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孫子の兵法の第8九変篇と第9行軍篇(その1)

 第8九変篇に、 高い陵(おか)にいる敵を攻めてはならない、 とあり、 第9行軍篇には、 高い所で戦うときには上にいる敵に立ち向かってはらない、 とあり、 似たようなことを言っているのだと思います。 高いところにいる敵は、強いのでしょうか?  逆に、 第8九変篇で、 丘を背にして攻めてくる敵は迎え撃ってはならない、 とあり、逆に味方の場合は、 高地を背後と右手(???)にし、低い地形を前にして高みを後ろにせよ、 とあります。 これらは、高い場所が後ろにある方が有利だと言っているようです。 背水の陣ならぬ「背高」の陣は、逃げ場がなく不利なような気がしますが、 なぜ有利なのでしょうか? なお、こちらではそこ(絶壁の谷間、自然の井戸、自然の牢獄、自然の捕り網、自然の落とし穴、自然の切り通し)から遠ざかって(中略)敵にはそこが背後になるようにしむけよ、 とあり、「背低」の陣は不利のようです。  それぞれの解釈を別々に質問するよりも、 似通っている命題をまとめて質問した方がよいと思い、 そうします。  ご存じの方、よろしくお願いします。

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  • eroero1919
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回答No.3

実感したければ誰か友達に付き合ってもらって河川敷の土手で上と下に分かれてそのへんの棒きれ持ってチャンバラごっこをやってみればすぐ分かりますよ。あるいは相撲でもいいです。昔の戦争ならチャンバラというより押し合いへし合いのおしくらまんじゅうに近いですから相撲のほうが近いかもしれません。 そもそも高いところにいるほうは遠くまで見渡せます。坂道の上から石や丸太を転がせば立派な武器になります。坂道を登るエネルギーと降るエネルギーでは前者のほうがはるかに大変です。 また背後の丘とくぼ地についてですが、背後が丘であればこちら側がその背後に回って攻撃するのは大変です。壁を背にされるようなものです。一方、背後がくぼ地だと押されるとくぼ地に落ちる恐怖があります。万が一落ちてしまうとそれは殲滅戦となってしまいます。

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  • ur2c
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回答No.2

> 高いところにいる敵は、強いのでしょうか? そのとおりです。上から下の方がその逆よりも運動の自由が大きいですし、飛び道具も高い所から低い所に射る方が、その逆よりも効果があります。 ワーテルローではイギリス軍が丘の上で、フランスが下でした。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%86%E3%83%AB%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84 帆船による海戦でも、風上に立とうとします。トラファルガーでもイギリスが風上です。 http://home.gci.net/~stall/pics/trafalgar%20map.jpg 同様に空中戦でも敵よりも高い高度をとるために、まず急上昇します。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%88%A6 > 高い場所が後ろにある方が有利だと言っているようです。 > なぜ有利なのでしょうか? 物理的にポテンシャルが高い、「上から下」の方向だからです。

  • k99
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回答No.1

>高いところにいる敵は、強いのでしょうか? 強いです。物理エネルギーで優位に立ってますから。 「凡そ軍は高きを好みて下きを悪み」です。 駆け下りる方が駆け上がるより勢いが付いて楽ですし #激水の疾くして、石を漂わすに至る者は勢なり 投擲兵器は遠くまで届きます。視界も広いので情報も多く入ります。 大体低いところは気分が籠もっていけません。 長期化すると水の手が気になるところですが。 >これらは、高い場所が後ろにある方が有利だと言っているようです。 なので、引いたときに有利な位置を占めることができる場所が良い、というわけです。 ちなみに、「背水の陣」はそれが常識外の事だったので故事に残ったわけであり、定石ではありません。まあ、定石にこだわるな(兵を形わすの極は無形に至る)、というのもあるんですが・・・。

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