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maupassant『une vie』の一文について
maupassant『une vie』で、気になる文がありました。物語の最初の場面、ジャンヌが修道院の寄宿舎から解放されて、父と母と女中のロザリーとともに驟雨の中、馬車に乗っているところの一文です。ロザリーが物思いにふけっている文のようですが、ここでは動詞のsongerの補語は存在していないのでしょうか?songer de~という形で文の意味を取っていくと、少し不自然な感じになる気がします。de cette songerie animale…のde、もしくはdes gens du peupleのdeは、songerの補語の仲介役として使われていないと受け取ってよいのでしょうか?フランス文学、フランス語に精通している方、どうぞ回答、解説をよろしくお願いいたします。以下がその文です。 Rosalie, un paquet sur les genoux, songeait de cette songerie animale des gens du peuple.
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- anapaultole
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botamo7 さん 言葉が、やはり不足していたのでしょうか 補足のお手間を取らせてしまったようです 国語の問題として、次のようにお考え下さい 身分や立場の違う二人の女性描写を比較して 召使:une grande...forte et...comme un gars 主人公:un portrait de Veronese... (絢爛豪華な作風で知られる画家Paolo Veronese の手による肖像画とくれば、その美貌は。。。) 男性なら、どちらの女性に心を寄せますか??? 召使は、家族の一員として生活しているようだが 姉とは違い、その容姿・容貌からして浮いた話も なさそうだからこそ、年も一歳違いしかないJが 当然これから歩むであろう豪華絢爛な生活・人生を (手持ち無沙汰で?)幾度も反芻夢想していたと 一方、貴族の娘として、社交界デビューが可能な年齢になり 父に強制された退屈な修道院での生活を後にして、今後の mondainな生活が、現実のものとなるのですからsonger~ する必要は、主人公にはありません 次の文がmaisでもって はじまっている事が、それを示しています。。。
- anapaultole
- ベストアンサー率65% (825/1256)
botamo7 さん はじめまして なぜ、"cette" songerie と記述されたかを お考えになれば、おのずと答えが導かれる 書き出し数行を読み進むと Jeanne, sortie la veille du couvent, libre enfin pour toujours, prete a saisir tous les bonheurs de la vie dont elle revait depuis si longtemps... これが、cette songerie ですね 待ちに待ったその想いを 雨が降りしきる中、走る馬車の中で、それがこれから 現実のものとなると確信して、期待に胸が膨らむのです Bien qu'elle ne parlat pas, elle avait envie de chanter... songer de qqn, songer de qqch 今ではvxと分類される でもでも、この作者の時代には、バリバリの言い回し それに、songerとpenserの違いや形容詞animaleにも 心を向けて、是非お考え下さい。。。
補足
自分もなぜここでcetteが使われているのか、不思議でした。文の前後に、それを指し示すものが見つからなかったので…。でも、Jeanne, sortie la veille du couvent…という文は、だいぶ離れたところにある文ですよね。では…ロザリーは、ジャンヌのはち切れんばかりの期待について思い巡らせているということになるのですか?
- ooyama_
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えっと de cette ... が状況補語か間接目的補語かがそんなに大事なことなのかなと思ったりもしますが。どっちにしろRosalieの頭の中にはcette songerie animal des gens du peuple があったのは間違いないことでしょうから。以上。
- ooyama_
- ベストアンサー率27% (61/218)
de cette songerie...はsongerの状況補語としか考えられませんけど。
補足
ooyama_さん、早速の回答ありがとうございます。すみません、少し説明不足でした。私がここで言っているsongerの補語とは、目的補語の事です。de cette songerie...はsongerの状況補語ということですが、副詞的に使われていると捉えてよいでしょうか?
お礼
ありがとうございました・・・。
補足
しつこくてすみません、何度も…。完全に納得するまで聞き続けたい性分で…。Rosalie songeait de cette songerie animale des gens du peuple.←では、これは『ロザリーは物思いに耽っていた、一般庶民によくある例の野蛮な夢想の仕方で。』みたいな感じになるんですか。これでいくと、songerは目的補語無しに用いられているということですね。そして、de以下は、副詞的に用いられている状況補語ということですね。ということは、songer de qqchというde以下が間接目的補語となる形は否定されることになりますね…(@_@;)