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漢文の目的語の後に付ける「に」や「を」について
漢文を勉強しているのですが、急に分からなくなってしまったことがあります^^; ・使人攻城→人をして城を攻めしむ(使役ですね) ・使人問之曰→人をして之に問はしめて曰く(同じく使役です) 参考書に上記二つの文が載っているのですが、何故「城」の後には「を」を付けて、「之」の後には「に」を付けるのでしょうか?(「城に攻めしむ」や「之を問はしめて曰く」でも現代語的感覚では問題ないように感じますが、漢文的にはイケナイのですよね?「に」を付けるのか「を」を付けるのかは、どのように決まっているのでしょうか?) 今までは何とも思わなかったのに、ふとどうしてかな、と^^; 凄く初歩的なことかもしれませんが、どうも釈然としません。どなたかご存知の方、教えてください!
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#2の方のおっしゃる通り、使役か使役でないかは関係ありません。「使」なんか取って考えた方がよくわかります。 (1)人攻城 英語なら Someone attacked the castle.となるところ、 「攻」が他動詞で「城」は直接目的語なので普通「城を」と読みます。(人城を攻む)(人が城を攻めた) (2)人問之曰 代名詞「之(これ)」は人を指し間接目的語になっている場合(英語ならhim)と、もの・ことを指し、直接目的語になっている場合(英語ならit)とがあります。(人を指し直接目的語になっていることもありますが省略) 英語に訳せば、 (a)Someone asked him, saying.か (b)Someone asked about it, saying.ですね。 前後の関係から(a)のときは「之に」と読みます。 (人之に問いて曰わく)(人がその人に尋ねた) (b)のときは「之を」と読みます。 (人之を問いて曰わく)(人がそのことを尋ねた) それだけの話です。念のため、使役の場合も書いておくと、 (1)人をして城を攻めしむ(人に城を攻めさせた) (2)(a)人をして之に問はしめて曰く(人を通じてその人に尋ねさせた) (2)(b)人をして之を問はしめて曰く(人を通じてそのことについて尋ねさせた)
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- kitasan2
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「之」の指す内容により読み方が変わりませんか。「之を」と読んだ場合は質問した内容を指しますね。でも、「之に」と読んだ場合には、質問した相手を指すでしょう。 使役であるか無いかは問題ではありません。「之に問ふ」か、「之を問ふ」かの違いです。
お礼
回答どうもありがとうございます。お礼が遅れまして、大変申し訳ございませんでした。 何を指すか、それだけの問題だったのですね! 「之に問ふ」→発言者に対して問う 「之を問ふ」→そのことに関して問う の違いということですね!
- riri_roze
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こんにちわ~ 漢文はあまり詳しくはないのですが、参考程度にどうぞ。 「使人攻城」この状態の漢文のことを白文をいうのはご存知ですよね。 送り仮名や訓点などが付け加えられたものは訓読文をいいますけど、 この訓読文につけられている送り仮名や訓点は じつはその参考書を製作した方がつけたものであって、 同じ白文でも、それを訓読文になおした人によって送り仮名のつけ方が 違うことが良くあるのです。 ですから、「使人問之曰」この白文を 「人をして之に問はしめて曰く」とする参考書もあれば、 「人をして之を問はしめて曰く」とする参考書もあるんですよ。 どちらが漢文的にはいけてて、どちらがいけてないというのは ないと思います。 私は今高校生なんですけど、 教科書にのっている漢文と同じ漢文なのに 参考書では送り仮名が教科書のとは違うなんてことは しょっちゅうありますよ~。 なので、あまり気にしなくても大丈夫だと思います^^
お礼
回答ありがとうございます。私も高校生です^^ 送り仮名は勝手につけてるものなんですね、初耳でした! 仰る通り、あまり気にせず、勉強していこうと思います^^
お礼
ご丁寧に回答ありがとうございます。お礼が遅くなりまして、申し訳ありませんでした。 自分が難しく考えていただけみたいですね^^; お陰様ですっきりしました。ありがとうございました!