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~なり

20代の後輩から報告メール 「○○に確認するなりしに行ってきます」との文章、なんとなく違和感があるのですが… 私としては『~なり』は普通、 『焼くなり煮るなり』とか『着るなり脱ぐなり』とか、または『聞くなり何なり』など、 『○○なり××なり』と二つ並べて使うものとの認識があり、「確認するなり… 何なの???」と次の言葉を待ちたくなります。 以前にも「~なり」を単独で使っていたので、彼女の中では当たり前の使い方になっている様なのですが、単独でも間違いではないのでしょうか?

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  • sanori
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回答No.1

こんにちは。 >>>単独でも間違いではないのでしょうか? 辞書には、並列・列挙の場合に用いる、とあります。 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%AA%E3%82%8A&dtype=0&stype=1&dname=0ss&pagenum=1&index=114713800000 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%AA%E3%82%8A&dtype=0&stype=1&dname=0na&pagenum=1&index=16055713872400 ですから、違和感を持たれる質問者様の感覚は正しく、 列挙ではない「なり」の使い方は誤りだと言ってもよいでしょう。 若者言葉では、もう一つ同様の例があります。 それは、「とか」です。 「××くん。彼女とかいる?」 という言い方を若者はしますよね。 これは 「彼女(は)いる?」 というダイレクトな表現を和らげる効果があります。 まさか 「××くん。彼女とか奥さんとかホモダチとかいる?」 という意図の質問ではありません。 このような「とか」の用法は、「とか弁」と呼ぶそうです。 http://search.nhk.or.jp/query.html?qt=%82%C6%82%A9%95%D9&col=toppage&ws=0&qm=0&st=1&lk=1&rf=0&oq=&pw=100%25&qp=url%3Anhk.or.jp%2Fa-room%2Fkininaru%2F+url%3Anhk.or.jp%2Fa-room%2Fkininaru%2F2003+url%3Anhk.or.jp%2Fa-room%2Fkininaru%2F2004+url%3Anhk.or.jp%2Fa-room%2Fkininaru%2F2005+url%3Anhk.or.jp%2Fa-room%2Fkininaru%2F2006%0D%0Aurl%3Anhk.or.jp%2Fa-room%2Fkininaru%2F2007+url%3Anhk.or.jp%2Fa-room%2Fkininaru%2F2008 ただし、「なり」の場合は、状況によっては、本来列挙すべき2番目以降のことを省略しているとも考えられると思います。 以上、ご参考になりましたら幸いです。

ORFL
質問者

お礼

「とか弁」の例、素晴らしい!どうやらまさにそれです。 「ことばおじさん」ページにある『よろしかったでしょうか』や『こちら、コーヒーになります』のような最近あちこちにあふれている違和感のある表現を彼女は普段からよく使います。 思い返してみると彼女が普段使う違和感のある「~なり」もそれらに近いもので、含んでいるというより、ぼやかすために使っているように思います。 大変すっきり致しました。回答ありがとうございました。

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  • lyrics
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回答No.2

こんにちは。 > 「○○に確認するなりしに行ってきます」 > > 私としては『~なり』は普通、 > 『焼くなり煮るなり』とか『着るなり脱ぐなり』とか、または『聞くなり何なり』など、 > 『○○なり××なり』と二つ並べて使うものとの認識があり、「確認するなり… 何なの???」と次の言葉を待ちたくなります。 並列で使うことも多いですし、何か別のものをほのめかすような言い方なので「次の言葉を待ちたくなる」という質問者様の違和感を覚えるお気持ちも分かるのですが、後輩の方の言い方も決して間違いとは言えないのではないかと思います。 ただ、上のように書きましたが、私も、「確認か(≒や/と)○○を(=なり、なり)しに行ってきます」とした方がすっきりするように思います。 【なり】 |(1)《「AなりBなり」の形で》 |いくつかのうちから随意にどれかを選ぶ意を表す。 |「中から一つ【なり】二つ【なり】持って行け」 |「殴る【なり】蹴る【なり】好きにしてくれ」 |「大【なり】小【なり】欠点はある」 | |(2)《「AなりBなり」の形で、Bに不定の語をとって》 |一例を示しながらも、選択肢が他の類似のものに及ぶことをほのめかす。 |「フランス【なり】どこ【なり】、好きなところで暮らすがいい」 |「休暇を取る【なり】なん【なり】して休め」 | |(3)他にも選択肢があるかもしれないという含みで一例を示す。 |「ご両親に【なり】相談した方がよい」 |「運動する【なり】してみてはどうか」 |「せめて電話する【なり】しておけばよかった」 | |※指定の文語助動詞「なり」から。 |【語法】名詞や動詞の終止形などに付く。 |『明鏡国語辞典』 上記語釈の(3)にあたるように思います。 『大辞林』『大辞泉』の用例では名詞にしか付いていませんが、動詞に付く形もあるみたいです。 一例として挙げますと、ご質問文の場合は 「○○に確認するなり(催促するなり)しに行ってきます」 ということを言外にほのめかしているのではないでしょうか。 |(2)同類の他のものから選択できることをほのめかしながら、一例を挙げるのに使う。 |「下調べをする【なり】して出るべきだ」『学研現代新国語辞典』 |(3)他に適当なのがあるかもしれないがという気持ちを込めて、一つを取り出して示すのに使う。「医者に【なり】(と)相談したら」『岩波国語辞典』 並列の用法はほとんどの辞書に載っていましたが、上の用法の場合は、辞書によっては載っていないこともありました。 このことから、並列の用法の方がよく使われているといえると思いますし、質問者様と同じように違和感を抱かれる人も多いのではないかと想像いたします。 しかし一応辞書には載っている用法ですので、そういう感じを受けながらでも後輩の方の言い方もある程度お認めになってあげてはいかがでしょうか。

ORFL
質問者

お礼

他にも選択肢がある場合やほのめかしながら一例を挙げる場合の例文のような使い方はしっくりきます。 今回は『その使い方認められない!!』ということで質問させていただいたわけではありません。認められませんと人に指摘する以前に私自身恥ずかしながらしっかりと判断が出来なかったので質問させていただきました。 お答えいただきすっきりしたところで… 今回の場合は認められないかな。 (全文を記載するのはあまりにもプライベートすぎると思い、引っかかった一分にとどめましたので説明が不十分になってしまい申し訳なかったのですが)今回の場合、状況からして他にほのめかす事項はこちらからは推測できません。だからよけいに「確認するなり… 何なの???」と思ってしまったのだと思います。おそらく、「確認するなり何なり」と書いてあったとしても「何なりって… 確認以外に何するの?」と思っていたでしょう。今回の場合に「~なり」を使うのであれば、例えば、「聞くなりして確認してきます」なら理解できた状況だったと思います。 Iyricsさんの回答があったおかげで「~なり」の使い方の理解が深まり、曖昧にぼやかすために使用しているので引っかかったのだという事がよりはっきり分かりました。ありがとうございました。

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