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無効電力と反射電力の関係
分布定数回路においての反射電力と、集中定数回路での無効電力との関係を教えてください。 反射電力と、無効電力は同じような概念ではないかと自分の中では考えているのですが、どうなのでしょうか?
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伝送線路の特性インピーダンスと負荷インピーダンスがマッチングしていない場合、 負荷と反対の端子から見たインピーダンスは周波数の変化に対して周期的に変化します。 例えば50Ωの同軸ケーブルを25Ωで終端した場合の非終端側から見たインピーダンスは 直流では25Ωです。周波数が上がるにつれインダクティブ成分が現れてインピーダンスが上がります。 線路の長さが信号の1/4波長になると100Ωの純抵抗に見えます。 それ以上になると今度はキャパシティブ成分が現れてインピーダンスが下がってきます。 線路の長さが信号の1/2波長になると25Ωの純抵抗に見えます。 以後、これの繰り返しになります。 これをスミスチャート上で表すと原点(50+j0)を中心とし(25+j0)を通る円周を動く軌跡となります。 リアクタンス成分が現れる周波数では無効電力が発生しますが、 純抵抗に見える周波数では無効電力は発生しないでしょう。
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分布定数回路の接続点における反射電力は、有効電力も含んでます。
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回答ありがとうございます。 反射電力は確かに有効、無効電力を含んでいるようですね。なかなか難しいですね。
- sinisorsa
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集中定数回路でも反射は、電源の内部インピーダンスと負荷の インピーダンスの不整合のとき発生していると解釈できます。 内部インピーダンスが純抵抗R0のとき、負荷がR0なら最大電力が 供給されますが、不整合なら、負荷で消費される電力は減少します。 これは、負荷側から反射しているからと考えるわけです。 純抵抗の場合でも反射が起こるわけですから、無効電力とは 異なる概念だということがおわかりでしょうか。
お礼
回答ありがとうございます。 やはり違う概念ということですね。集中定数と分布定数回路では違う概念が必要なのですね
お礼
回答ありがとうございます。 やはり、異なった概念ということですね。勉強になりました。