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「ひく」
「その話、ひくわ~」みたいな形で使われる「ひく」という言葉ですが、漢字で「引く」と書いてあるのをよく見かけます。 僕としてはその場から後退りしてしまうという意味で「退く」の方が正しいと思うのですが、実際はどうなんでしょうか? 「身を引く」という言葉もありますが、ちょっとニュアンスが違うような気もします。 みなさんのお考えを聞かせてください。
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こんばんは。 個人的なニュアンスでもよさそうなので、参加させてください。 ・私はどちらかというと、その場から後ずさりするような という意味ではなく「興醒めする」というニュアンスから ・楽しかった気持ちがサッと(血の気が引くように)ひいてしまう という意味で使われていると思っていました。 ですから、漢字で書くなら「引く」と書いていたと思います。 むしろ、違うニュアンスがあったことに新鮮な驚きを感じています。 とても興味を引かれる質問です。 たくさんの回答が寄せられるといいですね。
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- bakansky
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ブログを書いてて、同じ疑問を抱いたことがあります。 その際、結局「引く」を採用しました。 理由は、「退く」だと、「しりぞく」と読まれてしまいそうだからです。 「引く」であれば「ひく」としか読めない、という実際上のことを考えて「引く」を採用した次第です。 「退く」という表記をして悪いことはないでしょうが、「ひく」と読んでもらえないかもしれません。 ということで、私は「引く」を使います。
お礼
ポロポロと眼から鱗が落ち続けています(笑) なるほど。読む人のことを考えれば、大多数の人がそう読むであろう方を使うべきなんですよね。 僕のやってたことは、自分の考えと難しい漢字を使えることに酔って、読み手を置いてけぼりにしてる間違った文芸マニアと同じであることに気づきました。 読み手あっての文章ですから、そこに最も気遣うべきですよね。 特にあえてそう読ませたいというこだわりがなければ、一般的に使われている方で良いと思えるようになりました。 そうやって使い方が変わってきた言葉が今までもあることを忘れていました。 ご回答ありがとうございました。
- lyrics
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こんばんは。 私の考えるニュアンスも質問者様と全く同じです^^ ただ、表記の部分では、理由は後述しますが少し違う印象を持っています。 とはいっても、単なる個人的な習慣による感覚的なものなのですが^^; 比較的俗語に強いと思われる三省堂の国語辞典は、質問者様のお考えと合致する解釈を載せています。 あくまでも一国語辞典の見解ですが、他の辞書がこういった俗語採用に二の足を踏んでいるかのような状況の今現在において、これはれっきとした代表的な解釈といえ、また用法選択の十分な根拠になり得ると私は思います^^ **例解新国語辞典** 「引く」 (11)しりぞく。退却する。後退する。 「表現欄」(11)の意味に関連して、おもに若者の間では「おやじギャグにみんな引いてしまった」のように、しらけたり警戒したりして気持ちの上で後ずさりする意味でも用いられる。 「参考」(11)は「退く」とも書く。 ******** 上記表現欄の例文には「引く」をあてていますが、参考欄にもあるように「退く」でも構わないとなっています。このどちらでも代用可能とするところは、No.1様のお考えに基づくものではないのかと私は考えます。 では、なぜ表記において「引く」の方を優先させたのかということに関しては、これも私の考えになりますが、この辞書は主に中学生向けということもあり、「退く」は常用漢字表にない音訓、「引く」は常用漢字表で認められた音訓ということも少しは関係しているのではないでしょうか。 私は、最近でこそあまりこだわらなくなりましたが、以前は必要以上に文中に漢字を挿入すると堅苦しくなるかな?という考えから、なるべく常用漢字に基づく表記をするように心掛けていました。その表記を統一する意味でも常用漢字に基づいた「記者ハンドブック」などを参考にしていたのです。 私がニュアンスは賛成しながらも表記に関しての印象が違うと申した理由は、上記習慣の影響といえば大げさですが、「ひく」でいえば 「常用漢字外音訓―退く・抽く」 「常用漢字外字―曳く・牽く・惹く・轢く・挽く」などは、すべて「引く」もしくは「ひく」で代用してきたことからくる、“見慣れない・使い慣れていないだけ”という全く個人的な単なる印象であり違和感なのです^^; 長くなって申し訳ありません^^; 質問者様の主張されるニュアンスは全く正しいと私も思いますし、「しりぞく。退却する。後退する。後ずさり。」という意味からくる「ひく」である以上は、「退く」の方がより適しているという主張も理にかなったものだといえると思います^^ ただ、ニュアンスに賛成しながら矛盾するようですが、表記に関しては「後ずさり」の意味を踏まえながらも私のような理由でためらってしまう人も少なからずいるのではないかと想像したりもします^^; 大変興味深い質問をご提示くださりありがとうございました^^
お礼
堅苦しくなるというのは、僕も感じていました。 これだけ「引く」が使われているのにあえて「退く」と書いて、そこに注意を向けさせる必要があるのかなと自問自答しています(^_^; 「うるさい」を「五月蠅い」と書くように、格好つけてるだけなのかもしれませんね。 同じニュアンスの方がいて嬉しかったです。 ご回答ありがとうございました。
- ymmasayan
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おっしゃる気持ちは私もよくわかります。 ただgoo辞書では同等に扱っていますね。 (15)退却させる。《引・退》 (ア)出ていた体・手足などを引っこめる。 「体を―・いて車をよける」「もう少しあごを―・いて」 (イ)自分の側の軍勢を退却させる。 「兵を―・く」 (ウ)(「身を引く」の形で)それまでかかわりのあった人や事柄との関係を断つ。 「実業界から身を―・く」 引退と言う言葉があるくらいですから区別つけがたいのでしょう。
お礼
そうなんですよね。 同じ位置に並べてあるので混乱してしまいます。 「引退」は、関わっていたものから手を引くという意味と、その世界からいなくなる意味での退く(しりぞく)という言葉を合わせたものかもしれませんね。 ご回答ありがとうございました。
お礼
目から鱗、といった感じで衝撃を受けました。 何を対象にするかで言葉の意味はもちろん、文字の使い方まで変わってくるものですよね。 例えば、無神経な一言に、友好を求めて握手のために出した手を引っ込めるという意味なら「引く」ですよね。 もしかすると、100人いたら100人とも自分を置いているシーンが違っていて、100個のニュアンスが存在するのかもしれませんね。 言葉を収める器がビッグバンのように一気に広がったような感じがしました。 ご回答ありがとうございました。