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ラマン分光計測における蛍光障害
大学でレーザーラマン分光による物質の解析をおこなっています。 対象にレーザーを照射すると蛍光が発生して測定を阻害すると知ったのですが、そもそも蛍光の厳密な定義とはなんで、そして蛍光を起こさないためにはどのような工夫が必要なのでしょうか?
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「蛍光」という言葉自身は極めて広い発光現象を表す言葉ですので、 厳密な定義のもとに使われるテクニカルタームでは無いと思います。 ラマン効果との違いという意味では、 蛍光は一般的に入射光エネルギーにより物質が何らかの励起状態に遷移 そこから基底状態に遷移する際に発せられる2次的な発光を言います。 ラマン効果は入射光が物質に非弾性散乱したものです。 つまり蛍光は入射したフォトンが一回吸収、再放出という過程を とりますが、 ラマンは一回の散乱です。
お礼
お礼遅くなってごめんなさい 非常にわかりやすい回答ありがとうございます 蛍光という言葉の捉え方を困っていたわたしにとって助かりました。