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I saw the cat sleeping on the sofa.の解釈
初めての質問失礼します。 I saw the cat sleeping on the sofa. という文なんですが、セオリーとしては知覚動詞のseeがとる「S+V+O+不定詞」の不定詞(原形不定詞)の部分に現在分詞が入ってると考えて、 「猫がソファーで寝ているのを見た。」 となりますよね。しかし、これを知覚動詞としての構造を壊して、「O+後位修飾」と考えて、 「ソファーで寝ている猫を見た。」 と訳すのはなぜダメなのかと先日教え子に尋ねられました。 私個人としては、この場合に関しては後者の訳をしてしまっても×をつけてしまって果たしてよいものだろうかと頭を悩ませてしまっています。 この解釈の評価についてみなさんのご意見を頂けると幸いです。
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- googoo1956
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> したがって、「who was」を入れずに「Did you see the man standing the hosue?」という英文だった場合には、たいていの場合「Yes, I saw it.」と答えるのが普通だと思います。 訂正します。「standing」→ 「painting」でした。
- googoo1956
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会話における答え方からも考えてみましょう。 A: Did you see Tom painting the house? B: Yes, I saw it. これを「Yes, I him.」と答える人はいないでしょう。 A: Did you see the man painting the house? B: Yes, I saw it. 確かにこちらのAの英文は紛らわしいとは思います。聞き手によっては「painting ...」を後置修飾だと考える人もいるでしょうし、その結果「Yes, I saw him.」と答える人もいるかもしれません。その意味では曖昧さを含んだ英文と言えるでしょう。 しかし、もし「・・・する人を見たか。」と聞きたい場合には、Aは誤解を避けるために「Did you see the man who was painting the house?」と尋ねた方が良いでしょうし、実際に慎重な人ならそうすることでしょう。 したがって、「who was」を入れずに「Did you see the man standing the hosue?」という英文だった場合には、たいていの場合「Yes, I saw it.」と答えるのが普通だと思います。 ご参考になれば・・・。
- googoo1956
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イギリスのBBCが運営している英語学習者向けのサイトの中の質問コーナーに「知覚動詞」について説明があります。その中の英文を紹介しておきます。 If we use the verb-ing form, there is a suggestion that we are witnessing 【the event】 in progress, ... この説明によると、主語が知覚しているのは「the event」だと書かれています。その意味することは、知覚の対象が「a person」ではないということです。 これをお尋ねの英文に当てはめれば、「私が見た」のは「(寝ている)猫」だと言っているのではなくて、「私が見た」のは「(猫が)寝ているという行為・状態」だということを言っていることになります。 前回、このような「SVOC」だとされている英文を、「SVO」だと考える言語学者もいると述べましたが、それは「the cat sleeping on the sofa」の部分をひとくくりに理解するとは言っても、決して「ソファーの上で寝ている猫」というくくり方ではなくて、「猫がソファーの上で寝ているという行為・状態」というくくり方に基づく考えだと言うことができそうです。 ご参考になれば・・・。
- googoo1956
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>(1) We saw a strange man to steal into Tom's house. 訂正します。 →(1) We saw a strange man steal into Tom's house. お尋ねの英文を、Native speakerたちはどのように理解するのでしょうか。 どなたかがすでに述べておられるように、おそらく聞いた順番に、すなわち左側から意味の句切れで理解することでしょう。「僕は見たんだ、その猫を、寝ていたんだ、ソファーの上に。」というように。 その感覚を最も的確に生かした訳が、「~が・・・しているのを見た。」という、どんな教科書や参考書にでも書かれている知覚動詞の有名な訳になっているのだと考えられます。 