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ホブズボームについて

彼の有名な言葉に 「長い19世紀」「短い20世紀」というのが あったのですが、私は 「長い」の意味を いろいろな出来事があって内容が濃かったから。 「短い」の意味を それと比べると少なかったから短い。 と解釈したのですがよろしいのですか?

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  • ベストアンサー
  • tknaka
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回答No.1

一つの世紀をそれぞれ時代の括りとして考えようとした際に、19世紀は1789年のフランス革命勃発から1914年の第一次大戦勃発までを「革命・資本・帝国の時代」として「長い19世紀」として考えられると提示しました。 それに対して、1914年からベルリンの壁崩壊までの1989年までを「極端な時代」として一つに括り、それを「短い20世紀」としたのです。 それぞれ色々な出来事はありましたが、むしろ「短い20世紀」の方が内容が濃いと言えるでしょう。 ただ、歴史家として考えた時に「極端な時代」を1989年のベルリン崩壊で切ってしまうのは、おかしいとも考えています。二極対立(米ソ対立)から一極集中になって、コソボ・アフガン・イラク・ルワンダなどの紛争も考え合わせると、更に極端になっているような気がするので。ただ、『極端な時代』の出版が1994年なので、その当時の考えとしては、そこで切りたいという意識が働いたのは確かでしょう。

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