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脳=プログラム理論

いつもお世話になっております。  心と脳に関する興味深い話を耳にしました。  脳と心の関係は例えていうなら脳がプログラムで 心がプログラマーであるという説です。  つまり、心が脳に対して優位であり、プログラマーである心が脳を操作することによって記憶等の活動が成り立っているというものです。  なるほど、そうすれば心理的に切迫した状況(プログラマーがテンパった状態)に陥ると失神したりして、脳の働きが一部停止するという現象や心理的にリラックスすると処理速度が上がるなどは納得がいきます。  しかし、この立場に立つと説明がつかない事もあります。それは向精神薬の投与で脳内物質の変化させることによって心をコントロールするという方法が現代精神医学では主流であり、この場合は脳が心に対して優位なのではないかということです。  やはり心は脳という枠内でしか存在し得ないのでしょうか?是非、皆様のご意見を。。。  

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noname#25358
noname#25358
回答No.1

 心を「プログラマー」と解釈すると、脳の後ろ側に人(心)が立っており、「脳自身の預かりしらないところからの指令によって、脳が動いている」というイメージになってしまい、これは正確な表現とは呼べません。  心とは、脳の中に内臓された集積回路に電気が流れた結果として生まれるものです。  なので、脳の中の構造が向精神薬などによって変化すれば、当然心は変化してしまいます。  現代人は「脳=天然の機械」という考え方に倫理的な拒絶反応を示す人がまだまだ多く、正確な表現が使われている本や記事はそれほど多くありません。  本当に正確な大脳生理学的見解を求めるなら、「魂という超次元の存在(あるいは35グラムだかの超越物質)」自体を否定しなければ、答えは求められないでしょう。

Mukai-005
質問者

お礼

ご回答ございます。 >「魂という超次元の存在(あるいは35グラムだかの超越物質)」自体を否定しなければ、答えは求められない  生命の超越性を否定することが第一の立脚点であるということですか?  ヒューマニストにとっては受け入れ難い説であることは確かです。機械よりもよっぽど機械らしい、現代の人間を見れば空恐ろしい真実味を帯びていますね。

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  • ootsu
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回答No.5

>心が向精神薬の自動実行を拒否したとしたら…。 自動実行のプログラムを手動でキャンセルするということですね。 >作用は意識の下に押し込まれてしまうのでしょうか? 意識=心ではありません。心=意識+無意識(潜在意識)です。実は、潜在意識が自動実行部分と思われます。 >強靭な精神力は自白剤の作用をもねじ伏せる 自白剤によって意識を失わない精神力ということでしょう。無意識下では、自白剤が優位に立つのではないでしょうか?

Mukai-005
質問者

お礼

度々のご回答ありがとうございます。 >心=意識+無意識(潜在意識)です。実は、潜在意識が自動実行部分と思われます。 確か、心のうち意識が1~2%で残りが無意識だと聞いたことがあります。無意識だと意識されているのに無意識とはこれ如何にですなあ。奥が深いです。98%が制御不能の自動実行プログラムなんて限りなく機械のようですね。ということはdeagleの見解に近いような…。このあたり面白いですね。

noname#25358
noname#25358
回答No.4

>ナチの優生学であったことを考えると  たしかに目の付け所は同じかもしれません。  ただ、ナチは「悪質な遺伝子」の定義の仕方が傲慢だっただけで。  俺だったらオヤジギャグを笑って許せるかどうかで判断しますね(笑)  ……ううう(^_^;(←悲しい過去があったらしい(笑)) >生物の中でもなぜ人間のみが取り立てて自ら命をたったりするのかなどの  そうですね。  それもたしかに、魂崇拝の欺瞞といえなくもないですね(^_^;  そもそも、自殺って人間だけのものじゃないですし。  道具を使うのが人間だけじゃないなら、「遊び」を行うのも人間だけではありません。  また、「生活習慣」というルールを持つのも人間だけじゃないですし、他の個体のために涙を流すのも人間だけではありません。  それらを考えると、人間はホントに他の生き物の進化形態の1つでしかなくて、地球の中の1つの要素にすぎないんだなって思いますよ。

