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サンフランシスコ条約の「裁判」か「判決」かの問題、スペイン語が読める人の間ではどちらの訳が適切とされていますか?

以前、質問番号:3993947で「サンフランシスコ条約の「裁判」か「判決」かの問題、フランス語が読める人の間ではどちらの訳が適切とされていますか?」(http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3993947.html)という質問をさせていただいたものです。最近、またこの手の話をネットサーフィンをしていてスペイン語で書かれた条約の一部を眺めていました。その箇所は下記のとおりです。 El Japón acepta las sentencias del Tribunal Militar Internacional del Extremo Oriente y de otros Tribunales Aliados de Crimenes de Guerra, tanto dentro como fuera del Japón,y ejecutará las sentencias pronunciadas por ellos contra nacionales japonesses encarcelados en el Japón. 私はスペイン語が全く出来ないのですが、pronunciadasをいう単語が眼に留まりました。pronunciadasは英語のpronunciationと形が似ているので、もしかしたら何かを発声するという単語ではないかと思いました。そして、スペイン語では「『言い渡された』判決」と訳せるのではないかと思いました。 しかし、英語では単語は前後の論理関係によって意味や役割が変わります。例えばchairを「椅子」と訳すか「議長を務める」と訳すかは前後の単語から品詞を考える必要がありますし、kick the bucketを「死ぬ」と訳すか「そのバケツを蹴る」と訳すかは文脈から判断する必要があります。このことはスペイン語でも同じかと思います。ですので、仮にpronunciadasが「言い渡された」と訳すことはあるが、上記の文章では「『言い渡された』判決」とは訳さない、となるかもしれないと思います。 スペイン語の堪能な方の回答を希望します。 よろしくお願いします。

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noname#118466
noname#118466
回答No.7

No.2です。 既に専門家が論争を重ねてきた問題にここで素人がコメントしてもあまり意味がないように思いますが単純に語学の問題としてひとつの見解を示したに過ぎません。 1. 英文でthe judgmentsと the sentences と異なる用語を使っているにも拘わらずスペイン語ではsentenciasと統一した用語になっています。 スペイン語にもjuiciosというjudgmentsに当たる用語がありますが、スペイン語翻訳者はjudgmentsを裁判ではなく、判決と認識していた証拠と言えるでしょう。スペイン語訳が正文として認められていたのかどうかは分かりませんが、公式訳文には違いないでしょう。 2.問題は外務省訳が何故「裁判」となったのか、judgmentsは当時も現在も「裁判」或いは「判決」と訳してもおかしくない言語的使用慣習(米国において法律専門語として)があるのかどうか。 お尋ねの1~3)の解釈の中から選択するとすれば2)になります。 古い案件なのでこの問題に言及したウエブ・サイトがあるはずと検索した結果、下記を見つけました(既にご存知かも知れませんが)。 http://www.nipponkaigi.org/1700-rekishi/1730-01saiban.html

