでしょう。
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- ucok
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日本語の映画を英語字幕で鑑賞した場合の話ですね。結論から言うと、ちゃんとしたメジャー級の作品なら、慣れれば難なく読めます。少なくとも私は平気です。 ただ、日本語字幕もなかなか読み切れない視聴者は多いのではないかと思います。私は日本語を母語とする日本人ですが、中学時代、あまり字幕に追いついていけませんでしたし、今も字幕ゆえに洋画を敬遠する人は少なくありません。けれども、何度か字幕作品を観るうちに慣れてきて、読めるようになります。 これにはワケがありまして、日本語字幕にはルールがあります。劇場用なら縦書きで最大何文字、横書きで最大何文字、テレビ画面用ならもう少し字数を増やして最大何文字という具合に、製作会社によって多少異なりますが、だいたい決まっています。そのうえに例えば劇場用なら、ナレーションは斜体字、引用は“”、ドキュメンタリーならその限りではない、という具合に決まっています。よく、古い世代の人は今の少年マンガをすらすら読めませんが、それと同じで、慣れていなければ読めないし、慣れれば自然とルールが頭に入ってきて読みやすくなるのです。 英語字幕の場合は、そこまで厳密にルールが決まってはいません。それでも、きちんと製作しているものなら、読める範囲内で字幕を出すよう工夫がされていますし、実際に読めます。ただ、おっしゃるように、ただでさえ国産の面白い映画がたっぷりある英語圏では、わざわざ好んで字幕映画を観る人は少数派というか、わりと決まったファン層が観るものであったりします。それは単に「見づらい」というだけではなく、文化が違うのですよね。日本でもフランス映画やタイ映画を好んで観る人は、シネコンに集う人たちに比べると少数派であるのに似ています。 余談ですが、日本語字幕では漢字をやたらと使わないようにしています。確かに漢字を使えば字数は少なくて済みますが、画数もこみいっているし、かえって読みづらくなることが多いのです。