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九品官人法の郷品について
九品官人法について教えて下さい。 九品官人法は、評価された4品下の品からスタートすると聞いたのですが、九品の職種は大体どんなものになるのでしょうか?? また、九品に評価された場合、十三品も下の職種なんてあるのですか? 品による官吏の職種が知りたいです。 また、官吏になった場合、都で仕えるのですか? それとも、地方官になるのですか?? とにかくあまり詳しい事がわかりませんので、知っている事があればお教え下さい、よろしくお願いします。
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『三国志』でもお読みなのでしょうか。 手軽に読める本としては、宮崎市定さんの『九品官人法の研究』があると思いますが、時代と国によって必ずしも一定の決まりで官位が定められたわけではないようです。 九品(くぼん)は、仏教用語で上・中・下と上・中・下の組み合わせで九つの位階を設けるもので、三国時代の位階が四品から成るというのは、この上三つの品に、中正官という役職を加えて四品としたようです。 概ねこの魏の官位にならったようですが、例えば周の官位は十六品まであったので、お書きのように十三品の官位が出てきます。品による官位は、書き始めると膨大な量になりますから、宮崎さんの書籍をお求め下さい。 丞相を筆頭に上品三役はもちろん国家公務員ですが、三品官の下に九卿という役職があり、これが現在の大臣のような役割になります。五品は軍隊、六品官以下は地方役人が多いですね。これはかなり大雑把に書いていますから、例外はもちろんあります。 こんな感じですけど、いかがでしょうか。
お礼
とても詳しく書いてくださって凄く助かりました! 三国志についてはもう9年来のファンなのですが、あまりに官位に詳しくなかったので気になっていました。 九品官人法の研究、という書籍があるのですね、是非読んでみようと思います。 5品は軍隊で、6品以下は地方役人・・・ここが特に知りたいところだったので、すごくありがたいです。 本当にありがとうございました、また何かあればよろしくお願いします<(_)>