matayu2008
質問者

補足

回答ありがとうございます! お礼欄に収まりきらなかったので、補足欄で失礼します。 そうですか、2)の立場を支持されるのですね。 仏文でもそうでしたが 1) の立場を主張する人は、語学的知識が欠如しているといわざるを得ないのですね。 2)と3)の区別につきましてはもしかしたら法律のカテゴリーで改めて質問させていただくかもしれません。 ありがとうございました。 蛇足ですが、 >既に専門家が論争を重ねてきた問題にここで素人がコメントしてもあまり意味がないように思いますが 東大という最高学府の教授の姜尚中氏は朝まで生テレビで日本は東京裁判を受諾したとの見解を示し、 最高学府の東京大学の法学士で野党第一党である民主党の幹事長を歴任した岡田克也氏は「日本国政府はサンフランシスコ平和条約第11条によってこの裁判を受諾した。」(http://www.katsuya.net/report/koizumiseiji/1-1.html)との見解を示し、 共産党は「日本政府が「一切の戦争犯罪人に対しては厳重なる処罰を加えらるべし」としたポツダム宣言を受諾した経過にてらしても、再び戦争をくり返さない決意をうたった日本国憲法の精神にてらしても、東条英機元首相ら戦争指導者の処罰は必要な措置だったと考えます。サンフランシスコ講和条約第11条も「日本国は、極東国際軍事裁判所…の裁判(判決)を受諾」するとしています。」(http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-07-09/2005070912faq_01_0.html)と当時の政府の見解を示し、 販売部数第二位を誇る朝日新聞は2006年5月2日(火曜日)の社説で「国際的には、51年のサンフランシスコ平和条約で日本は東京裁判を受諾し、」との見解を示しています。 裁判を受諾することと、判決を受諾し結果的に裁判を受諾したことと同等の法的効力が発生したことはまったく別のことです。上記のような見解を示した人たちは 1) の立場なのか、「裁判を受諾したときと同等の法的効果が発生した」と発言すべきなのに「裁判を受諾した」という誤解を生じかねない表現を意図して使用しているということになります。上記のような専門家?の人たちの話が必ずしも正しいとはいえないので、ここで素人が発言することに耳を傾けることにも意味があると思います。 あるいは、ご紹介いただいたサイトも見てはいたのですが、そのサイトもそうですが英文の解釈については「法律用語では・・・」と言ったことからのアプローチはあるのですが、英語の構造からの解釈といったものについては全くといっていいほどありませんでした。英文については文の構造を把握すれば「裁判」なのか「判決」なのかは自ずと分かるのですが、そのような説明をしている文章は何かの新聞の記事に載っていたものだけで他には未だかつて目にしたことはありません。それ以外の英語の構造からの解釈では「 judgments  と複数形になっているのだから (諸)判決だ。」などというようなものでした、martinbuho様はおそらく私よりも英語が出来ると思いますが、そのような方には釈迦に説法ですが、judgmentの単複が裁判か判決かを判別する決定的な根拠となりえないことは明白です。 この問題について専門家と呼ばれる人たちは、私のような物好き以外は原文の英語を確認するはずがないと高をくくっているのではないかと勘ぐりたくなります。

その他の回答 (6)

noname#102281
noname#102281
回答No.6

NO.1です。 お返事ありがとうございました。 そのなかで >1.「裁判と訳すのが妥当、あるいは裁判とも判決とも訳すことができる」と主張する人 2.「訳としては判決と訳すのが妥当、しかし判決と訳しても結果的には裁判と訳したときと法的意味は同じである」と主張する人 3.「訳としては判決と訳すのが妥当、判決と訳した場合と裁判と訳した場合とでは法的意味はまったく異なる」と主張する人 これに関して言えば、歴史的地盤を考えて2に当てはまると思います。

matayu2008
質問者

お礼

回答ありがとうございます! そうですか、mari72t様は「判決」と訳すのが妥当だと思っているのですか、前回の回答を見たときは「裁判とも判決とも訳すことができる」とお考えなのかと思いました。 勘違いして申し訳ありませんでした。

noname#102281
noname#102281
回答No.5

NO.1です。 なんか山のようにUPされてしまって驚かれたでしょう。 ちょっとうちのPCがご機嫌悪かったみたいです。すいません。 スペイン語は、単語の並びは日本語と同じですが、単語自体は英語とさほど変わりません。変わるのはUSAがestados uidosとか、ビールがcervezaとかその程度です。 ですからsentenciasもsentenceと同様に考えればいいです。 私が2番目に「ちょっと変えました」としたのは、 サンフランシスコ条約については「判決」という言葉がでてこないから 質問者さまが考えていらっしゃる >もしもsentenciasがsentenceとほぼ同じ意味であれば、裁判などと訳すことはありえないでしょう。さらにこの文章ではsentenciasが二回出てきて、もしも両者に文章における内容的なつながりがあるとすれば判決と訳す有力な根拠となると思います。 判決にはなりえるんですが、まだ「裁判」としてもこの条約の前後に東京裁判があるわけで、その背景を考えると「裁判」と訳してもいたしかたないのかな、というのが私の考えです。 (そしてこの条約も英仏西語で書かれていますが、基準が英語版で仏語・西語はその翻訳でセンテンスもばらばら? なんかミスタイプみたいな言葉が多かったので) いかがでしょうか?

