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古文について
「花も散り郭公さへ(1)いぬるまで君にも(2)ゆかずなりにけるかな」 (1)いぬるまで い、で切る時「ぬる」を動詞でとった場合、文法的にはいいと思うん ですけど、これは文脈的におかしいということで終わって大丈夫です か? (2)ゆかずなりにけるかな 助詞「さへ」を添加・累加でとらえることはできませんか? また、「なり」は、なぜ助動詞に取れないんでしょうか? 面倒だとは思いますけど説明よろしくお願いします。
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- lialhyd
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なぜそのような全く意味を成さない文法的解釈の可能性を必要としているのか、よろしければ理由を教えていただけませんか? 射るの未然形もしくは連用形だとすると、「ぬる」は助動詞「ぬ」の連体形と考えるのが適当でしょう。 先ほどの「それ以外のきり方は文法的におかしい」というのは、誤りでしたね。訂正いたします。
- lialhyd
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では、「いぬる」を「い」+「ぬる(動詞)」ととった場合 「い」とはどのような単語なのですか?名詞ですか?なんですか? また動詞の「ぬる」とは何ですか?「塗る」ですか? まぁ、連体形なので「寝(ぬ)」でもいいんですかね。 これは「い」が何であるのか説明できないし、「ぬる」の後には明らかに「とき」という体言が省略されていますので 「往ぬ(いぬ)」の連体形「いぬる」と解釈する以外ありません。 それ以外のきり方は文法的におかしいのです。 あと「さへ」は累加・添加の意味であっていますよ。 「ほととぎすまでもが飛び去る」という意味ですから。 「なり」は動詞ですね。 色々と「なり」の文法的分け方というのはあるのですが、多いので省略させていただきます。 伝聞・推定「(音を聞いて)~らしい」という助動詞の「なり」という可能性も文法的にはあるんですが 「打消」「推定」「完了」「過去」と助動詞が続くと 「いかないようであってしまった」というわけのわからない意味になります。 また、伝聞推定の「なり」の場合は音を表す語が近くにあることが一般的ですのでその点でも不適切です。
文節は、 (花も散り・郭公さへ・去ぬるまで・君にも・行かず・なりにけるかな) と、なります。 (1)・・いぬるまで・・は、どこかへ行っちゃうまでを言いますから、切り取ると意味がわからなくなります。 (2)・・行かなくて済みました・・の意味です。
お礼
回答ありがとうございます。 「い」についてなんですけど、ヤ行上一段動詞「いる(射・鋳)」とかではとれないでしょうか? 最終的に文脈でとるしかないって、とこまでもっていきたいんです。