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同じ原料、同じ味でも形が違えばなぜ人はおいしいという感覚がなくなったりするのか?
異なる原料、違った味であれば人は「おいしいね」という感覚が違ってくるのは分かります。人は嗅覚というものがあってこそおいしいという 感覚が得たりするのも分かります。しかし、同じ原料、同じ味でも形が 違えば、なぜおいしいという感覚がなくなったりするのでしょうか? 人は嗅覚と味覚が合わさっておいしいと感じるのではないのでしょうか?例を挙げれば、細いうどんの麺と太いうどんの麺。全く同じ原料、味でも人によっては細いのはおいしいけど、太いのはまずいという人もいます。
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大学でsensoryを専門に勉強した立場から言うと、人間の食の好みにおいて大きなウエイトを占めるのは「視覚」です。視覚に問題がない人であれば、まず目からの情報が瞬時に脳に届き、届いた情報に関する過去の経験や思い出などがあればそこから味や匂いなどに関する情報を引き出します。 細いうどんと太いうどんの場合: 細いうどんがおいしいという記憶(食べた時の楽しかった風景などもあわせて)や、細いうどんは美味しいのだという信頼できる筋(人や印刷物など)からの情報を過去に得た人は、視覚によってそれらの情報が食べる前に伝達されるので、「美味しいであろう」との前提で食べている場合が多いです。まったく食べたことがない場合は、同様の細さのものに自分が好きなものが多ければ、「美味しい」と認識する確立が高くなるそうです。 「まずい」の場合も同様です。うどんで言えば、あまりしょうゆの色がついてないうどんで育った人や、茶色にいやな思い出がある人は、白いうどんを「おいしい」と感じ、茶色に煮込んだものを「まずい」と認識したりします。太さに関しても、うどんでなくても例えば太い麺を喉に詰まらせた経験がある人は、太さを認識した段階でその嫌な経験が脳に伝達され、「まずいかもしれないから注意が必要」とアラートが出ると言われています。 では視覚からの情報伝達がない場合、「おいしい」「まずい」をどう認識するか。これは実際に私も目隠しをした実験に携わりましたが、この場合も脳は得られる情報(嗅覚、味覚、触覚)をもとにその食べ物の味、香り、食べた時の楽しかった経験、イヤだった経験などの情報を伝達するのです。ただ視覚という絶対条件がない分、どちらかまよう比率が増えたり、決定までに時間がかかったりしました。面白いですよね。
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- potachie
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>> 人は嗅覚と味覚が合わさっておいしいと感じるのではないのでしょうか? わざわざいうほどの話では。。。 かき氷の蜜ってありますよね。いろいろな色があって楽しいモノですが、普通に売っている安く昔からあるヤツ、あれ、イチゴもメロンもレモンも全て同じ味だって知っていました? 今は、匂いを変えているモノもありますが、昔ながらのヤツは、匂いの香料も同じです。 でも、みんな、レモンが好き、イチゴが好きって言ってますよね。ほとんどの大人はこの事実を知っているけど、子どもたちを楽しませているんです。 それと、料理の味の話。全てをジュースにしても味は一緒だと思いますか。「食感」というものもあるので、必ずしもご質問の内容のみとはいえないかと思います。 最後に、イチゴの話。イチゴには、四つの味があります。 新鮮なイチゴをそのままなめたときの味。 新鮮なイチゴをそのまま囓ったときの味。 口の中でしばらく噛んだときの味。 イチゴを潰してしばらく経った時の味。 これ、すべて味・匂いの元となる化学成分そのものが変化しています。前2つはとても不安定な物質で、再現は難しいとされていました。 少し前まで歯磨きや人工飲料でのイチゴ味といえば、一番最後の味でした。 コーヒーなどでもですが、フレーバーというものも意識されても良いかもしれません。
- annteizai
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嗅覚、味覚、のほかに視覚,触覚も関係あるのでは思います。以前テレビで見た実験ですが、きつねうどんを二つ用意します。一つは普通の麺。もう一つは麺を青く染めています。(味はまったくかわりません)まず目隠しをした人が両方を試食します。二つとも同じ美味しさだと感想を言います。次に目隠しを取って食べてもらいます。すると麺を青く染めた方には手が出ません。青い麺がどうにも気持ち悪いという感想でした。視覚は大切なんだと思いました。 麺の太い細いで好みがあるのは、触覚が関係あるのかなと思います。
- rimurokku
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味は、嗅覚や味覚だけでき決まる物ではありません。 視覚や食感など、又はその時の健康状態によっても好みが変るなど、色々な条件が複雑に絡んでしまいます。 ましてや、個人の好みや趣向に寄ってはまるで反対の味わいもあり得ます。