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音階について
長調だと全全半全全全半としてますが、なぜ半音階を入れるのですか? まず12等分したうちなぜ7個を使うのか、またなぜそのうち2つが半音になるのかがわかりせん。 ただ響きがいいとか、心理的なことでもいいです よろしくおねがいします
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- yuki1203
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平均律や振動数とかなり専門的な事になって長くなるので省きますが・・・ 音は振動して伝わる物です、なので人間が聞いて気持ちいい音(振動数)というのを論理的に数字に表し作った音階がド~シとなっています。 これは音楽が一番進んでいた西洋での話しですので、日本では独特の音階、同じ日本でも沖縄の琉球音階等もあります。 >なぜ半音階を入れるの? 理論的にしろオカルト的にしろ、その音階やスケールが人間の耳に合ってしまうので仕方ありません。 これら12の音階に無い音を出すものを音痴といいまして・・・なぜ12個の音だけなのかといっても上と同じで人の耳に合ってしまう音が12個だけなので仕方ありません。
- dipearl
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1週間ほど前に同じ質問がありましたので、ほぼコピペですが。 全12音のうち、ドの音と物理的にも感覚的にも最も良く溶け合うのは、ソ(またはファ)の音です(ソの音はドから見るとちょうど2/3の周波数ですので)。ド~ソ、ソ~上のドは、半音の間隔が奇数なので、音階に区切ろうと思えば、必ずどこかに半音を入れなければ分けられませんね。たまたま、これをミとファの間およびシとドの間に持ってきたのが、西洋の長音階(普通のドレミファソラシド)です。 他にも、どこに半音を持ってくるかによって、短音階になったり民族音楽の音階になったり、様々な音階になります。音階によっては、半音ではなく1音半の感覚になっている音階もあります(日本の四七抜き音階「ドレミソラド」もそうですね)。
- 安房 与太郎(@bilda)
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論より証拠 ~ 振動数の比が整合しない ~ 下記の「ドレミファソラシド」を全音階で「ドレミ♯ファ♯ソ♯ラド」 と歌おうとすると、とても不自然で、不愉快なメロディになります。 さらに、専門的な声楽教育を受けた人にしか、歌えないでしょう。 ── 《ドレミの歌 ~ The Sound of Music ~ 19650626 20th Fox》 http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD3588/cast.html サウンド・オブ・ミュージック ── ベートーヴェン《エグモント序曲 Op.84 18100524-0615 Wien》 http://www.youtube.com/watch?v=M1yxWXHLWcY&feature=related Karajan - Beethoven: ''Egmont'' Overture(08:15)
- sanori
- ベストアンサー率48% (5664/11798)
こんばんは。 理系、絶対音感ありのおっさんです。 まず、そもそも、なぜ「12音律」が広く用いられているかについて述べます。 理由は、一言で言えば、「ドとソをハモらせるため」です。 まず、人間の聴覚(耳~脳)というのは、 1倍音、2倍音、4倍音、8倍音、16倍音、・・・ という、周波数が2のn乗倍の音同士が「同じ音」に聞こえるという性質を持っています。 「ド」の周波数をfと置けば、 1オクターブ上のドの周波数は、2f 2オクターブ上のドの周波数は、4f 3オクターブ上のドの周波数は、8f 4オクターブ上のドの周波数は、16f ・・・・・ といった具合です。 これを、底を2とした対数で表せば、 1倍音 logf 2倍音 log(2f) = logf + log2 = logf + 1 4倍音 log(4f) = logf + log4 = logf + 2 8倍音 log(8f) = logf + log8 = logf + 3 16倍音 log(16f) = logf + log16 = logf + 4 となりますから、 等間隔(間隔は1)です。 そして、物理的に、3倍音、6倍音、・・・ もハモります。 これを、底を2とした対数で表せば、 log(3f) = logf + log3 = logf + 1.5849625 = logf + 1 + 0.5849625 log(6f) = logf + log6 = logf + log2 + log3 = logf + 1 + 1.5849625 = logf + 1 + 1 + 0.5849625 = logf + 2 + 0.5849625 ここで、0.5849625 という数にある整数をかけた結果が、なるべく整数に近くなるケースを探します。 0.5849625 × 1 = 0.5849625 0.5849625 × 2 = 1.169925 0.5849625 × 3 = 1.7548875 0.5849625 × 4 = 2.33985 0.5849625 × 5 = 2.9248125 0.5849625 × 6 = 3.509775 0.5849625 × 7 = 4.0947375 0.5849625 × 8 = 4.6797 0.5849625 × 9 = 5.2646625 0.5849625 × 10 = 5.849625 0.5849625 × 11 = 6.4345875 0.5849625 × 12 = 7.01955 ←注目!!! 0.5849625 × 13 = 7.6045125 0.5849625 × 14 = 8.189475 0.5849625 × 15 = 8.7744375 ・・・・・ というわけで、 3倍音、6倍音、12倍音・・・に非常に近い音を表すには、 1オクターブを12倍に引き伸ばせば、 つまり、逆に言えば、1オクターブを12分割すれば、 ドの音から7つ上がったところの音が、ちょうど3倍音ぐらいの周波数になるということがわかりました。 ドの音から7つ上がったところの音というのは、「ソ」です。 次に、 1倍音、2倍音、4倍音、8倍音、・・・ は、ド。 3倍音、6倍音、12倍音、・・・ は、ソ。 この次は、5倍音について検討すべきです。 5倍音が、12音律で言えば、どこの音であるかを調べます。 5 = 2^n n = log[2]5 ≒ 2.32 2.32 × 12 = 27.84 = 12×2 + 3.84 ですから、5倍音というのは、12音律のドから3.84半音だけ上、 つまり、ドから3半音上と4半音上の間にあります。 それは音名で何かといえば、ミ♭ と ミ の間です。 3.84は3より4に近いですから、ミの音を5倍音と見立てて、次の説明をします。 ドの3倍音はソだから、ソはドに対してハモる。 逆に、 「ある音から見て、3倍音がドになる」というとき、その音が何であるかと言えば、 それは、ファの音です。 ドはファの3倍音です。 ですから、ドはファと良くハモります。 ドの音を基調とするメジャーコードは、ドミソ です。 ソの音を基調とするメジャーコードは、ソシレ です。 ファの音を基調とするメジャーコードは、ファラド です。 この3つのコードの音を全部列挙すると、 ドミソソシレファラド となりますが、これを順に並び替えると、 ドレミファソラシド となります。 どこにも、#や♭はありません。 つまり、 ピアノの白鍵が全全半全全全半になっているのは、 ハ長調で、C、G、Fのコード(および、そのコードに含まれる音を使ったメロディー)を弾くのを 簡単にするためなのです! 以上、ご参考になりましたら。
- A88No8
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昔々、その昔、古代ギリシャの頃、弓の弦をはじいて遊んでいたところ、とてもよい響きがする2つの弓を発見した。 これを後に完全五度となるらしいが、古代ギリシャ人はまだ知らない。 この気持ちいい響きを上下に広げていったらドレミファソラシが出来た。 でも彼らは全音/半音の区別など知らない。 ただ完全五度の関係を拡張しただけ(プラトン、アリストテレス、ピタゴラスの業績を調べてね)。 その後3世紀から5世紀にかけて様々な音階が発見されたらしい。 ドレミファソラシドを12の半音に分けたのはバッハの時代。ずっと後のことです。 っていうのじゃダメかしら。