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古典 カ行変格活用

古典に出てくる漢字の読み方で、 「夏は来ぬ」と「夏ぞ来ぬ」で、「来」の読み方がそれぞれ違うのは なぜですか? 後者は、係り結びの法則が関係しているのでは?と思うんですけど イマイチ繋がりが分かりませんでした。 出来れば、2文の意味まで添えて答えていただくと幸いです。

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  • sosdada
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回答No.1

1.「夏は来ぬ。」  文が終わっているので文末の「ぬ」は終止形。終止形で「ぬ」となる助動詞は「完了」の意味の「ぬ」。「完了の『ぬ』」の直前は連用形になるので、「来(く)」は連用形の「き」になる。「夏は来た。」「夏になった。」 2.「夏ぞ来ぬ。」  文中に係助詞「ぞ」があるので文末は連体形。連体形で「ぬ」となる助動詞は「打消」の意味の「ず」。「打消の『ず』」の直前は未然形なので、「来(く)」は未然形の「こ」になる。「夏が来ない。」「ぞ」は強意といっても弱いので、訳すときは無視してよい。

hot39hot55
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 解決しました。

その他の回答 (1)

  • kzsIV
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回答No.2

>後者は、係り結びの法則が関係しているのでは?と思うんですけど その通りです。従って「夏ぞ来ぬ」の「ぬ」は連体形。 連体形が「ぬ」になる。助動詞は打ち消しの「ず」。 終止形にすると「なつは来ず(ナツワコズ)」。 で、「夏ぞ来ぬ」の「来」は未然形で「コ」と読みます。 意味は「来ないんだよ夏が」 「夏は来ぬ」の「ぬ」は終止形、完了の助動詞。 「来」は連用形で、「キ」と読む。 「夏は来ちゃったぞ」