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挽歌という言葉
学校の読書作文の授業で、創作をする事になりました。イメージ的に散文詩に近い小説で、あらすじは少し省略……それで、「挽歌」というタイトルをつけようと思っているのですが、平成生まれ(私&クラスメイトは全員平成生まれです)で「挽歌」の意味が理解できる人間は何%くらいいると思いますか? あと、「挽歌」の上手い言い換えはありませんか?「○○譚」とかそういう系が格好いいと思うのですが、思い浮かびません……
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>イメージ的に散文詩に近い小説で、あらすじは少し省略 これでは何故挽歌なのか、またなぜ挽歌ではいけないのか分かりません。 挽歌の元の意味は「弔いの歌」「死者を悼む歌」です。転じて少数民族の悲しい歴史などを扱うときに「xxx族の挽歌」とも使います。その民族が未だ滅びてはいないが、機械文明が伝わったとき、その時彼らの挽歌が遠くから聞こえていた・・・などと比喩的にも使われます。 言い換え語としては「エレジー」「哀歌」「悲歌」があります。こちらの方が若い人にはイメージが伝わるでしょう。
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- wyvern2
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「挽歌」って、人が死んだときの歌だと思います。 確か棺(かんおけ)をひく(挽く→挽き肉の挽くですが)時の歌だから 挽く歌で挽歌だと中学のとき習いました。 ちょっと余談です。
お礼
ありがとうございます。中学校で習う言葉なのですね。「棺桶を挽く時の歌」というのは、ふつーの辞書にも載ってましたが。ある意味、労働歌なんでしょうか。
- aschenbach
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締め切られてないようなので。 何かに命名する場合、耳に目に馴染んでない言葉は避けるべきである。その通りですが、こと芸術作品となると、わざと耳慣れない言葉を使うって手もあります。小生の師匠がある時論文でこれをやって、印刷屋の方で勘違いして、とんでもない陳腐でしかも無意味なタイトルにされちゃって懲りて、って笑い話もありますが・・・。 閑話休題。 そのまま『挽歌』でもよいのでは? あるいはショパンそのままに『バラード』とか。でも「バラード」って単語は今ではスローテンポのラヴソングのことだしねぇ・・・。『追憶』とか『贖罪』とかは? なんだか即物的ですね~。 ところで。巨大なお世話ですが、ショパンのバラード第2番、長調に戻らずに、短調のまま終わってしまいますよね。結局息子には会いに行けなかったって結末はだめ? あ、もう書き終わってますね、ごめんなさい。
お礼
ありがとうございます。耳慣れない言葉だから新しい、ですか……学校の課題だしなあ、と少し考え気味です。 順番が逆になりますが、ストーリーの最後らへんがちょっと変わりました。 男が躊躇している間、教会では鎮魂曲が歌われている(アルトのソリストを男の息子がやっている)。その曲を聴いて、男の友人である神父は恐ろしい考えにとりつかれた。「友人(=男)の妻は、友人の息子の計らいで死んだのではないか?」……問い詰めた結果、その息子は心臓が弱かった母親の薬に細工を施して死に至らしめたことが判明(男は苦しむ妻にナイフを振るっただけだった)。その動機が、「母親の家の都合で体は女性であるのに男性として育てられた」ことと、それに対して「あんたは大人の玩具に過ぎない」といわれたことだった、ということも。 数時間たって教会を訪れた男へ、神父がその内容を話すと、男はあっさり認め、「あれは妻の家の都合でやった事だ」と言う。その後は説明しきれないので中略しますが、最後は男が妻の墓に添えられた風蝶花を見た、という ……うまく略せてませんね、ごめんなさい。とにかく、最後のオチから強引に「風蝶花」という題をつけてしまいました。結局、息子とは会ってませんね、一度も。(初めて気付きました) まだ提出までちょっとあるので、そこらへんのストーリーの見直しと、新たな題を考えてみたいと思います。
#1です。 誤解してしまっていたようですね、私。題材があってのこととは露知らず。 息子さんへの思いのほうが強いように思えます。挽歌となると亡くした奥さんへの思いとなるでしょうけど。私は多分、というか確実にあなたより創作能力は劣ると思います。ただ挽歌というタイトルは違うかなぁという気が。息子さんへの思いを基本に考えるのならば違う言葉のほうがいいですけど叙情的な感覚に乏しいため言葉が全く思いつきません。 でもすごいなぁ・・・、感動して涙が出てきちゃいそうだ・・・。
お礼
ありがとうございます。皆様から何回も回答してもらって、本当に嬉しいですw 私の創作能力は、小学校で六年間毎日、国語のノート2ページ分日記を書かされたからだと思います。とある国立大学の附属小だったので、めっちゃ無謀な事をさせられていた訳です(そのお陰で、中学校に進学しても原稿用紙に襲われる経験をせずに済んでいますけど)。子供を国立の小学校に入れるのはよした方がいいです。モルモットちゃんにされるから……小さい頃から本好きだった事も関係してるんでしょう、きっと。 久々に褒めてもらえて、すごく感激です。まさかとは思いますけど、よかったら完成品をメールで送りましょうか?……お邪魔ではなければ、ですけど。 タイトルが決まったら、報告します。
