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2人のユダについて

マタイ福音書には使徒名が上げられていますがユダは1人です。しかし、ルカ福音書では2人のユダが挙げられています。マタイはユダという名前を嫌ってわざと外したのでしょうか。または言い換えたのでしょうか。みなさまはどうお思いになっていらっしゃいますでしょうか。

みんなの回答

  • kigurumi
  • ベストアンサー率35% (988/2761)
回答No.3

この物語は比喩を理解しないと読み解けない構図になっています。 そして旧約を知らないと、ちっとも面白くない物語です。 補完つまり理解するための材料は旧約です。 使徒だったユダとはユデアのことです。 イスラエル王国があって、ユダ族とベニアミン族はそこから分離し、新しい王国を作りました。 ユダ王国(のちにローマからユデアと呼ばれる)がそうです。 従ってユダって名前をつけるのは、それなりに意味を持つわけです。 ユダ族の名前なので。 エレミアに陶磁士が例えで登場します。 なんの例えかというと神です。 陶磁士がコネコネ粘土をこねて作品を作るが、火にかけてしまうと固まってしまい、そうなるともう作り変えることはできない。 不出来な作品は、破壊する(殺す)しかないわけです。 まだコネコネ可能な土を陶磁士の庭に戻すことで、神に再度作り直してもらえる=ユダが銀貨30枚をその土地に投げ捨てた。 作者 うまい! ユダ族の名前を持つユダの1人に、そんなことをさせる物語を作り、信仰の深さを現したわけですね。 従ってユダって名前が作品に登場する場合、それなりに意味を持つわけです。 バラバのイエスって登場します。 確かバルは息子って意味なので、、、父の子=神の子って意味だと思います。 で、イエスって名前はヨシア記のヨシアのこと。(ヨシアはヘブライ語で、ギリシャ語だとイエスス) だから、ヨシアのようなふるまいをしないイエスに、民衆がせっついたって内容に作者はしているわけです。 バビロニアの神話に登場する人々の罪を背負い何度も生贄となり蘇るタンムズ。 ギリシャ語だとトマス。 ミリアムはヘブライ語だとミリハム。 ギリシャ語だとマリア。 ミリアムって名前もどっかの神話から借用して、それなりの概念を持っていたような・・・ 忘れた。 このように、物語に名前が使われるときは、固定の概念を持たせて登場させているようです。 ユダ、新約聖書だけでもダダイがユダって名前になっていますが、恐らくダダイからユダに改名させたわけですが、活躍が描かれていないってことは、作者その後のエピソードを作る前に死亡したか、スランプに陥って、続きがかけなかったんじゃないかと。 他にもトマス(タンムズ)もユダ。 タンムズからきているので、何度も再生するユダ族って意味で作者がつけたのかも。 で 何度でも死んで蘇るユダ族ってことにしたかったんじゃないかと。 福音書は、成立した地域がそれぞれ違うんです。 その地域にあった神話が物語りに加わることで、共通の部分以外に独自性をもたせている。 従って福音書によっては他に無いエピソードがあるのは、その地域にある土着の神話が混入しているからではないかと。 そう考えれば、土地柄に即したそれぞれの土地で作られた物語ってわかりますでしょ? 基本の物語があって、それに枝葉がついて独自性を持っている理由は、それぞれの福音書が成立した場所が違うから。

evangel4
質問者

お礼

ありがとうございました。 ポイントを差し上げたいのですが、点数で人を裁きたくありません。お赦しください。みなさんに10点ずつどうして差し上げられないのでしょうか。

  • taco8ch
  • ベストアンサー率7% (11/146)
回答No.2

のちの教会や伝承がイスカリオテのユダを どう像(かたち)づくってきたかはともかくとして、 マタイ記者自身が「ユダ」の名前そのものを嫌ったとかではなく、 単に混同を避けるためだと思いたい。 「ユダ」なんて「佐藤」や「山本」みたいにごくありふれた名前のはず。 なんとなれば、 マタイ1:3にはイエスの養父ヨセフの先祖で十二氏族の族長「ユダ」を記している。 マタイ13:55に教祖イエスの兄弟と称して「ユダ」を紹介している。 仮に「イスカリオテのユダ」という名前が、、 「イシュ」=天地創造でもおなじみ「人」の意味だとすると「カリオテ人ユダ」になるが、 「カリオテ」が地名だとすればそういう意味では、 彼は他のガリラヤ人の弟子たちとはちょっと一線を画する存在なのかもしれないが。 伝承をいちいち調べると分かるけど、 だいたい名前を混同しない方がどだい無理。 マタイの写本にはもう一人のユダの別名はタダイと呼ばれるレビ、 さらに徴税人のマタイの別名もレビ、 イスカリオテのユダのお父さんの名前はシモンで、 シモンは一番弟子ペテロの本当の名前。 もう一人のユダのお父さんかお兄さんの名前はヤコブだが、 ところで十二弟子にヤコブは二人いて・・・・・・

evangel4
質問者

お礼

ありがとうございました。 ポイントを差し上げたいのですが、点数で人を裁きたくありません。お赦しください。みなさんに10点ずつどうして差し上げられないのでしょうか。

  • jojo2011
  • ベストアンサー率50% (1/2)
回答No.1

ヤコブの子ユダは使徒行伝にも出てきます。 また、マタイ福音書とマルコ福音書に出てくるタダイがヤコブの子ユダと同一人物であるとする見方が伝統的だったようです。 ただやはり裏切り者・イスカリオテのユダと同名であることから崇敬の対象としては避けられていたようで「忘れられた聖人」と呼ばれたそうです。 ヤコブの子ユダへの崇敬は19世紀になってから盛んになったそうです。 マタイ福音書とルカ福音書はマルコ福音書と別のいわゆる「Q資料」を底本として書かれたとする見方が現在は主流です。マタイとルカの成立年代はいずれも2世紀後半ごろとみられ、相互参照はなかったと思われます。 ユダという名前を嫌ったのか、については資料がないので何とも言えませんが、可能性として有り得ると思います。

evangel4
質問者

お礼

ありがとうございました。 ポイントを差し上げたいのですが、点数で人を裁きたくありません。お赦しください。みなさんに10点ずつどうして差し上げられないのでしょうか。

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