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水田の高度利用について
水田の高度利用とは具体的にどういったことをさすのでしょうか? 「高度利用」の言葉の意味がいまいち分からずネットで意味を検索したのですが引っかかりませんでした。 分かる方、どうか回答よろしくお願いいたします。
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ご存じのとおり、現在も日本は米の生産調整を実施しております。食生活の多様化に伴う米消費量減少と備蓄経費の削減がその理由です。農水省は穀物自給率と省の存在(利権)を維持するため、稲作農家の振興を継続しなければなりません。 すでにかなりの箇所で基盤整備事業が行われ、矮小な水田は大型機械が利用できるよう、統合、整形されております。となると、基盤整備に関係した国と都道府県の職員並びに予算が継続して確保できなくなるのは自明のこととなります。皮肉な見方ですが、彼らは「諫早湾干拓」に見られるとおり、農家、市民よりも自分たちの権限を守ることが仕事です。「官僚制度」の悪しき所です。 そこで彼らが考えたのが、「水田の高度利用による自給率向上と農家所得の維持」です。最近のほ場(基盤)整備事業では、水田機能の汎用化により通常の肥培管理で麦・大豆等の畑作物を栽培できるよう、水田に排水路や暗きょ(地下水位を調整するため地中に埋めた有孔パイプ等の排水施設)を整備して水はけを良くすることを実施しております。 http://www.maff.go.jp/j/use/tec_term/s.html#s92 これに連動し、水田で水稲以外の作目を栽培すること、水稲の後作に白菜やキャベツなどの野菜栽培を奨励したいと考え、このための補助金を伴う事業や調査・研究を「水田の高度利用」と称しております。 疑問に思われた「高度利用」が農政で使われる背景には、素直にうなずけられない内容があります。 現実は、排水不良から低収量の麦・大豆栽培や、商品にならぬ冬野菜が栽培されております。建前は良いけれど、本音は下らぬものです。官僚の天下り先の確保もありますし! 参考URLには、研究からみた「高度利用」の現状を添付しております。だから、補助金で新規に農機具を買わすことが必要と読みました。
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- ESE_SE
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http://www.google.com/search?hl=ja&lr=lang_ja&ie=UTF-8&oe=UTF-8&q=%E6%B0%B4%E7%94%B0%E3%81%AE%E9%AB%98%E5%BA%A6%E5%88%A9%E7%94%A8&num=100 検索結果を見てのとおりかと思います。 「水田の高度利用」というものに固定的な意味が定義されているわけではありません。 ならば「水田を」「高度に」「利用する」ということでしょう。 単純な水田の利用と言えば水稲栽培ですが、高度利用ということであれば「それ以上の使い方」ということですね。 とはいえ水田である以上耕作地であることに違いはありません。工場だのといったものには使えません。 検索にヒットした上位の数件を斜め読みした感じでは ・水田で高収益を挙げるため、輪作などにより高付加価値の作物を栽培する ・収量を増やすことによる地力の低下を抑制する といったあたりが重点課題のようですね。