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水は大切に 水を大切に どちらが正しい
最近仕事で国語の大切さが肌身に感じています。 水は大切にしましょう。 水を大切にしましょう。 では国語の文法的にはどのように違うのでしょうか。 使い分けはあるのでしょうか。 よろしくお願いします。
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- pie-suke
- ベストアンサー率39% (112/281)
文法的に問いうならば、 「水を大切に」の「を」は対象を表す格助詞で 「水は大切に」の「は」題目の提示を示す副助詞です。 前者は単に大切にする対象が水であることを示しているのに対して、「は」の場合は、つまりこの話が「水」のことを話の中心にすえていることを強調しているわけです。「今は他はさておき水の話をしているんだよ。」といったろこでしょうか。
- kzsIV
- ベストアンサー率53% (238/446)
「です・ます体」のことを問題にされているのではないようですので、普通の表現にして 水を 大切にする。 水は 大切にする。 の違いを説明します。説明を簡単にするため、ここでは「大切にする」を1語として扱います。「大切にする」は他動詞で、目的語を必要とします。 おしゃべり の時には、 みんな、水 もっと 大切にしろよ。 と言えば、「水」が「大切にする」の目的語であることはわかります。けれど、ちゃんとした「話し言葉」や「書き言葉」では、それだけでは不十分です。「を」を付けて目的語であることをはっきりさせます。それが 水を 大切にする。 という表現です。これは「水」「大切にする」という二つの概念を並べただけであり、他のいろいろな表現の基本となるものです。 水は 大切にする。 は、基本表現 水(を) 大切にする。 の2語の間に「は」を入れたもので、2つの概念の論理関係が特別の状態にあることを示します。 水をば 大切にする。 と言ってもいいことになっていますが、あまりにも堅苦しい感じなので、ほとんど使われません。 2つの概念があるとき、両者の関係は4通りあります。 1 水を 大切にする。 2 水を 大切にしない。 3 水でないものを 大切にする。 4 水でないものを 大切にしない。 「水を大切にする」という文は 1 水を 大切にする。 だけを(正しいこととして)表現しています。もちろん 2 水を 大切にしない。 は表現していませんし、 3 水でないものを 大切にする。 4 水でないものを 大切にしない。 具体的にそれぞれ一例をあげれば 3’紙を 大切にする 4’自然を 大切にしない などということは、まったく表現していません。 「水は大切にする」という文は 1 水を 大切にする。 ということを(正しいこととして)表現しているのは、もちろんですが、さらに言外に 3 水でないものを 大切にする。 4 水でないものを 大切にしない。 を(間違ったことではないとして)表現しています。そして 2 水を 大切にしない。 ということだけは、(間違いなので)表現していないのです。結局 「水は大切にする」が表現しているのは 「水を大切にする。そして水でないものは、大切にするかもしれないし、大切にしないかもしれない。」 ということです。言外に「水以外のものは、大切にするかもしれないし、大切にしないかもしれない。」と表現してしまうので、「紙」や「自然」のことが関わってくる時には使えません。この文が使えるのは、「水以外のことは関係ないよ」という状況のときです。結果は「水」だけを取り立てることになります。 「水」が主題であるとき、 「水」が既情報であるとき、 などに使えるわけです。
- クメ ・ トラ (ニックネーム)(@786)
- ベストアンサー率50% (6/12)
立場によって変わります。(?)
お礼
今回、看板をつくるので困っています。 立場によって変わりますよね。 ありがとうこざいます。
- pasocom
- ベストアンサー率41% (3584/8637)
「水は・・」というと「水だけは・・」というニュアンスであって他のものは大切にせずとも、とにかく水こそは大切に。という感じです。 これに対して「水を・・」というときには他のものをどうするかというニュアンスが全くなく、水の話だけをしている感じです。 もちろんどちらが正しい、ということはありません。
お礼
ありがとうこざいます。
お礼
ありがとうこざいました。 とても勉強になりました。