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経済成長って何でするの?
イギリスの産業革命は機械という打ち出の小槌のような資本を発明したことによって、物が溢れるようになったと理解しているのですが・・・。 最近の先進国の成長ってなんでしてるのかよくわかりません。 そもそも経済成長ってどのような仕組みでなりたってるのでしょうか? 金融・資本などから説明していただけたら幸いです。 先進国のサービス産業化も経済成長の仕組みの点から解説お願いします。
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- kacashi
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人類の産業は、ある一定の周期で飛躍的な発展を遂げるという持論を、うちの大学の教授が言っておりました。彼いわく、それは農耕、イギリスの産業革命、次がネット革命だそうです。(サービス革命も挙げていた気がするけどうろ覚え) 経済成長が停滞すると、新しい道が拓けるみたいだと言っていて、なるほどなぁと思った記憶があります。 と、それはさておき、下記、個人的な理解で恐縮ですが: 経済成長とは、イコールGDPの伸び率です。 GDPというのは、「国内で新たに生産されたものやサービスの付加価値」。 別の言い方をするなら、「どれだけの商品やサービスが必要とされて、その結果、国内で生産されたか」です。 商品やサービスが必要とされるということは、それだけその国(に、籍をおいている企業)にビジネス拡大の余裕があるということ。……つまり、経済成長しつづけているということ、となります。 で、経済成長(=GDPの伸び)の理由には、二種類あると思います。 まずひとつは、「国民一人一人の財布が潤うこと」。 たとえば、戦後のテレビの普及。以前は、テレビはお金持ちしか持っていなかったけれど、経済成長のおかげでみんなの暮らしが豊かになり、今や国民の殆どがテレビを持っています。 もう一つは、「市場の拡大」です。 国民一人一人のお財布は潤っていないけど、「まだこの商品持っていないよ!」という国なんかに手を伸ばして、商品を買ってもらうことです。 たとえば、お隣の中国では、まだテレビを持っていない人だとか、車が欲しい人だとかがいて、「買いますよ!」と言っているわけです。日本からそういう商品を輸出することで、GDPが上がり、経済成長に貢献します。 国内だけでは十分な事業拡大をできなくなったと感じた企業は、海外にお客様を探しに進出しています。 世界的な企業(ホンダ、SONY、ニンテンドー)はみんな、世界規模で事業を展開してますよね。(これはゲンミツにはGNP増加になってきちゃうんですが、細かいことはさておいて)こうやって、市場を広げることで、先進国も経済成長し続けているんですよー。 ちなみに、先進国のサービス産業化は、「ものを作る」という行為が研究されつくして、これ以上の「モノ作り」の効率化を図れなくなった結果、モノ以上の付加価値を求めて「サービス」へ転じたものだと学びました。
- tanuki4u
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「豊かさ」の誕生―成長と発展の文明史 (単行本) ウィリアム バーンスタイン (著), William J. Bernstein (原著), 徳川 家広 (翻訳) 読んでみてください。 引用 「豊かさ」とは、私有財産制、科学的合理主義、資本市場、効率的な輸送・通信手段の4つの要素から成る。 以上 機械のようなハードウェアではない。 金融・資本で言えば、私有財産制度が確保されたことで、個人の資本が市場で安心して取引できるようになったと言うことになります。 前近代 日本で言えば「徳政令」なんて出されていては、安心して資本市場など成立できません、金持ちは自宅に用心棒を雇って領主から泥棒からいろんな他人から自分の財産を守らねばなりません。