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直列のCSTRの複合反応
A→B→C、B→R -rA=k1、rS=k2CB、rS=k3CB k1=1.00kmol/m^3s、k2=0.080/s、k3=0.090/s であらわされる複合反応をを容積0.36m^3のCSTRを2基直列に接続して実施する。第1槽入り口にCA0=30kmol/m^3の成分のみをv0=0.030m^3/sの流量で供給している。第2槽出口における成分Aの反応率、成分Rの収率と選択率を求めよ。 この問題の解く過程もつけて教えてください。
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- gohtraw
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選択率についても、何を規準とするかで式が変わってくるというのが講師の方の説明の意味だと思います。 この系全体の出発物質であるAを基準とすれば RになったA/反応したA になり、Rを生じる直接の原料であるBを基準とすれば Rの生成量/(Rの生成量+Cの生成量)*100(%) になります。私の説明不足でしたね。
- gohtraw
- ベストアンサー率54% (1630/2965)
反応による体積変化はないものとして、それぞれの槽について各成分の物質収支を考えます。成分の増減の要素は (1)槽への流入 (2)槽内で起きる反応による消費 (3)槽内で起きる反応による生成 (4)槽からの流出 で、これらの合計がゼロになります。 第1槽では A:v0・CA0-V・k1-v0・CA B:V・k1-V・k2・CB-V・k3・CB-v0・CB C:V・K2・CB-v0・CC R:V・k3・CB-v0・CR これらを解くと第1槽出口の各成分の濃度CA、CB、CC、CRが判ります。 第2槽も考え方は同じですが、第1槽から流入するものの中にB,C,Rが含まれるので式の形は若干変わります。 A:v0・CA-V・k1-v0・CA’ B:v0・CB+V・k1-V・k2・CB’-V・k3・CB’-v0・CB’ C:v0・CC+V・K2・CB’-v0・CC’ R:v0・CR+V・k3・CB’-v0・CR’ これらを解くと第2槽出口の各成分の濃度CA’、CB’、CC’、CR’が判ります。 成分Aの反応率は (反応したA)/(供給したA)*100(%) で与えられます。濃度CA0で第1槽に入り、CA’で第2槽から出てくるので、反応率は v0(CA0-CA’)/(v0・CA0)*100=(CA0-CA’)/CA0*100 となります。 Rについては何を基準とするかによって収率が違います。A基準ならばRの生成量/Aの供給量*100(%)なので CR’/CA0*100(%)、 B基準ならRの生成量/Aの消費量*100(%)なので CR’/(CA0-CA’)*100(%) になります。 Rの選択率は Rの生成量/(Rの生成量+Cの生成量)*100(%)なので CR’/(CR’+CC’)*100(%) になります。
補足
ありがとうございます。複合反応の問題がだんだん理解出来てきました。 1つ質問なのですが、Rの選択率は Rの生成量/(Rの生成量+Cの生成量)*100(%) こそまさにRの選択率という感じですが自分の大学の教科書では RになったA/反応したA という式で定義されています。 ですがこの式が表わしたいことがわかりません。講師は教科書によって定義の仕方がいろいろあると言っただけでした。
お礼
ありがとうございます。Aがいろいろ変化するうちRをどれだけ選択したか、ということですね。助かりました。