• 締切済み

イラクの今後とイラク政策についての見解

2010年8月までにアメリカ軍の戦闘部隊9万人が撤退、イラク軍を育成するためのアメリカ軍部隊5万人も2011年末までに全軍撤退という計画が発表されました。 計画通りに撤退が完了するか現時点では断定できませんが、アメリカ軍は計画通り撤退できますか。イラクは治安の回復途上、復興途上であり、治安が安定化するか悪化するか、復興が進むか進まないか、現時点では断定できませんが、将来がどうなると予想されますか。 アメリカ政府の公式見解では、イラク政府が湾岸戦争の停戦協定の条項の一つである、大量破壊兵器の廃棄をしていない可能性があり、査察に協力せず、大量破壊兵器を配備し使用する可能性が高いのので、停戦協定違反と判断し、大量破壊兵器を破棄させるという理由で、2003年3月にイラクに対する全面戦闘を再開した。アメリカ政府2004年9月の時点で、大量破壊兵器を捜索したが発見できなかった、大量破壊兵器の情報は間違いだったが、フセイン政権を打倒しイラクを民主化することは、イラク国民にとってもアメリカにとっても利益であり良いことだから、この戦争は正義であり成功だという見解である。 もちろん、アメリカ政府の公式見解とは違う見方もあり、アメリカがイラクにやったことは絶対に許されない人道犯罪である、許されない国際法違反である、アメリカはイラクで敗北した、アメリカのイラク政策は全面的に失敗で利益は無く害ばかりだったか、少しは利益があっても害のほうがはるかに大きかったなどの見方もあります。2003年3月以後のアメリカのイラク政策はまだ終わってはいないので、現時点で断言はできませんが、イラクやアメリカや世界で、絶対に許されない、人道犯罪、国際法違反、全面的敗北、全面的失敗などの見方は、どの程度に多数派か少数派ですか。

みんなの回答

  • jkpawapuro
  • ベストアンサー率26% (817/3047)
回答No.2

要はイラクのシーア派がテロを行いうるのは、ひとえにイランの影からの支援あってのものです。今テロを行っている集団が自立してテロを継続しうるかというと、その力はあまりないでしょう。ヒズボラやハマスと違いフセインに押さえ込まれていたため、まだそこまで強力な組織とはいえないと思います。 アフガン(タリバン)・イラクのテロはイランあってのもので、イランが対アメリカ対ブッシュの防波堤として支援しているに過ぎません。 オバマはイランとの和平交渉を始めています。いずれ影で何らかの妥結を見るでしょうし、そうなるとイラクのテロも沈静化するし、当然タリバンもイラン経由による麻薬売買の道を閉ざされれば瓦解すると思われます。 よって現在の形でのイラクの混乱は収束すると思います。ただ一つ落ち着いてきたと思ったら新たな戦乱が勃発する中東のことですから、たとえばクルドの過激派が独立運動を始めるとか、新たな混乱が起きる可能性は否定できません。

lilacs
質問者

お礼

世界史で一般的には旧政権を軍事力で打倒して、新たな政権や体制を作ろうとする時には、ある程度の政治的および軍事的な混乱は起こるのが普通です。 イラクの場合、それが収束して、新たな体制が安定した統治ができて、イラクが発展していけるか、昔のカンボジアや今のソマリアのような破綻国家になってしまうか、どちらだろうかと思い、質問しました。 イランの影響力はあると思いますが、イラクやアフガニスタンの治安に決定的な影響力があるのでしょうか。 回答ありがとうございました。

  • cse_ri2
  • ベストアンサー率25% (830/3286)
回答No.1

質問者さんの質問の意図が今ひとつ見えないので、個人的にいろいろと感じていることを述べます。 イラクで人権うんぬんと議論するのは、国連を始めとした西側諸国の議論。たぶん現地では、それ程重要視されていないようです。 もちろん、アメリカに対する感情的な反発は残るでしょうが、それは人権を無視されたとかいうのとは、たぶん別のものでしょう。 そもそも、イラクがアメリカを糾弾するほど人権意識の高い国であれば、テロによる治安悪化はもっと低い数字となっているはずです。 イラク戦争は終わってみれば、独裁者フセインが倒され、それまでイラクでは人口では多数派でありながら、政治的には日陰者だったシーア派の穏健派が政治の表舞台に出たこと。 もちろん、マイノリティに転落したスンニ派の反発は今後も残るだろうし、クルド人は機会あれば独立の動きを強めたり、トルコ領内のクルド人勢力を支援したり、それに対してトルコから軍事的な反撃があるかもしれません。 しかし、多数派のシーア派のみならず、少数派にも石油利権を中心とした平和の恩恵が行き渡れば、徐々に安定の方向に向かうのではないかと思います。 フセインが権力を握り続けるためとはいえ、自らの地盤であるスンニ派を優遇し、多数派のシーア派や北部で勢力が強いクルド人を力で強引に押さえ込むやり方は、やはり無理があるものでした。 人口比に応じた政治勢力が形成されつつある今のイラク政府は、治安面での不安は残りますが、以前に比べれば無理のない形にはなっていると思われます。 最後にイラク戦争の人道犯罪うんぬんの話ですが、これを熱心に取り上げているのは西側諸国の人権派ばかりです。 当事者であるイラク人の声は、欧米諸国に比べればそれ程大きなものではないのが実情です。 イラクの治安が安定し、民主化が進んで人権意識が向上すれば話は別ですが、そうならない限り、イラク人によるアメリカの人道的犯罪の告発にまでは、至らないのではないかと私は考えています。

lilacs
質問者

お礼

質問の意図がわかりにくい文章で失礼しました。 質問の意図は、アメリカが外国に対する戦争でその国の政権を打倒(または政権を維持)し、その国の体制転換(または体制維持)をめざした政策で、日本、ドイツ、パナマ、グレナダなどのように、おおむねアメリカ政府がめざした結果が得られた場合もあるし、キューバ、ベトナム、カンボジア、ニカラグアなどのように、全く成果が上がらず失敗した場合もあり、イラクの場合は将来がどうなるのかという意味です。 その政策がその国の国民の大部分から支持されているか、支持されていないかが、その政策が成功するか失敗するかを分ける重大な原因なので、イラク国民はどう思っているのかという意味です。 回答ありがとうございました。

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