matayu2008
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >判決にはなりえるんですが、まだ「裁判」としてもこの条約の前後に東京裁判があるわけで、その背景を考えると「裁判」と訳してもいたしかたないのかな、というのが私の考えです。 「裁判」と訳すことも可能なのですか。 sentenciasもsentenceと同様に考えればいいのであればsentence自体は裁判とは訳さないはずですですが、繰り返しになりますが私はスペイン語が出来ないため、sentenciasの前後の構造が分からないのでどうしてそうなるのかと思う次第です。とはいえ仮に文の構造を説明していただいても理解できないかと思いますが・・・。 >(そしてこの条約も英仏西語で書かれていますが、基準が英語版で仏語・西語はその翻訳でセンテンスもばらばら? なんかミスタイプみたいな言葉が多かったので) そうなんですか? てっきり英仏西語で等しく正文で書かれているのかと思っておりました。

noname#118466
noname#118466
回答No.4

法律や法律訳語には詳しくありませんので参考意見です。 >サンフランシスコ条約の「裁判」か「判決」の問題・・・ この論争の内容はよく知りませんが、英文の日本語訳が問題になっているのだと思います。 欧米語間の訳(専門家による)には問題ないはずです。何故なら欧米語間では「chairを椅子と訳すか議長を務めると訳すか」というよな問題は起こりえないからです。 スペイン語訳もフランス語訳と当然同じになります。 pronunciar las sentencias 判決を言い渡す las sentencias pronunciadas 言い渡された判決 提示されたスペイン語訳(試訳) 日本国は極東国際軍事裁判所および日本国内・国外にある他の連合国戦争裁判所の判決を受諾し、日本国で収監されている日本国民にこれらの裁判所によって宣告された刑(判決)を執行することを受諾した。 注)スペイン語文は「日本国は、判決及び刑を執行することを受諾した」つまり受諾(aceptar)の目的語が二つ並列に書かれた一文になっています。このあたりは日本語訳で微妙に変わりえます。受諾、受諾と繰り返す代わりに「~を受諾し、また~を行うこととする」と訳すことは日本語訳としての許容範囲だと思いますが、学校文法では誤訳とされるでしょう。

matayu2008
質問者

お礼

回答ありがとうございます! 回答を拝見する限り、「判決」を受諾するでいいのですね。 あと、この問題の「裁判」か「判決」かの解釈論争ですが、英文は下記のとおりとなっております。 Japan accepts the judgments of the International Military Tribunal for the Far East and of other Allied War Crimes Courts both within and outside Japan,and will carry out the sentences imposed thereby upon Japanese nationals imprisoned in Japan. 上記の英文のjudgmentsを「裁判」と訳すか「判決」と訳すかで解釈が分かれております。確かに辞書ではjudgmentは「裁判」と「判決」の両方の意味を持っております。多くの解釈における議論を見ると解釈にいたった理由たるや英文の前後の構造を全く無視して「裁判」か「判決」かを決めております。(http://www.asahi-net.or.jp/~xx8f-ishr/kowa11.htm) 上記のように単語を近視眼的にしか見ていなければ「裁判」か「判決」かなどはどちらが正しいかを決めることは無理だと思います。 私は英語はある程度は全体をみて解釈を出来ますが、スペイン語は全く分からないので、単語ひとつを見て「これは・・・という訳だ」という考えを持つのは危険だと思い質問させていただいた次第です。 最後になりますが、私が以前に質問した際にお礼欄に投稿したものを編集して下記に記しておきます。私が何を思って質問させていただいたかを分かってくださるのではないかと思います。 >>> 「裁判」と「判決」についての論争については3つのタイプの人たちがいます。 1.「裁判と訳すのが妥当、あるいは裁判とも判決とも訳すことができる」と主張する人 2.「訳としては判決と訳すのが妥当、しかし判決と訳しても結果的には裁判と訳したときと法的意味は同じである」と主張する人 3.「訳としては判決と訳すのが妥当、判決と訳した場合と裁判と訳した場合とでは法的意味はまったく異なる」と主張する人 私が確認したいのは「1.」か「2.と3.」のどちらの側が語学の知識が欠如しているにもかかわらず発言しているのかを確認したいだけです。決して2.と3.のどちらが法的知識が欠如しているにもかかわらず発言しているのかを確認したいのではありません。