お尋ねの英文を受動態にしてみましょう。 → The man was seen 【sleeping on the sofa】.(○) → The man 【sleeping on the sofa】 was seen.(×) 2番目の英文がお尋ねの英文を受動態に書き換えたものとしてはおかしなものであることは言うまでもありません。 このことからも「The man」と「sleeping on the sofa」との関係が明らかです。「The man」と「sleeping on the sofa」は後置修飾ではなく「主語」と「補語」の関係なのです。 もちろん「ソファーの上に寝ている(その)猫が見えた。」のような訳には違和感が残ります。また、その違和感は能動態の英文の場合よりも強く感じます。「その猫がソファーの上に寝ているのが見えた。」という訳の方が適切です。 英文では文末重心という原則があります。大切なことほど、相手に伝えたいことほど、文の後半に置くというものです。 お尋ねの英文では「sleeping on the sofa」がそれに当たります。そのニュアンスを伝える日本語訳としては「・・・している~が見える」ではなくて「~が・・・しているのが見える。」の方が適切だと思います。 お尋ねの英文に関しては、結果的に「・・・している~」という訳で理解できたとしても、それはお尋ねの英文の内容を真に正確に表したものではないと言わざるを得ません。 ただし、一般的な状況においては「・・・している~」と後置修飾で理解したとしても大きな問題が生じることはあまり考えられませんので、目くじらを立てて議論するほどのこともないでしょう。 しかし、厳密に理解しようとしたり、または後の学習への影響などを考えると、現在分詞を伴う知覚動詞は「・・・している~を見る(聞く)。」という訳でも理解はできるけれども、やはり「~が・・・しているのを見る(聞く)。」と訳すようにしておいた方が良いという結論になります。 ご参考になれば・・・。
- googoo1956
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ある英文に対してどのような日本語訳をつけるかという問題については、ある程度の自由さがあって良いと思います。 例えば、無生物が主語の場合には文型に忠実な直訳をつけても良い場合もありますが、主語が原因であるような訳をつけた方が良い場合もあります。 学校で生徒を指導する場合には、文意を損なうような訳でない限り、できるだけ正解にしてやる(またはせめて部分点を与えたりする)方が生徒の学習意欲を引き出すことができます。 お尋ねの英文の場合もそのような例の一つではないかと思います。「~が・・・している」と訳しても「・・・している~」と訳しても、それほど大きく文意が異なるわけではありません。 ただ、他にも同じような「SVOC」を持つ英文(不定詞か分詞と、その意味上の主語を含む英文)がいくつかありますが、そのような場合に同じような訳し方ができるでのかという問題が出てきます。 (1) We saw a strange man to steal into Tom's house. (2) We heard a bird singing in the tree. (3) I had my bag stolen in the train. (4) I want my mother to be kind. 言語学者の中には、「SVOC」という文型を持つ英文の中には「OC」の部分をまとめてひとつの「O」と理解すべきである主張する人たちもいます。そのような考えに基づけば、「意味上の主語」と後続する「分詞」や「不定詞」との関係が分かっていれば問題はないでしょう。 ただし、いくらそのような関係を踏まえていたとしても、上記の(1)~(4)の英文をすべて後ろから前の名詞にかけて訳そうとするとかえってぎこちなくなってしまう場合もありそうです。 また、お尋ねの英文自体を受動態にする場合には「the cat」と「sleeping on the sofa」という部分が分離しているといういう認識をしていなければ間違った英文を作り出してしまう可能性も出てきます。 ある英文の解釈について、その英文単独で考えるならば、文意を損なわない限りどのような日本語訳でも良いでしょう。しかし、学校で学ぶ場合には、いろいろなことへの影響を考えなければなりません。 今回の件については、生徒さんに『「・・・している~」と訳しても意味は通じるけれども、後から学ぶいろいろなことを考えると「~が・・・している(のを見る)」と訳すようにした方が良いのではないか。』という助言を与えてみてはどうでしょうか。 ご参考になれば・・・。
これは言語の違いから来る泣き所ですね. 無理に日本語にして,美しい文法的な説明を加えようとすることから来る問題なのですね. まったく自然に考えると,「(その,特定の)猫を見た.そして(その猫は)寝ていた.ソファーの上で.」とすべきなのでしょう.普通は,「猫がソファーの上で寝ていたよ.」で良いはずなのに. それほど分解して文法で説明し,生徒にも教えなければならない状況は,やはり不自然と思います.「後位修飾」などという用語を生徒たちに教えなければならないのは残念です.
