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半島戦争に出てくる「サラゴサの乙女」について教えてください。
ナポレオンとスペインの独立戦争で、「サラゴサの乙女」という言葉を耳にしたのですが、基本的にどのようなお話なのでしょうか。何でもフランコ政権下で何度か映像化されナショナリズムの感化をしたらしいですが、不勉強でどうしてもわかりません。参考文献でも構わないので、教えてください。お願いします。
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サラゴサという町がありますが、 この町はナポレオンがバイヨンヌ事件で スペイン王位を奪った後に、 反乱を起こした市民軍の中心的な都市で パラフォックス市長のもと頑強に抵抗して フランス軍の長期包囲にあったのですが、 チフスが蔓延して大量の病死者をだして 結局は陥落します。 サラゴサの乙女(the Maid of Zaragosa)は、 通常は(仮名で)アゴスティーナ・ザラゴサと呼ばれますが、 マリア・アゴスティーナとか、アウグティーナ・サルゼッラとか アウグスティーナ・ダラゴン(アラゴンのアウグスティーナの意味)とか、 いくつかのバージョンがあります。 彼女は、砲手の男性の許婚で、死んだフィアンセに代わって 城壁の上で戦ったことで知られます。 パラフォックスは、彼女のヒロイズムに注目して、 彼女を中尉に任命して、砲兵隊の士気をあげようとしたわけです。 また女性の防衛隊への参加も奨励され、彼女の指揮下にはりいました。 この活躍はロマン主義者のバイロンの詩などで非常に有名になるわけですが、 度重なるフランス軍の攻撃を防いだ、サラゴサでしたが、 極端な衛星悪化を原因とする疫病、大量死によって、 戦闘の何倍もの損害を被っていたので結局は降伏します。 アゴスティーナも病に倒れ、病院で死亡したと言われています。 ネットでちょこっと調べたところのこの話です。 http://en.wikipedia.org/wiki/Agustina_de_Arag%C3%B3n http://digital.library.upenn.edu/women/yonge/deeds/agostina.html
お礼
回答ありがとうございました。サラゴサの乙女とはすごい女傑の話だったんですね。話の内容を大部分聞かせていただいたら、少々ジャンヌ・ダルクに被るような内容ですが、そのような勇ましい女性がスペインにもいたとは、大変勉強になりました。参考URLや写真も大変参考になりました。貴重な回答本当にありがとうございました。助かりました。