noname#102281
noname#102281
回答No.3

すいませんちょっと直しました。 日本は、極東国際軍事裁判と東およびその他の同盟国の戦争犯罪 日本で投獄国民の日本人に対し国内外の両方の犯罪の他裁判所の同盟国の言い渡されたものを受け入れます。 バグが多くて想定しながら文章を訳していくのに時間がかかりましたが pronunciadasはご指摘のとおり「演説する」の二人称の複数形です。 よって意訳でも「言い渡された」というふうになります。 ellos contra nacionales japonesses のellosが英語で言うところのthey=三人称の複数形になります。 日本国家に対して、という意味。 正式なスペイン語のものがないか探したのですがなくて、 そこで私が探し当てたものは、このサンフランシスコ条約はフランス語、英語、スペイン語しかないこと(フランス語のほうはもうご存知だと思います)その中に「判決文」としては盛り込まれていないこと、 よってpronunciadasも「表明した」というよりは淡々と「言い渡した」のほうが訳としては正しいのかなと思います。 スペイン語堪能ではないですが、大学でスペイン語学んでましたので。

matayu2008
質問者

お礼

回答ありがとうございます! バグが多いですか、すみません。てっきり ó なんて文字もきちんと表示されているので問題なく写せたと思ったんですが・・・。 あと、申し訳ありませんが、質問の内容に齟齬があったのでこの場で訂正します。 私はpronunciadasという単語に眼を奪われ、他の部分を見ておりませんでした。サンフランシスコ条約で解釈が分かれているのは日本は「裁判」を受け入れたのか、「判決」を受け入れたのかという点ですが、上記のスペイン語を見ますと。「日本はsentenciasを受け入れ・・・」となるのではないかと思います。(念のために申し上げますが私はスペイン語は全く分かりません、ただ、aceptaが英語のaccseptという単語と似ているので受け入れると訳すのではないかと思った次第です。)そして、sentenciasという単語は英語のsentenceとにているので、ほぼ同じ意味なのかもしれないと思いました。もしもsentenciasがsentenceとほぼ同じ意味であれば、裁判などと訳すことはありえないでしょう。さらにこの文章ではsentenciasが二回出てきて、もしも両者に文章における内容的なつながりがあるとすれば判決と訳す有力な根拠となると思います。 私の最初の質問では「言い渡された」と訳すかどうかを焦点だと見られる文章でしたが、焦点を日本が受け入れたのは「裁判」か「判決」かどちらであると訳すのが適切かという事を教えてください。

noname#102281
noname#102281
回答No.2

日本は、極東国際軍事裁判と東およびその他の同盟国の戦争犯罪 日本で投獄国民の日本人に対し国内外の両方の犯罪の他裁判所の同盟国の言い渡されたものを受け入れます。 バグが多くて想定しながら文章を訳していくのに時間がかかりましたが pronunciadasはご指摘のとおり「演説する」の二人称の複数形です。 よって意訳でも「言い渡された」というふうになります。 ellos contra nacionales japonesses のellosが英語で言うところのthey=三人称の複数形になります。 日本国家に対して、という意味。 正式なスペイン語のものがないか探したのですがなくて、 そこで私が探し当てたものは、このサンフランシスコ条約はフランス語、英語、スペイン語しかないこと(フランス語のほうはもうご存知だと思います)その中に「判決文」としては盛り込まれていないこと、 よってpronunciadasも「表明した」というよりは淡々と「言い渡した」のほうが訳としては正しいのかなと思います。 スペイン語堪能ではないですが、大学でスペイン語学んでましたので。

noname#102281
noname#102281
回答No.1

日本は、極東国際軍事裁判と東およびその他の同盟国の戦争犯罪 日本で投獄国民の日本人に対し国外の両方の犯罪の他裁判所の同盟国の判決を受け入れます。日本で投獄されてる日本国民に対して戦争、国内外の両方の犯罪の仲間を裁く バグが多くて想定しながら文章を訳していくのに時間がかかりましたが pronunciadasはご指摘のとおり「演説する」の二人称の複数形です。 よって意訳でも「言い渡された」というふうになります。 ellos contra nacionales japonesses のellosが英語で言うところのthey=三人称の複数形になります。 日本国家に対して、という意味。 正式なスペイン語のものがないか探したのですがなくて、 そこで私が探し当てたものは、このサンフランシスコ条約はフランス語、英語、スペイン語しかないこと(フランス語のほうはもうご存知だと思います)その中に「判決文」としては盛り込まれていないこと、 よってpronunciadasも「表明した」というよりは淡々と「言い渡した」のほうが訳としては正しいのかなと思います。 スペイン語堪能ではないですが、大学でスペイン語学んでましたので。

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