- wind-sky-wind
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日本語でどう訳すかは別として,英語としては同じです。 すなわち, the cat sleeping on the sofa という英語があれば, 学校文法では後位修飾と考えて「ソファーで寝ている猫」と考えますが,実際には「猫がソファーに寝ている」という感覚なのです。 もちろん,is がありませんので,これは文でなく, 名詞+修飾部分という説明になってしまいますが, ネクサスといって,これで SV 的構造が組み込まれているということができます。 実際には後ろから読むということはしませんので, 英語の発想としては,知覚動詞と考えなくても,同じことです。 でも,日本語で訳してしまうと別のものになってしまいますけどね。
- mirage1mac
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"a cat" ではなく、"the cat" ですから、話し手と聞き手がお互いにどの特定の猫を指しているか分かっていることになります。("a cat" は不特定多数の中の一匹の猫) お互いに知っている猫のことを話している場合に、日本語で「ソファーで寝ている猫を見た。」という日本人がどれだけいるか疑問です。
お礼
おっしゃることは非常によくわかります。 実際これが、 I found the cat sleeping on the sofa. になるとどう考えても「名詞+後位修飾」の可能性がなくなるのは貴方のおっしゃることが大きな理由のように感じます。 私自身も実際その訳し方にはいささか奇妙さを感じずにはいられないのですが、悲しいかな、高校生でこの訳を作ってしまう子が意外にも多いのです。
- ucok
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どちらとも訳せますので、どちかに×がつくのはおかしいです。ただし、文脈によります。 Aさん「私の猫はどこ? 誰か見かけなかった?」 Bさん「I saw the cat sleeping on the sofa.」 =「猫がソファーで寝ているのを見た。」→「その猫なら、ソファーで寝ているのを見たよ。」 Aさん「大事な物をなくしたの? 最後にどこに置いたか、よく考えてみて。帰ってから、まず何をした? 部屋の様子を思いだして」 Bさん「そうだなあ、まず部屋に入ったでしょ。そして鍵をテーブルに置いた。テーブルには、その時点で鍵しかなかった。次にI saw the cat sleeping on the sofa.」 =「ソファーで寝ている猫を見た。」 こうした文脈なしに、その1センテンスだけで訳の良し悪しを判断した場合、たとえ文法のテストか何かでも、×はおかしいです。ちなみに私はご質問の全文を読み終える前に、たまたまその英文を見て反射的に「ソファーで寝ている猫を見た。」だと思いました。
お礼
回答ありがとうございます。 やはりこの場合は文脈によってどちらも可能ですよね。 ネイティブに確認してもやはり同様の回答を頂きました。
- never-ness
- ベストアンサー率42% (83/196)
いっぱんに see NP + Ving の補文構造では、「出来事全体」を知覚していることになります。 この場合、「ソファで寝ているネコ」を知覚していますから、お示しの >「猫がソファーで寝ているのを見た。」 >「ソファーで寝ている猫を見た。」 も同一の事象を述べたのもですから >後者の訳をしてしまっても×をつけてしまって果たしてよいものだろうか は「訳文の問題」としてみた場合は無理があろうかと思います。 それより問題なのは >これを知覚動詞としての構造を壊して、「O+後位修飾」と考え ることにあります。この Ving は知覚動詞では名詞修飾の構造ではありません。「訳」自体には問題はなくとも英文の構造認識としては間違っているのでその点を指導してください。 ※参考文献 『補文の構造』新英文法選書第3巻 稲田俊明著 大修館書店(1989) 2.4.4
補足
>それより問題なのは >これを知覚動詞としての構造を壊して、「O+後位修飾」と考え ることにあります。この Ving は知覚動詞では名詞修飾の構造ではありません。「訳」自体には問題はなくとも英文の構造認識としては間違っているのでその点を指導してください。 私もこのことは重々承知しています。 この構造は分詞が持つ「形容詞+動詞」の動詞的性質を用いたものであり、構造的に名詞を修飾するような形容詞的な性質を持っていないということ。 そして統語論的見地からも、 I saw [the cat sleeping on the sofa]. となり、seeの対象はいわゆるsmall clauseの示す事象で、加えてこの場合文法的にSVOCと考えられるが実質的にはSVOの構造であると。 いかがでしょうか? 私がお聞きしたいのは、「この構文は強制的に発生するのか」ということです。 要は、この形になると「see+名詞+分詞の後位修飾」と解釈する可能性を構文としての構造が排斥してしまうのでしょうか? ご意見よろしくお願い致します。
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補足
賛成です。 確かに後位修飾は限定というよりむしろ叙述的な意味合いが強いため、この場合はネイティブにとっては共に「左から右」に読むだけで浮かぶイメージは同じでしょう。 私の意見では、そもそもこのような質問を生徒が持ってしまうのは我々指導者が分詞の後位修飾についての説明をボカしてしまっていることが原因であると思います。 日本語には後位修飾の概念がないためいかなる場合も前位からの「限定」の意味になります。そのため後位修飾がそもそも持つニュアンスをそのまま出そうにもいわゆる「左から右」の訳し方をしてしまうと日本語として成立しなくなるということから、後位修飾の場合も名詞に「かける」という発想をせざるをえないという、日本語と英語の性質の違い上仕方のない妥協を、経緯を明確にすることなく指導するために、ご紹介したような日本語上の違いが出てしまっているのではないかと。 この点についてはいかがお考えでしょうか?