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北米産サーモンは、なぜ国産のものより価格が安いのですか?
北米産サーモンは、なぜ国産のものより価格が安いのですか? 遠路はるばる運ぶ運賃が凄そうな気がするのですが。
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まず、北米産・国産共にいろいろな種類のさけます類がいる(生産されている)ということを理解する必要があります。(混乱を防ぐため以下全て標準和名で記載します) 北米では、天然だとベニザケが多く、他にカラフトマス、マスノスケ(=キングサーモン)、ギンザケが漁獲され、養殖だとアトランティックサーモンやニジマス(=トラウトサーモン)が生産されています。 日本では、主にサケ、カラフトマス、サクラマスが漁獲され、養殖は少ないですがギンザケ等が生産されています。 北米産サーモンといっても、上記のようにたくさん種類がありますので、天然のベニザケやキングサーモン等は高額ですが、養殖のニジマス等はそれほど高くはありません。 国産では、漁獲されたカラフトマスはとても安価で流通していますが、サケは成熟度によって価格が全く異なります。成熟がすすんでいる「ブナ」(婚姻色があるもの)は安価ですが、「ギン」とよばれる成熟が進んでいないもの(ギンザケは別種です)は高額です。成熟が進んでいないもののなかには、「銀聖」、「羅皇」というようなブランドのものもありますし、最も成熟が進んでいない「鮭児(ケイジ)」というものになると、キロ1万円以上することもあります。また、サクラマスも高級魚です。 つまり、産地だけではなくその種類によって値段が決まるので、流通コストの影響もあるかとは思いますが、先ずはそこを注意して見ていただければと思います。
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- fisherman2
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単純に回答させていただくと国内で生産(養殖)するよりも安くできるからです。 例え海上運賃(冷凍コンテナの輸入になります)やその他の運賃をかけても海外で生産した方が安いのです。 国産の方が一概に高いとは言えないと思いますが、鮭鱒というのは種類産地、養殖、天然、漁獲時期によって全くことなった相場になります。 白鮭(銀鮭は別の種類です)は、同じ鮭なのに秋鮭、時シラズと言ったら全然別物です。 北米の鮭よりも現在の日本における流通の主流は北欧の鱒類を主体とした養殖物になっています。
お礼
なるほど、流通コストをかけても国産より安くなるのですね。 ありがとうございました。
- para3gathi
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鮭と鱒は、業界筋(水産会社)でも「鮭鱒」と総称しています。読みは「さけます」ではなく「けーそん」。最初にこの言葉を聞いた時にはすぐには分りませんでした。漢字のツクリの方を見れば分ります。 その鮭鱒ですが、地域によって取れる魚種が違います。日本では白鮭(銀鮭)が多用され、欧米は紅鮭が多いそうです。そしてノルウェイで取れるサーモンは鱒の種類の様です。でもとても美味しいです。 日本の鮭が高いのは、漁業権の関連ではないかと思います。いわゆるロシアとの経済水域の関係でしょう。沿岸で取れる鮭は案外と限られている様ですから。 世界で一番美味しいサーモンは、タスマニアの海域で取れるサーモンだそうです。漁獲の季節が日本と反対の事もあり、通常は余り見掛けません。
お礼
鮭と思っていて食しているのはもしかすると鱒かもしれませんね。 でも北欧産のものは美味しいですね 解説、ありがとうございました。
- KEKEKO2008
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漁獲量が違うという事だと思います。 そして、冷凍技術、輸送手段も多様化して安いのでは・・海外旅行も昔より断然安いでしょう。 そういう意味では、地球は狭くなったのですよ。 サーモンミュージアム http://www.food.maruha-nichiro.co.jp/salmon/fishery/10.html
お礼
TVで見ました。ものすごい量でした。 さらに冷凍技術も相当進化しているみたいで驚きました。 解説ありがとうございました。
お礼
わかりやすい解説ありがとうございました。