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(233-234) This Strif...
- (ll. 25-41)ペルセースよ、こうしたことを心に刻んでおくのだ。そして、お前の心を捉えた不和を喜ぶ争いの女神エリスに(お前が)仕事から戻るようなことをさせてはならぬ。一方、お前は法廷の論議を覗き見て、そして、じっと見つめながら、耳を傾けるようなことをしてはならぬ。間もなく蓄える(べき)一年分の食糧、大地が実を結ぶあのデーメーテールの穀物さえないものは、争い事とは関係ないのだ。
- This Strife is wholesome for men. And potter is angry with potter, and craftsman with craftsman, and beggar is jealous of beggar, and minstrel of minstrel.
- (233-234) This Strife is wholesome for men. And potter is angry with potter, and craftsman with craftsman, and beggar is jealous of beggar, and minstrel of minstrel. Perses, lay up these things in your heart, and do not let that Strife who delights in mischief hold your heart back from work, while you peep and peer and listen to the wrangles of the court-house. Little concern has he with quarrels and courts who has not a year's victuals laid up betimes, even that which the earth bears, Demeter's grain.
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QA233 (1) angry 「競う」という解釈は、一見合理的な解釈に見えますが、私は「怒りを発する」という意味を取ります。 Eris という女神は「争い」の神であることを思い出してみて下さい。 人々の間に「不和」が生まれるのを助長する女神です。 同業者同士でいがみあうのは、Strife たる女神 Eris のなせる業なのです。 (2) potter is angry with potter, and craftsman with craftsman beggar is jealous of beggar, and minstrel of minstrel 上下を比べてみて下さい。上の場合も potter の方には angry とあるのに、craftsman の方には angry を省いています。 下の場合も上と同様なことがいえます。 詩の場合、パターンを同じにするというのは普通にあることです。 QA234 ll. について これは、辞書を引けば分りますが、= lines です。すなわち、line の複数形です。 複数の行にまたがる場合に、たとえば 「ll. 25-41」 であれば、「25行目から41行目まで」という意味です。 (1-1) let "do not let that Strife who delights in mischief hold your heart back from work" という文における let は使役の動詞です。 do not let [that Strife who delights in mischief] [hold your heart back from work] という構造です。 簡単にすると、do not let [that Strife] ... [hold ...] という構造で、「that Strife に hold ... させるな」ということです。 だから、while 以下は無関係です。 (1-2) back hold your heart back from work とありますから、これを直訳すると「あなたの心を仕事から離れさせておく」となります。 hold ... back は、イディオムで「~から引きはなしておく」という意味です。 従って、この back の品詞は、come back の back と同じく「副詞」です。 (2) even that ここは、even that which the earth bears とあるので、that は何であるかを which 以下が説明しています。 さらに言えば、which the earth bears と、次の Demeter's grain は「同格」です(つまり、言い替えている)。 その前に「1年分の食糧云々」とあるので、「大地の生み出すもの、すなわちデメーテルの穀物(小麦など)をすら所蔵していない者が」という意味の even that であると考えられます。 (3) lay up in your heart lay up には「蓄える」という意味がある。 確かに「心に蓄えよ」という言い方は、普通はしないだろうと思います。 私なら「心にとどめておけ」くらいに訳すかもしれません。
お礼
回答を読んで・ 一読しただけす。 しかし、解釈にギャップがあります。 それは何か。 よく分からない。 恐らく、質問者は自分の考えを あてはめようとして、無理が生じているようです。 ギリシャ神話の世界に、現代の考えをあてはめようとしているから かもしれない。 古代ギリシャ人の境地:アイディンティティを考えようとしない事が 原因かも知れない。 もう一度、読み直してみます。 ありがとうございました。
補足
この欄を拝借して、質問者から回答の御礼をさせて下さい。 (1)potter is angry with potter, and craftsman(angry) with craftsman beggar is jealous of beggar, and minstrel(jeolous) of minstrel ( )を補い、angryは「怒りを発する」(回答より) (2)IIは行数のこと (3)hold backのbackは副詞、「引き離しておく」と解釈(回答) (4)even that which the earth bears, Demeter's grainについて the earthbearsとDemeter's grainは同格 (even that)(which the earth bears, D's grain)となる。 (5)lay up in your heart 心ににとどめ置け *以上を確認しました。 訂正すると、ヘシオドスが弟ペルセスに話している気持ち、 が少し感じられます。 難しい文章です。 一語一語、言葉を正確に読みとる必要があるようです。 ありがとうございました。