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経済学について
昨年ノーベル経済学賞を受賞したプリンストン大学のクルーグマン教授は「長期的に国の経済を維持させるのは、GDPが上がることではなく、生産性が上がることだ」と主張しているのですが、なぜGDPが上がることが重要ではないのですか。生産性が上がることで効率的に成長しているとも考えられるのですが。回答お願いします。
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- at9_am
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> なぜGDPが上がることが重要ではないのですか 単純な話、人口が二倍になればGDPが二倍になっても消費できる量は変わりません。なので、全体量であるGDPはそれほど重要ではありません。 生産性が上がらないでGDPが上がった例として、通貨危機以前の東南アジアが挙げられます。このとき、おもに欧米からの投資によって工場が多く建設され、それまで農村で暮らしていた人口(=労働力)が市場へと流れ込み、GDPは非常に向上しました。 が、結局のところ生産性はそれほど上がらなかったので、労働構造の変化や海外からの投資が徐々に頭打ちになるに従ってGDP成長率は伸びず、最終的には通貨危機を引き起こしました。 因みに言えば、#1の回答はかなりおかしいです。 貨幣価値や石油価格によっては、前者は名目では変化しますが実質では変化せず、後者は資源価格の変化なので日本のような資源輸入国では直接的な影響はほとんどありません。これらの影響は、間接的にはもちろんありますが、いずれも実体経済で起こるお話です。
- publicpen
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そういう主張をしていると言うことは、必ず根拠を示してるはずです。 本や論文を読んで下さい。 (これは予測です) 確かにGDPと生産性はリンクしてるように思います。しかし貨幣価値や石油価格の増減でGDPは増減しますから実質経済と乖離した場合も出てくると言うことではないでしょうか。 そうであればより確実な「生産性」を意識する方が重要であると言うことではないでしょうか。