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[ドイツ語]'グレーテュヘン'はなんの意味ですか。
いま皆川博子さんの「死の泉」をよんでいる外国人です。 文庫の75ぺーじに "けなげな働き者のかわいいマルガレーテ。グレーテュヘン。" という文章のなかで'グレーテュヘン'の意味をしりません。すみませんが、教えてください。 もし、この本の11ページの "地底六三○シューの深さ"とか"身長九シュパネン"の'シュー'や'シュパネン'という単位の綴りも教えてくださったらたいへん助かりになります。 検索してみましたが、見つかりません。
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皆川博子さんの本は読んだことがありませんが、 1.グレーテュヘン→ Gretchen 日本語の表記では「グレートヒェン」と書くのが普通です。 これはMargarete「マルガレーテ」という人名の愛称です。 Margarete のMarをとって発音しやすいように短縮すると、Grete(「グレーテ」)になります。これに「小さなかわいいもの」というニュアンスを表す接尾語のchen をつけるとGretchen になるのです。(中国語でも、親しみをこめて名前の前に“小”をつけて呼んだりしますね。) つまり、「マルガレーテ」、「グレーテ」、「グレートヒェン」は、同じ名前の違った呼び方で、前のものほどフォーマルになります。 皆川さんの文章に戻ると、ここで「グレーテュヘン」は、その前にある「かわいいマルガレーテ」を言い換えたにすぎないと思います。 2.シュー → Schuh(複数はSchuhe) これはドイツ語で「靴」という意味ですが、長さの単位としては「フィート」と同じで約30cmくらいです。 3.シュパネン → Spannen =Spanne(シュパンネ)の複数形 1シュパンネは、手を広げたとき親指の先から小指の先までの長さで、20cmより少し長いくらいです。
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- trgovec
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Margarete という名前の愛称形の一つに Gretchen があります。今なら「グレートヒェン」と書くのが一般的ですが実際の発音は「グレーチヒェン」とか「グレーチェン」のようにも聞こえます。Maedchen(メートヒェン)に由来する昔の俗語にメッチェンというのがあるように、昔は聞こえたように自由に書くことが行われていました。外国語の仮名表記のある程度の統一もなかったのです。 Gretchen はマルガレーテに愛称で呼びかけたものでしょう。 「シュー」は Schuh、「シュパネン」は Spannen(Spanne の複数。今ならシュパン(ネン)と書くのが一般的です)でともに長さの単位です。Spanne は「指尺」と訳され約20cm、Schuh は「尺」と訳されますが古い単位のようで詳しくは分かりませんでした。
お礼
どうもありがとうございました。またよろしくお願いします。
- Mumin-mama
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皆川博子さんの「死の泉」については全く存じませんが、 >けなげな働き者のかわいいマルガレーテ。グレーテュヘン。 は、マルガレーテMargarete、グレートヒェンGretchen とファーストネームとミドルネームなのではないでしょうか。 Gretchenという名前は戦前にはあったようですが、現在では古めかしい名前で現代人がこの名前を聞くと、Margareteという名の女の子に「グレーテルちゃん」と言うあだ名があるようにも思われます。 一度「マルガレーテ、グレートヒェン」で検索してみてください。 >地底六三○シューの深さ シューはSchuhと書き、古い尺度で足の大きさ約30cm、英語で言うフィート(feet)にあたります。 >身長九シュパネン シュパネンはSpannenと書き、古い尺度で、親指と小指を張った長さで約20cm、英語の(span) 1span=9インチ
お礼
どうもありがとうございました。大変参考になりました。
当該の本を読んだことはない者が回答するのもなんですが・・・。 ドイツの文豪ゲーテの『ファウスト』の第一部にマルガレーテという名の女性が登場します。 表記が若干異なりますが、彼女の愛称が確か“グレートヘン”でした。
お礼
FAUSTの「Der Nachbarin Haus」でお話した部分を見つかりました。 大変参考になりました。どうもありがとうございました。
お礼
どうもありがとうございました。大変参考になりました。