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関数の連続の例題について教えてください。
問題 f(x)=x^2がΩ=R上で連続であることを示せ 上記の例題についてなのですが、任意のa∈Ωにおける|x-a|<δなるδ(a,ε)がうまく決定できません。自分で考えた限りだと |f(x)-f(a)| =|x+a||x-a| <|x+a|δ ≦(|a|+|x|)δ 今|x|-|a|≦|x-a|<δだから|x|<|a|+δなので |f(x)-f(a)|<(2|a|+δ)δ ここで(2|a|+δ)δ≦εとなるようにδを設定すればいいのだからδについての二次方程式を解けばいいだけ・・・と思ったのですが、 本にはそれでもいいけど、それだと一般的に使えないから別の方法で考えると書いてあり、 ------------------------------------ここから本の記述で、 まず適当に 0<δ≦1 ・・・(1) だと思ってみると (2|a|+δ)δ≦(2|a|+1)δ ・・・(2) となるので 0<δ≦1かつ(2|a|+1)δ≦εを同時に満たすδ>0 ・・・(3) とすればこれは目標が達成されるので δ=min{1,ε/(2|a|+1)} ・・・(4) とすればいい。 ------------------------------------というようなことが書いてあります まずなぜ唐突に(1)が出てきたのかがわかりません。適当でいいならば0<δ≦10000000や0<δ≦0.000000001を(1)としてもいいのでしょうか? さらに(1)ならば(2)が成り立つことはもちろん理解できますが、(1)と(2)から(3)が出てきた理由も(3)がなぜ(2|a|+δ)δ≦εと等価であるのかもわかりません。 今日一日考えたのですがわかりませんでした。どなたかご教示いただけませんでしょうか?よろしくお願いいたします。
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- gef00675
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出来上がった証明というものは、発見的考察(途中いろいろ考えた経過)をすっとばして、必要最小限しかかかないものなので、確かに、面食らうかも知れませんね。私もはじめて勉強したときはそうでした。 >まずなぜ唐突に(1)が出てきたのかがわかりません。 極限をとる際のδとしては、大きいほうには興味がなく(実際、考えてみたところで使えない)、小さいところだけが問題になるので、結論を示すに十分な範囲として0<δ≦1にしてみただけのことでしょう。 0<δ≦10000000と、大きくとっても意味がありませんが、 0<δ≦0.000000001のように、思いっきり小さくとる分には問題ありません。 >(3)がなぜ(2|a|+δ)δ≦εと等価であるのか 目標とする不等式の最右辺を評価したものが、任意に小さくできること、つまり |f(x)-f(a)| < (2|a|+δ)δ≦ε →0 (ε→0) をいいたいだけなのです。この式をながめれば、εをどれだけ小さくしても、この不等式をみたすようなδをとることができるのは明白です。δの存在を示すのが証明のキモですから、そういうδを具体的にどう表すかといわれたら、 δ=min{1,ε/(2|a|+1)} とすれば、十分でしょう。もちろん、δをこれより小さい数にしても、よいわけです。