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ほめる

ほめる という字(漢字)には 通常 誉める と 褒める を使われる例が多いようですが、 辞書引きしたところ どちらの漢字を用いても 意味は変わらないような ニュアンスの説明がでてきました。 でも実際、熟語にすると 名誉 褒美 などのように ニュアンスの違いがあるように思うのですが、 どのような使い分けをしたら良いのでしょうか?

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  • jo-zen
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回答No.3

「誉める」は、漢字「誉」の字義により、「言葉で人を持ち上げる」ことによって「ほめる」ことを言います。「善を言い表してほめる」のです。 「褒める」は、漢字「褒」の字義的には、「保」+「衣」から作られた漢字で、「物を抱きこむような大きな着物」の意ですが、「褒」の音「ホウ」が「報」に通じ、「ほめる」の意が付加されたようです。「報」には「恩義や善行に対して相当の礼をする」の意味があるため、それに引っ張られ「褒美」「褒章」「褒衣」「褒状」など、金品をあたえられるものに対して「褒」を使うものもありますが、本来「褒」の字義的には「相当の礼をする」をいったものは含まれません。「褒勧」「褒挙」「褒顕」「褒詞」「褒貶」「褒懲」などでは、単に「ほめる」ことだけで、金品の授与などは関係ないのです。なお、「褒賞金」とは「褒美」として出るお金のことですが、「褒賞」自体は、単に「ほめる」ことを示すにすぎません。つまり、「褒賞」=「褒美」ではなく、「褒賞金」は、「褒」+「賞金」の構造で、「ほめる」に「賞金」が付加されたものです。

その他の回答 (4)

  • sanori
  • ベストアンサー率48% (5664/11798)
回答No.5

こんにちは。 使い分け、つまり、質問者様が今後どう書けばよいか? というご質問ですよね。 お気持ちはわかりますが、これは、単なる現代表記ないしは常用漢字の問題です。 「誉」の訓読みは「ほまれ(誉れ)」しかありません。 「ほめる」の書き方は、「褒める」と「ほめる」だけです。 「褒」のニュアンスを嫌うのであれば、「ほめる」と書くのがよいでしょう。 いずれ、漢字を使わずに、「ほめる」とするのが普通だと思います。 漢字を使うとすれば、TPOで「お褒めの言葉」のような言葉を使うような限られたケースです。 ネット上の文章を見ると、「ワープロ症候群」(私の造語)により、 何でもかんでも、漢字にできるものは、すべて漢字にしてしまう人が多いようです。 困ったものですね。 以上、ご参考になりましたら。

  • jo-zen
  • ベストアンサー率42% (848/1995)
回答No.4

ANo.3のjo-zenです。肝心の使い分けについて、分かりづらかったかもしれませんので、補足します。 「ほめる」という場合、漢字は「褒める」「誉める」などいくつかあります。しかし、現在の学校教育(常用漢字)の中では、「ほめる」を漢字で書く場合は「褒める」と書くことに統一されています。 「誉」も「褒」も、元々は、「言葉で人を持ち上げて、ほめること」を意味し、「相当の礼をする」のニュアンスを含まないのですが、「褒」は音が「報」に通じるため、それに引っ張られ、「褒」を含む熟語などでは、「褒美」「褒章」など、「相当の礼をする(金品を授与する)」の意を伴うものがあるのです。但し、「褒勧」「褒挙」「褒顕」など、あくまで本来の意味の使い方もします。「相当の礼をする」の意の熟語は、「褒美」「褒章」「褒衣」「褒状」などに限られますので、これらを例外として丸暗記するしかないかと思います。

  • migimonza
  • ベストアンサー率26% (44/166)
回答No.2

漢字は、漢民族の言語用文字ですから、日本の言葉と一対一の対応関係にありません。 日本語で、【ほめる】と訓じる漢民族の文字にはちょっと思いつくだけでも5~6個あります。 例 ⇒ 褒 誉 賞 頌 賛 称 これらは、漢民族の言葉では、別の意味かもしれませんが、やまと民族にとっては 【ほめる】の持つ言葉の意味に包含されます。 とは、言いながら今、tamo-san さんが、お悩みのことについて答えるとするならば   誉 ⇒ 「ほまれ」と訓じ、非経済的価値の高いもの   褒 ⇒ 「ほめる」と訓じ、経済的利益をあたえること のニュアンスの違いがあります。

  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.1

「角川 漢和中辞典」の「ほめる」によれば、 誉(ヨ)⇔毀(キ/そしる):よい点をいいあらわしてほめること。 褒(ホウ)⇔貶(ヘン/けなす):善をあげてほめ奨励すること。 類似した同訓では、 美(ビ)⇔刺(シ/さす・そしる):美点をほめる。 賞(ショウ)⇔罰(バツ/ばっする):人の功績や善行をほめ、ほうびをやること。 さらに同訓をあげれば、 称(ショウ):はやしたてて評判にすること。称揚。 賛(サン):たすけるとも読み、ほめてたすけること。賛美。 頌(ショウ):人の美徳を詩歌などで形容してほめること。頌徳。

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