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文型
知覚動詞+O+Cの文型で、Cのところには原形不定詞か現在分詞が入るのですが意味は大体同じなのでどう使い分ければいいのですか。
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「Oのところ」ではなくて「Cのところ」です。 またCに入る可能性があるのは「あらゆる形容詞的意味を持てる語」ですから、動詞の変化形としてなら「現在分詞」も「過去分詞」もそこに来ることがあります。 まずは知覚動詞の基本例文から。 例文) (1) I saw him cross the street. (2) I saw him crossing the street. 1は「私は彼が通りを渡るのを見た」。つまり「彼がわたり終えるまでを見ていた」ということ。 2は「私は彼が通りを渡っているのを見た」。つまり「彼がわたっている最中を目撃した」ということ。 つまり1は「行為の完了」を見届けている意味がありますが、2はその途中だけ見ていればそう言えるわけです。(私が見なくなってから彼が引き返したことがあってもかまいません) I sawをした事実を比べれば、この違いは簡単に理解できます。 I saw + [ he crossed the street ] I saw + [ he was crossing the street ] あとCの位置に過去分詞が来る例も: I felt my back touched by someone. 私は自分の背中が何者かによって触れられたのを感じた。 =誰かが私の背中に触ったのを感じた。 こちらも I felt + [ my back was touched by somone ] という事実の組み合わせがあります。
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- forest12
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そもそも、原形不定詞といいますが、動詞の原形のことも不定詞と言ったりします(英語では不定詞というとto不定詞のことを指すのが殆どですが、他の言語ではよくあります)。 to不定詞とはtoのついた不定詞、という意味なわけですね。 で、to不定詞を略して不定詞、と言ったりするから、ただの「不定詞」という言葉だけでは通じなくなって「「原形」不定詞」なんて言ったりするわけです。 まあ、ここまでは余談ですが、不定詞(原形)は動詞というより感覚的には名詞に近いと聞いたことがあります(to不定詞のtoが前置詞のtoから来ているのもそのためかと思いますが、あまり詳しくないので断言は避けます)。 で、「~すること」といった感覚から、行為・状態の全体性を含意します。 よって、その行為が始まり、それが終わる、そういう一貫した(塊としての)概念として観念されるわけです。 それに対して、ing形というのは行為の瞬間性、時間軸上の一点を意味します。 この二つの違いから、不定詞とing形の違いが出てくるわけですが、 SVOCで知覚動詞を使う場合でも、同じことです。原形不定詞を用いるというのは、「SがV(感知)する→OがCするのを」という形において、OがCし始め、Cし終わる、というある種の時間的広がりをVする、ということを示すわけです。 そして、現在分詞を使うということは、上記のOがC「している」というまさにその一瞬のことを切り取ってVしているわけで、使い分けとしてはそういうニュアンスの違いを訳し分ければいいのです。 #1さんの解説が素晴らしいので、やや蛇足気味かと存じますが、ご参考になりましたでしょうか。
お礼
お返事遅くなりましたが、細かい所まで説明していただき有り難うございました。とても理解しやすい説明でした。
お礼
お返事遅くなりました。例文もあり、とてもわかりやすい説明で納得できました。13日には期末テストがありますので、がんばります。有り難うございました。