Mukai-005
質問者

お礼

三度のご回答ありがとうございます。 >俺だったらオヤジギャグを笑って許せるかどうかで判断しますね(笑) 大事な要素ですね。 >それらを考えると、人間はホントに他の生き物の進化形態の1つでしかなくて、地球の中の1つの要素にすぎないんだなって思いますよ。 「人間でないものは何か?」という逆照射思考での時代は終わりをつげ、真っ向から人間そのものを考えなければならないときが来たのでしょう。ここまでくるとすでに哲学の領域ですので機会があれば哲学カテゴリーで質問させていただくことにいたしましょう。 長らくのお付き合い、ありがとうございました。

  • ootsu
  • ベストアンサー率46% (340/738)
回答No.3

>向精神薬の投与で脳内物質の変化させることに >よって心をコントロール プログラムは、プログラマーが作りますが、プログラムそのものは、ジョブというもので随時実行されます。あるいはトランザクションというものです。中には、条件が指定してあって自動実行できるものもあります。 向精神薬が条件で、自動実行されたと考えれば、矛盾しません。 また、実行結果を受けて、プログラマー側に変化があってもおかしくないのではないかと思いますが。こういう形態は、一般的なコンピューターの世界で実現できてますので。 >やはり心は脳という枠内でしか存在し得ないのでしょうか? 質問の前段を受けて、この言葉が出てくるのはいささか論理の飛躍ではないでしょうか?

Mukai-005
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 >向精神薬が条件で、自動実行されたと考えれば、矛盾しません。 向精神薬が心というプログラマーの代わりに実行因子として作用するということですね。 そうすると新たな疑問が生じませんか?心が向精神薬の自動実行を拒否したとしたら…。作用は意識の下に 押し込まれてしまうのでしょうか?小説などでは強靭な精神力は自白剤の作用をもねじ伏せる、というような場面があったりしますが、医学的に実証されているのでしょうか? >>やはり心は脳という枠内でしか存在し得ないのでしょうか? >質問の前段を受けて、この言葉が出てくるのはいささか論理の飛躍ではないでしょうか? そうですね。とはいえ、deagleさんのように考える方もおられるのではないかと書いているうちに思ったのも事実です。誤解を招いたのなら申し訳ございません。

noname#25358
noname#25358
回答No.2

>生命の超越性を否定することが第一の立脚点であるということですか?  そういうことです。  人間を「天然のアンドロイド」と捕らえて、その中身を分解し、構造を理解することが、「どうして人間が駆動するのか」を理解する早道なわけです。  ぶっちゃけて言うと、「人間だけを特別な魂の持ち主だと考えるような傲慢はやめよう」ってことなんですが。  もっとも、心理学っつっても何百種類もの種類がありますし、どの心理学を基盤にするかによっても説明の仕方は変わってしまうんですけどね。  俺は大脳生理学が一番得意なので、#1のような回答になったわけです。

Mukai-005
質問者

お礼

重ねがさねのご回答ありがとうがございます。 >人間を「天然のアンドロイド」と捕らえて、その中身を分解し、構造を理解することが、「どうして人間が駆動するのか」を理解する早道  そこに価値という性向を加えて社会的な枠組みとして利用しようと試みた末に生まれたのがナチの優生学であったことを考えると(別に決め付けるわけではありませんが…)何とも悩ましい限りですね。  加えて、人間だけが特別でないとするなら、生物の中でもなぜ人間のみが取り立てて自ら命をたったりするのかなどの問題も解決されなければならないと思います。これ(人間の自殺の件)も大脳生理学の観点からみると魂崇拝の欺瞞そのものなのでしょうか?