- carmelita
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良い発想ですねー。いまどきの子供も見捨てたもんじゃない。言い換えとしては、タンだと物語性が強くなりすぎるかも。「晩歌」は死者をおくるためのものなので、ちょっと、創作なさったものとは結末の点で合致しないと思います。いっそシンプルに「ひとつのうた」といったようなタイトルをつけたほうが、第3者の想像力を喚起させる場合もあるやもしれません。
お礼
本当にありがとうございます。「ひとつのうた」ですかあー!いいですねえ。でも完成品を見て、少し詩から遠ざかった様な気がするのでちょっと残念。章のタイトルに使おうかしら……ちょっと未練がましいですね、私。
補足を有り難うございました。 挽歌は暗くて将来への展開が考えられないイメージが強いので、もし男が刑期を終えて息子のために立ち直ろうと思っているのであればふさわしくない題だと思います。悲哀と希望を二語で表す言葉を思いつきませんので、私なら「xxエレジ-」として読み手の解釈の余韻を残したいところです。エレジーはフランス語ですが英語でも使われます。一時期流行歌まで使ったので古いイメージが残っているのですね。挽歌の方が古い表現ですが世代が変れば新鮮な感じを与えるものです。 エレジーがダメなら「悲曲」という言葉もあります。悲しみを帯びた歌、曲という意味です。
お礼
皆様、不肖な私の質問に答えてくださって有り難う。 「仮題:挽歌」の小説が書きあがりました!寝なきゃいけない時間なのに起きてるのはその所為です。400字詰原稿用紙20枚分、途中から少しストーリーが変わってしまいましたが、雰囲気は崩さずに仕上げられたと思います。 という訳で、小説をプリントアウトしてじっくり読んでタイトルを考えることにします。 やっぱり「挽歌」はやめるつもりです。原案よりも、ややハッピーエンドに近くなったので。
辞書を紐解けばわかると思いますが日常用語じゃありませんし、わたしもあるきっかけ手こういう言葉があることを知ったくらいですから(中学時代)知らない人のほうがほとんどでしょう。 挽歌なんて暗い話なんでしょうね・・・将来明るくなるべき中学生がそんなタイトルで創作なんてするべきじゃないと思いますけど。 #余計なことですね。σ(^◇^;)
お礼
ありがとうございます。……やっぱ、挽歌なんて知りませんよね、普通。(ちなみに、私は高木彬光というミステリ作家の小説のタイトルで知りました) > 将来明るくなるべき中学生がそんなタイトルで創作なんてするべきじゃないと思いますけど。 全くその通りです。「ショパンの曲にお話をつけてみよう!」という事を思いついて、長調のバラード(7分位)を聴いてプロットを練り始めたんです。……それが、長調の部分は長調なんですけど(雪とか鐘とか賛美歌とかの描写の辺り)、短調がとにかく暗い上に、短調で終わる。……なるたけ原曲に忠実なお話を作る、と決めたので、こればっかりはどうしようもない。他のお話も浮かばないから、短調な創作をしている訳です。 頭を捻って、他の題を考えようかな、と思います。
お礼
「主人公の妻が死んだのが4年も前である」「死んだ妻の名が“詩歌”である」「舞台が教会(=葬儀屋?)に近い」「主人公は死んだ妻を今でも慕っている」など諸々の理由から“挽歌”という言い回しにこだわっていたのですが、何かを命名する時、あまり馴染みがない言葉や読みにくい漢字は避けるべきである、という大原則に反するかなあ、と思ったので質問させていただきました。 「エレジー」って何語でしょうか?……一時期「○○エレジー」という歌が流行った時代があったようですが、今は死語になりつつありますね。あまりピンときません。悲しい事ですね。「哀歌」「悲歌」の方面で考え直したいと思います。 貴重な助言をありがとうございました。
補足
回答者に不親切だった事をお詫びします。あらすじは…… ある男が教会に続く石畳の道に佇んでいる。真冬、しかも雪が降る氷点下の世界で、彼は耳を澄まして鐘と賛美歌の音を聴いている。賛美歌は彼にとって天使の囁きのように哀しく美しく響いた。男は4年振りに、この地に降り立ったらしい。→では、何故彼は4年もここを離れ、前に進むのをためらっているのか? 男は、4年前に妻と息子と共にこの地に移り住んだ。男は救命医療センターで働く外科分野の医師だったが、息子の喘息が酷く、空気の良いこの地に転勤し、小さい家を建てた。最初は乗り気でなかった妻子も、各々が少しずつ馴染み、この地に融け込んでいた。 しかし、男は血を見ない生活に耐えられなかった。そして、本人の理性が止める前に、愛する妻の首筋を掻き切ってしまう。 息子の支えで医師として懸命に妻を治療するが、「あと一回発作が起きれば……その時は覚悟しておいて下さい」とまで診断されていた彼女の心臓が持ちこたえれる訳もなく、失血性ショックで死亡する。 男は、息子に「殺人者の息子」という汚名を着せない為に、頼りにしていた神父と養子縁組させたり、私立の学校に転入させたり、努力を尽くした。裁判は一年くらいで終わり、「傷害致死罪により懲役3年、執行猶予なし」の判決が下った。 刑期を終え、男は教会へ息子を迎えに行くはずだった。しかし、教会が見えてきたところで「自分は彼の母親を奪った」という罪の意識が消えず、心の中で葛藤する。 紆余曲折の末、男は息子に会いに行く事にした。4年前、妻の命日の翌日となった為に言えなかった「誕生日おめでとう」を言う為に。 というものです。フレデリック・ショパンの「バラード2番ヘ長調・作品38」にお話をつけてみた……つもりです。