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二次関数の問題

a,b,cは実数とする。 xy平面上においてy=ax^2+bx+cが有理点を3つだけ通る場合はあるか。 ある場合は実例を上げ、ない場合はそのことを証明せよ。 ただし有理点とはx座標、y座標が共に有理数である点である。 おそらく有理点をちょうど3つもつ場合は存在しないのかなと思うのですが、証明の仕方がさっぱり思いつきません。 どなたか回答お願いします。

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  • nag0720
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回答No.1

3つの有理点のx座標をp,q,rとすると、 ap^2+bp+c、aq^2+bq+c、ar^2+br+c は有理数 (ap^2+bp+c)-(aq^2+bq+c)=a(p^2-q^2)+bp-bq=(ap+aq+b)(p-q) も有理数なので、ap+aq+bは有理数 同様に、aq+ar+bも有理数 よって、(ap+aq+b)-(aq+ar+b)=a(p-r) も有理数なので、aは有理数 これから、b,cも有理数であることが分かります。 a,b,cが有理数なら、y=ax^2+bx+cを通る有理点は無数にあります。

mintD
質問者

お礼

実際に代入してみればよいのですか。 回答ありがとうございます。

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その他の回答 (3)

  • nag0720
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回答No.4

#1です。 有理点が3つあれば、a,b,cは有理数です。 (有理数を係数とする連立1次方程式の解は有理数であることからも分かります) a,b,cが有理数なら、有理数xに対しy=ax^2+bx+cも有理数ですから、有理点は無数にあります。(x=0, 1, 3/2, 2, 8/3 などなんでも) よって、有理点をちょうど3つ持つ場合は存在しないことになります。 有理点をちょうど1つ持つ場合や、2つ持つ場合は存在します。 1つ持つ場合:y=√2x^2、y=√3(x-1)^2+1 など 2つ持つ場合:y=√2x(x-1)、y=√3(x-1)(x+1)+1 など 1つだけ持つ場合は、グラフを平行移動することによって、任意の有理点を通る式を作ることができます。 2つだけ持つ場合は、2つの有理点のy座標は同じになると予想できますが、実際はどうなのか分かりません。

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  • Mr_Holland
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回答No.3

 #2です。 >ただ、例えばa=√2,b=c=0のとき、通る有理点は原点のみ、となりませんか。  なるほど、#2の結論は乱暴でしたね。  a=√2,b=c=0のケースは、原点を通ります。  原点を通るケースは、#2の証明でいえば、q=0 のときに相当しますので、#2の結論には至りません。  そこで、改めて原点を通るケースについて次のように考えてみます。 1) y=ax^2+bx+c が原点という有理点だけを通るケースが存在する。   (例)y=√2 x^2  (mintDさんが挙げられた例です。) 2) y=ax^2+bx+c が原点と他の有理点を通る場合、無数の有理点を通ることを示します。   原点を通ることから c=0   ・・・・・(2’)   原点以外の有理点のx座標を q'/p' (p',q'は互いに素である整数。p',q'≠0) とする。   また、その有理点のy座標を m'/n' (m',n'は互いに素である整数。n'≠0) とする。  このとき、次の式が得られます。    an'q'^2 + bn'p'q'=m'p'^2   ・・・・・※  式※のp’を法とした合同式から、次のことを得ます。   an'≡0 (mod p')  (∵q'はp'と互いに素な整数だから)  ∴ aは有理数      ・・・・・・(1’)  また、式※のq’を法とした合同式から、次のことを得ます。   0≡m' (mod q')  (∵p'はq'と互いに素な整数だから)  ∴m'=kq' (k:整数)  この式を式※に入れて両辺をq’で割り、改めてq’を法とした合同式を考えますと、次のことが得られます。   bn'-kp'≡0 (mod q')  ∴ bは有理数   ・・・・・・(3’)  (1’)~(3’)から、y=ax^2+bx+c が原点と他の有理点を通れば、a,b,cは有理数となりますので、この場合、無数の有理点を通ることになります。    以上のことを踏まえて、#2の結論を次のように書き直させてください。   「原点以外の有理点を1つでも通る」 ⇒ 「a,b,cはすべて有理数である」  この命題の対偶から、   「a,b,cのうち無理数が1つでもある」 ⇒ 「原点以外の有理点を1つも通らない。」  また、原点という有理点のみ通るものがあることを踏まえると、    y=ax^2+bx+c が通る有理点の個数について、次の3ケースしかない。   <無数の有理点を通る> または <原点でのみ有理点を通る> または <有理点は1つも通らない>

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  • Mr_Holland
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回答No.2

 有理点を1つでも持つと無数に有理点が存在することで、有理点が3つだけの場合がないことを示します。  y=ax^2+bx+c はx座標がq/p(p、qは互いに素である整数、p、q≠0)である有理点を通るとします。  このとき、この点のy座標は有理数でなければなりませんので、次のように表されます。   a(q/p)^2+b(q/p)+c=m/n  (ただし、m、nは互いに素である整数、n≠0)  この式の両辺に p^2 n を掛けて次の式を得ます。   anq^2+bnpq+cnp^2=mp^2   ・・・・・☆  式☆について p を法とした次の合同式を得ます。   anq^2≡0 (mod p)  ∴an≡0 (mod p)   (∵ qはpと互いに素な整数なので)  この式で、nは整数であることから、aは有理数でなければなりません。  ・・・・・・(1)  次に、式☆について q を法とした次の合同式を得ます。   cnp^2≡mp^2  (mod q)   (cn-m)p^2≡0 (mod q)  ∴ cn-m≡0  (mod q) (∵ pはqと互いに素な整数なので)  この式で、n,mは整数であることから、cは有理数でなければなりません。  ・・・・・(2)  (1)、(2)と、式☆の b を除くすべての変数が有理数であり、n,p,q≠0であることから、式☆の等号が成立するためには、 bも有理数でなければなりません。 ・・・・・・(3)  (1)~(3)から、y=ax^2+bx+c は1つでも有理点を通れば、a,b,cは有理数となります。  このことから、x座標がq/p以外の有理数のときでも、y座標は有理数となります。  実数xには無数の有理数がありますので、 y=ax^2+bx+c は1つでも有理点を通れば、無数の有理点を通ることになります。  故に、 y=ax^2+bx+c が有理点を3つだけ通る場合はありません。  ちなみに、以上の証明の過程で、次の命題が証明されましたが、   「有理点を1つでも通る」 ⇒ 「a,b,cはすべて有理数である」 この命題の対偶を採ることによって、次の命題が得られます。   「a,b,cのうち無理数が1つでもある」 ⇒ 「有理点を1つも通らない。」  つまり、y=ax^2+bx+c が通る有理点の個数について、次の2ケースしかあり得ないことが分かります。   <無数の有理点を通る> または <有理点は1つも通らない>

mintD
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 ただ、例えばa=√2,b=c=0のとき、通る有理点は原点のみ、となりませんか。

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