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産業革命と言える経済成長はどれくらい?
18世紀のイギリスの産業革命はおそらく物凄いGDPの成長をしたのだと思います。これは産業革命の前後でどのくらいの成長をしたのでしょうか? 最近IT革命とか何かあるとすぐに第○次産業革命と言われますが、それらが本当に産業革命と言えるのかどうか疑問です。どのくらいの成長をすれば産業革命と言えると思いますか?
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http://www.l.u-tokyo.ac.jp/~kondo/WedgeIR_W.htm 産業革命は1760年~1830年に渡って起きたとされていますが、上記のサイトに「文明の表象 英国」からの引用として下記のように書かれています。 ”産業革命は一七六〇年ころのイギリスで開始した、と書かれていたが、その前後の国民生産の成長率は年に〇・七%以下であった。人口増の時代だったから、一人あたりは〇・一%未満、マイナスの期間さえあった。一七八〇年からようやく成長率が一・三%をこえ、一八〇〇年から二%に近づく。一人あたりでは〇・五%ほどであった*。” http://temari-temari.sakura.ne.jp/sblo_files/tamatamanikki/image/pop_gdp2.gif つまり、産業革命は産業構造、都市構造、市場構造、世界各国との貿易構造の変革をもたらしたが、その変革期においてはまだ世界レベルの生産力を急激に増大させるほどの影響力はなかった、ということでしょう。 世代的にも第一世代ですので、個人の消費・生活様式、家族様式はそれ以前の奴隷労働、集約労働と変わらなかったことでしょう。 これら末端の個人が好きなモノを飲み食いしたり好きな服を買って遊び暮らすようになり、生産力をうわまわる需要の力を得るには、20世紀を待たねばならなかったことでしょう。 IT革命による産業革命についても、比喩的に産業革命とはいうものの、それは生産効率の上昇や働き方の変化をもたらすものだったとしても、GDPの上昇に寄与するかどうかはわかりません。 例えば、ものすごい高度な人工知能と強力なロボットが生み出されて知的労働も肉体労働も不要になったとして、それらが凄まじい生産効率でものを大量に生み出したとしても、それらを消費する人間の増加と、同時にもたらされる環境破壊を受け入れるだけの地球資源の余力がなければ、有限の星に住んでいる人間がいくらものをたくさん生み出したところで、単に荒廃した世界が広がっていくだけです。 SFマンガのように、他の星を開拓して人口が何兆人に増えたりするなら話は別ですが・・・
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- shintaro-2
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>どのくらいの成長をすれば産業革命と言えると思いますか? 成長率は関係ありません。 どちらかというと、既存産業の衰退(廃業増加、就業者数の減少)が産業革命の証です。
お礼
ご回答ありがとうございます。
お礼
ご回答ありがとうございます。挙げて頂いたリンクはかなり面白いですね。歴史が全く分かっていなかったという事がよくわかりました。それに皮肉なことに(1)の方の回答が的確であった事もよくわかりました。