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証言の信頼性というもの
何らかの事件、出来事の目撃証言からその確かさを確立するとき、2人の独立に調べた証言が一致していれば、それはすなわち確かだということになるのでしょうか?あるいは3人以上なのかはたまたもっと人数がいるのでしょうか? 私は「一人の証言」と「二人の証言の一致」はぜんぜん違う信頼度だと思っているのですがどうなのでしょうか。 例:ひき逃げの現場を見た二人を独立に個別に証言させて、「○○という車のグレーのバンだった」という内容が一致すれば、すなわちこれで確かだと断定してよいのでしょうか?
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- Grandeco
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理論上は独立に二人が同じ証言をしたならその証言はある程度信頼できると考えても良いのですが、それを「断定」と言い換える意味はないですね。あくまでも「二人が独立して同じ証言をした」だけです。これが三人になれば「三人が独立して~」となります。どこかで線を引いて、「断定」とラベルをはる必要はないわけです。 しかし事件から何日も経った時点では、テレビの報道などを目にしているわけですからその点を考慮しなければならないでしょう。テレビの報道で「○色だった」と述べてしまった場合、その後に証言者が現れて「○色だった」と述べたとしてもそれは独立した証言と認めるべきではないはずです。ただし日本の裁判システムですと、人の記憶が簡単に書き換わることがほとんど考慮されていないのですが。
- hopepepepe
- ベストアンサー率13% (4/30)
結論から言いますと断定できません。 なぜなら人間は時間が立つと記憶があいまいになるためです。 ある犯罪心理学者の講義をTVでやっていましたが、ついさっき 講義室で起こった出来事(その場面は突発的な置き引き)をある程度 時間がたった状態で(3分ぐらい)証言を聞くという実験をして いましたが、体格や服装を正確に言い当てた被験者は10パーセント ぐらいでした。 また、ディスカッションのような場で今の出来事を反芻して証言する 場合では、意見がマチマチになり正答率もぐっと低くなっていました。 その場で取り上げられた証言に左右されるためだそうですが。 証言を取られるという異常なシュチュエーション、無意識のうちに 突発的におこった事件を思い出し証言し、また情報として人に伝えるのは 大変難しいようですね。またその人の願望や決め付けで証言する 場合も多く、あてにはなんないようです。 人数は問題じゃないようですよ。 証言内容の中からなんらかの方法でピックアップして疑いようのない 証言と物的証拠とを照らして採用するのでは? 特に証言での色の判別と時間はまったくもって信用ならない。 このレスを信用するかどうかもあなたが決めてね。
裁判員制度がすぐはじまり、私たちもそれに参加する可能性がありますので、こういった事柄には私などもいやおうなく関心を高め、考え方を洗練させていかねばならないと思うようになりました。 >、2人の独立に調べた証言が一致していれば、それはすなわち確かだということになるのでしょうか?あるいは3人以上なのかはたまたもっと人数がいるのでしょうか? 人間の不確実な記憶から出る証言が真実を示しているという確実性はあまりないのではないでしょうか。もちろん一人より二人、更に数が増えれば信頼度は高まると思いますが、絶対ということはないと思いますし、皆が同じ事を言うのはまた、不自然でもあり、却ってなぜだろうという疑問にもなります。要は結論へ誘導されかねない先入感はなるべく持たないということではないでしょうか。
- hakobulu
- ベストアンサー率46% (1655/3578)
基本的には信頼性はアップするのでしょうが、人間一般の能力的に見て、同様の勘違いや取り違えが発生する可能性の有無も勘案される必要はあるように思います。
- pipi-goo
- ベストアンサー率33% (217/651)
証言は物理的な証拠(指紋等)の物証に対して人証と呼ばれています。 人証は物証を補完するあるいは物証がない場合に実施されます。 つまりは、証拠のないものに対して証人尋問を実施します。その信憑性については裁判官の判断次第というのが実情です。もともと物証が無いわけですから証人の言っていることが嘘か本当かと裁判官が判断するしかないわけです。 その裁判官の判断基準として二人が同じことを言っているというのは本当だと評価する大きな基準になると思います。ただし、事はそんなに簡単ではなく、共謀して証言している可能性についても考えるはずです。なので、二人の証言が一致しているので本当と機械的に判断するほど裁判官は単純ではありません。 蛇足ですが独立に個別に証言させるのは裁判の基本中の基本です。前の証人の証言を聞いて、次の人が都合よく証言を変えないように別室で待機させられます。